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さらい屋五葉 第10話「汚い野良猫」

 第10話「汚い野良猫」

弥一の行方をさがしている昔の一。

お屋敷のぼっちゃん(一)がなくなったあと、
井戸に落ちてなくなったときかされました。
お墓の場所まではわからないといわれます。

まだ盗賊団にいたころのようで
江戸へ戻ってきて、
そこでしりあったのがおたけさん。

「あたしは たけ。

 おにいさん なんていうの?」


「弥一」

このときから自分のことを
弥一となのるようになったのか。

場面は現在へ。
おかみのそばでごろんと寝転んでいる一。
出合った時もずっとだんまりで
やっかいなものを
ひろいんこんだと思ったというおかみ。

「しかし 

 あんな汚い野良猫は

 なかったねえ。」


おかみさんからタバコをもらって吸う一。

長屋では幸が寝ているそばで
話をするおたけさんと政。

おたけさんは岡場所あがりだそうで
身請けしてくれたのが一。

でも一のいた一味のことは知らないそうです。

「一さんと長く付き合いたいなら

 関心を持たないこと。

 そうしてほしいって思ってるのが

 そぶりでわかるじゃない。」


わからないのが政・・。
いや、わかっていてもついきいてしまう政。

翌日、幸といっしょに江戸の町を散策する政。
きょうだいふたり、並んで団子を
頬張っている姿がなごみます。

そのとき、道で八木にばったり。
妹を紹介すると
屋敷にさそわれました。
でも一にいわれたから
即座に反応できず。

「おまえさん わかりやすすぎる。

 避けてるのが

 ありありとしてるぞ。」


結局お屋敷で、
兄と八木の剣の稽古を見学。

あっさり剣をとばされる兄をみて
剣の腕だけはすぐれていたはず・・と思う幸。

「わざとおまけになったので?」

「いや あの方がお強いのだ。」

一から、弱いことにしておきなとも
言われていた政。

「てんでばらばらのおれらが

 つるんでるのを やつは気づいてる。

 おめえさんは見た目通りの男を演じるんだ。

 これ以上 俺らに関心がむかねえように。

 とっつかまったら おしまいなんだぜ。」


八木とお茶をいただきながら話す政。
 
楓の葉をながめながら
この間墓参りをした男の話をします。

八木は昔は放蕩三昧で、
よく締め出しをくらっていて
ある大雨の日にしめだされていたところ
隣の三枝家の使用人の弥一が声をかけてくれたそうで
にぎりめしをふるまってくれました。
それがきっかけで親しくなり
三枝家の息子の誠之進とも知り合いに。

「あれもいいガキだった。

 ふたりともしんじまったのが

 俺には痛かったなあ。」


ある晩、酒を飲んでいたふたりをみつけた誠之進から
二人が仲がよいのですね、ときかれて

「よき友だ。

 おまえにもいるだろう」


と八木がたずねると

「おりませぬ。

 弥一しかおりませぬ。」


と答えるぼっちゃん。

「ふん。おまえも さびしいやつだな。」

そんな誠之進に自分も
友になってやるといってくれた八木。

一は最近、考え込んだままでおかしいと
心配する遊女たちですが

「ここ数日じゃなく

 浪人がきてからなんだよ」


とさすがによくみているおかみ。

弥一の肩にやけどのあとがないかと
政にたずねる政。
みたことがないのという政ですが

「しかしやつは おもかげが似ている」

という八木。

長屋にいた幸は、猫をさがして
外をのぞくと、そこには一とおたけさんが。

幸は郷里へ帰ることに。
だけど、この見合いは反対だと
一筆書いてほしいと兄にたのまれます。
自分の言葉でどうなるとも思えん
というと

「しっかりなさいませ!」

と妹に叱られた・・。

「今は ぶん兄様が家長なれど

 政兄様がおられるかぎり

 我ら弟妹は 政兄様にさからえませぬ。」


「帰れといったとき

 帰らなかったではないか。」


爆笑!!!

松をたずねていき
もらったかんざしのお礼をいう幸。

「あの・・私 郷里に想い人が。

 でも このかんざし

 もらっていても?」


「ああ」

「江戸の 思い出に」

松に好かれていると
思い込んでいる幸がかわいらしい。

「兄上。苦しいものですわね。

 私 罪深い女ですわ。」


御隠居をたずねて
左頬に大きな傷のある白楽一味の残党が
昔の仲間をおっているという話をする徳さん。
さがしているのは誠之進という男。
一味をうったのは誠之進だということに
なっているそうで。
徳さんに、つい最近あったばかりだけど
そのことをだまってくれるようたのむ御隠居。

「このことを 

 梅殿に知らせねばならん。」


桂屋では遊女たちにかこまれて
ほんとに困っている政・・。

楽しい話をきかせてくれとせがまれますが

「バカだねえ。

 楽しい話なんてきいたら

 故郷が恋しくなるだけだよ」


という言葉に雰囲気がかわります。

めずらしく空気をよんで
菓子をかってくるとでていく政。

「気のきく男になっちゃって」

「もともと先生はああだよ。

 心根が優しいのさ。」


おかみからは

「よけいなことは しないでおくれ」

といわれます。

「女たちは 郷里を思い出すと

 さびしくなる。

 ならば ここでの生活が

 苦ばかりでなければ
 
 郷里を想い

 悲哀にくれることも

 少なくなるのではないかと。」


「案外前向きな男だね。」

「たぶん 弥一殿からの

 受け売りでござろう。

 『その日その日を楽しむ』。

 それをきいて、なるほど と。

 弥一殿のおかげでござる。」


政がでていったあとに

「自分にできないことを

 人におしえちゃいけないよ 一」


とつぶやくおかみ。

橋の上で川をみつめながら
過去を思い出している一。

「邪魔になりうるやつは 

 すべて消せ」


という仁(盗賊団の男)の言葉と
さらわれたときのことを思い出し
懐から刀をとりだします。

八木を待っていた政。

「八木殿。」

「なんだ?」
 
「先日 気にかけておられたことだが

 弥一どのの肩に

 やけどのあとはござらん。」


「しらべてくれと 

 頼んだ覚えはないぞ。」


「一応 お伝えしておいたほうがよいかと」

「ああ。今度 蕎麦でも食おう。」

とわかれたあと

「嘘をつくのが下手な男だ。秋津は。」

と八木。

「やはり 誠之進か。」

また過去。
楓の木をみあげながら
誠之進をはげましてくれた弥一。

「誠之進様。

 自信をおもちなさい。

 あでやかで とても立派だ。

 誠之進様のやけどのあとは

 この楓と 同じでしょ?」





弥一は過去をひきずったまま
一向に前へいけないようで
残り少ない(?)話数で
ちょっとは希望がもてるようになるのか。
政はその天然さでなんとかしてあげてほしい。

八木は五葉を怪しんでるわけじゃなく
あのときの子どもが弥一なら
友だちだったから気にかかっていたのか。
イチじゃない本物の弥一が今も生きてたら
状況もいろいろとかわっていたろうに。

幸に一応言い返す政に大笑いでした。



秋津政之助:浪川大輔
弥一:櫻井孝宏
おたけ:大浦冬華
梅造:高塚正也
松吉:内田夕夜
八木平左衛門:木下浩之
お絹:高梁 碧
ご隠居:宝亀克寿









2010.06.23 Wednesday 17:11 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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