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ドン★キホーテ 第8話

第8話



中学校へ特別授業にやってきた
児童相談所の西脇さんと鯖島(見た目城田)。

「きみはひとりじゃない
 
 〜児童相談所の今を知る〜」

一生懸命、西脇さんがしゃべっているのに
中学生たちは話をきかずに私語。
それをみて
マイクを奪い取って叫ぶ鯖島(見た目城田)。

「お前ら 静かにしろ!!

 ひとの話は黙って聞く

 そんなことはな

 幼稚園のガキでも知ってるぞ!

 チッ ったく この野郎。

 こんな くそ暑ぃのに頭に血が上るよ。

 あぁ!?お前らは 幼稚園のガキ以下か?

 あ? お前ら ガキ以下か?

 そうじゃねえだろ。

 お前らはな

 日本の将来を背負って立つ

 花の中学2年生だろ!
 
 チッ よ〜し。

 それが ひとの話を聞く態度だなぁ?

 そんなお前らに 俺が学んだ

 人生哲学を披露してやろう。

 世の中にはな大事な3つの道がある。

 いいか? 3つの道だぞ。

 その中でも

 一番大事な道っていうのはな…。」

「さっき いったの やってみろさん はい。」

 
「ガン ドン ズド〜ン!」

「そういうこと。」

話が終わったら拍手で見送られ
帰りにはサインまでねだられました。

校長・教頭からも絶賛。

「生徒達を静かにさせるだけでなく

 まず 感動させるなんて

 本当に お見事でした!」

「ハハハ…! いやいやいや…。」

「特に 3つ目の道の お話。

 深く考えさせられました。」

「いやね 僕も 

 波瀾万丈な人生 送って来てますから。

 そりゃもうガン ドン ズドンと… ね。」

教師にまでスカウトされますが
謙遜する鯖島(見た目城田)は
ますます高評価。

「さすが まさに

 児童相談所の希望の星ですね!」


「希望の星?

 気に入った!」


立ちあがって
校長と握手をかわす鯖島(見た目城田)

「星っていうのは 好きなんですよ

 菅原文太のね 『デコトラ 一番星』。」


そこへはいってきた岩倉先生。

「実は 生徒のことで

 児童相談所の方にご相談がありまして。」

「どうしました?」

「私 2年1組の担任をしております

 岩倉貴子といいます。」

「岩倉貴子…。

 あんた 『京浜北中』に通ってた?」

「え… はい。」

「あだ名は 『オタカ』。」

「どうして私の あだ名を?」

「鯖島って覚えてる? 鯖島 仁!」

「鯖島… ええ 覚えてます。」

「いや〜 久しぶりだなぁ。」

「城田 どういうことだ?えぇ?」

「あぁ あの… 鯖島さんと この人

 中学の同級生なんですよ。」

「何で 城田さん 知ってんの?」

「いや〜 変わらないね うん。

 あっ そうだ もしよかったら

 写真1枚 どうですか?

 おい 幸子 撮れ 早く早く…。

 じゃ 笑って笑って。」

幸子に二人並んだ写真を
撮らせる鯖島(見た目城田)。

貴子は不登校の生徒のことを
相談したいとのこと。

「実は うちのクラスの生徒が

 1人 2学期になっても学校に来なくて。」

「その話 俺に詳しく聞かせてください。

 オタカ。」

部屋にもどってきた城田(見た目鯖島)。

トカゲのアレックスの様子が
おかしくペットショップにいくと
店長にはあっさりかわされますが
店員さん(友子)が親切に
声をかけてくれました。

「あぁ〜 このコ 夏バテですね。

 胃や腸の負担を軽くしてあげて

 サプリメントあげたら
 
 1週間くらいで よくなりますよ。」

「ホントですか!? よかった〜。」

「ヤモリ 好きなんですか?」

「はい アレックスは僕の親友なんです。」

「フフフ…。」

「何か変なこと いいました?」

「あっ いや だって…

 ヤモリが親友だなんて そんな人 初めてだから。」

「やっぱり変ですよね。」

「あぁ いえ 全然!

 あの…素敵だと思います。」


城田(見た目鯖島) 恋に落ちた?


さっきの貴子からの相談をやる気満々の城田。

「どうしたの?急に やる気出しちゃって。」

「また何か 企んでんじゃないでしょうね?」

「あのね 俺は

 児童相談所の何て呼ばれてんだっけ?

  西やん。」


「『希望の星」?」

「そう 希望の星だよ。

 ねぇ 俺以外に誰がやんの?やれんの?」


完璧に調子にのってます。

「いいじゃない。

 じゃあ 明日は城田君に頑張ってもらいましょう。」

マンションの部屋で話す城田と鯖島。

「へぇ〜 幼なじみと再会。」

「ああ 俺も こんな所で会うとは思わなかったよ。」

「いや〜 それは素敵な話ですねぇ。」

「あぁ この人…

 まぁ この顔は僕ですけど。」

「そんなもんはこうしちゃえばいいんだよ。」

顔を自分の顔にかえる鯖島(見た目城田)。

「いや こいつさ学級委員長だったんだよ。

 ホント 口うるせぇ女でよ。
 
 俺がケンカしたり

 授業ふけたりするたんびに 注意して来んだよな。

 まぁ でも 今 思えばしっかりした女だったよな。」

「それって 鯖島さんのこと

 好きだったんじゃないですか?」

「やっぱり? そう思う?」

「はい。」

「いや 俺もさぁ こいつの正直なところ

 結構 好きだったんだよな〜。」

「はぁ〜 好き…。」

「いや つったって お前中学校の時の話だぜ。

 でも 一応あゆみには内緒にしておけよ。」

「はい フフっ。」

「あ… あっ そうだ。

 あっ そうだった〜!」

「えっ 何かあったんですか?

「いや 実はさ 俺 こいつに

 デカい借りつくっちゃってたんだよ。」


鯖島の過去。

貴子の給食袋からお金をとったのに
疑われた鯖島をかばってくれたのが貴子。

「みんな もうやめて!

 確かに鯖島君は 乱暴者だしみんなに嫌われてる。

 かつあげだってするし給食のおかずも脅し取るわ。」

「オタカ! てめぇケンカ売ってんのか!」

「でも黙って 他人のもの取るような

 卑怯なマネはしない。

 絶対に!」


回想おわり。

「で その盗んだお金ちゃんと返したんですか?」

「いや すぐインベーダーゲームにつぎ込んじゃってさ。

 いや 返そう返そう思ってるうちに

 引っ越しちゃったんだよな。
 
 俺としたことが完全に忘れてたよ。」

「何やってんですか もう。」

「でも ここで会ったってことは

 何かの縁なのかな?」


「そうですよ 今度こそ ちゃんと

 『ごめんなさい』って言葉

 オタカさんに届けましょう。」


「いや〜 でも 謝りたいけどさぁ

 30年も前の話だし

 そもそも俺達

 入れ替わっちゃってるしな。」


「でも 今再会したのも

 何かの縁だって

 いったばっかりじゃないですか。」


「ん〜 そうなんだけどさぁ。

 あっ そうだ。

 今 頼まれてる登校拒否のガキも

 こいつの教え子だし

 そんでついでに金も返しちゃえば…。

 おぉ 一石二鳥だな!よし 決まった!

 しかもさ 今 俺 児童相談所の

 何て呼ばれてるか知ってる?」


「さあ?」

「希望の星だよ。

 お前 希望の星なんて

 なかなか いわれねえぜ?」


「な〜に 調子に乗ってんだろうな。」

「あれ? ここに置いてあった

 お前の気持悪いトカゲどうしたんだよ?」

「き… 病気になって

 完全看護が必要なんで

 鯖島組に持って行きました。」

「お前 バカ野郎!」

「えっ?」

組へ帰るときこえてきた
あゆみの悲鳴。

アレックスを怖がるあゆみ。
アレックスはつかまって
素焼きにされそう。

「ダメ! 焼いちゃダメ!」

「城田さんからの預かり物…。」

「病気で完全看護が必要だから

 預かってほしいって頼まれたんだ。

 怖かったね アレックス。」

「かしら 平気なんすか?」

「うん 大好き。」

「しかし ねえさんこういった生き物が…。」

あゆみに頼みこむ城田(見た目鯖島)。

「あゆみ 頼む。

 一週間だけおいてやってくれないか。

 このとおり。」

「はぁ ホントに1週間だけですよ。」

「ありがとう! あのね

 よく見るとね かわいいんだよ。」

「イヤ〜!!あっち行って! あっち!

 うわ〜! イヤ〜!」

あゆみ、逃げていきました。

「何で分かってくんないかなぁ…。」

児相へやってきた貴子。

「高橋君のことどうぞ よろしくお願いします。」

「大丈夫 俺が必ず何とかしてみせますから。

 あとね借りは きっちり返しますから。」

「は?」

そこへ高橋くんと母親もやってきました。
鯖島(見た目城田)が挨拶して
別室で面談することに。

「大丈夫かなあ」と心配する幸子に

「幸子 悪いけどフォローしてあげてくれるかな。」

というミネコ。

「何で私が?」

「メンタルフレンド登録したでしょ?

 圭太君の話し相手 やってあげて。」

「まぁ いいけど。」

高橋君は2年生になって明るく
がんばっていたのに
6月の終わりごろからおかしくなったとか。

高橋君と話をしながら
外へ連れ出す鯖島(見た目城田)。
散歩といいながら
学校へつれていこうとすると
校門前ですわりこんで泣き出してしまいました。

「ちょっと 城田さん!何してるんですか!」

「オタカ!」

「高橋君 大丈夫?」

「うん。」

「どういうお考えがあって

 こんな乱暴なマネ したんですか?」

「いや  どういうったって…

 そんな泣くことでもないしね。

 おい 幸子 お前も何で来てんだよ。」

そこへやってきた女生徒 マナが声をかけました。

「高橋君? 学校 来たの?」

しかし高橋君、逃げていってしまいました。
追っていく鯖島(見た目城田)。
そのあとマナに声をかける幸子。

「ねぇ 高橋君の知り合い?」

「あぁ クラスメートです。家も近所で…。」

「あの子が学校に来なくなった理由

 何か 心当たりないかな?」

鯖島(見た目城田)は
児相でみんなに無神経だと
せめられました。

「城田 お前 何考えてんだよ。」

「無神経にも程があるわよ。

 何で そんな ひどいことしたのよ。」

「まぁ つい うっかりっていうか

 ホントは 学校行きたいんじゃねえかなぁとか

 思っちゃったんだよ。」

「彼は学校に行くのが辛いの 恐怖なの

 それを無理やり連れて行くなんて

 少しは 彼の心を理解しなさいっていうの

 ホントに もう。」

「理解しろっつったって

 いきなり泣く男 理解できねえ…。」

幸子がマナからきいた話を説明。

「あの子 点数つけられたんだって。」

「今日 学校で会った

 あの子のクラスメートに 話 聞いたの。」

クラスの女子が 男子の見た目や 性格
成績運動神経を総合判断して100点満点で採点
していて、高橋君は39点。

「あのさ こういう場合

 あいつを立ち直らせるには

 どうしたらいいのかな?」

「それは彼に

 自信を持ってもらうことでしょうね。

 そのためには 彼のいいところを

 1つでも見つけてあげないと。」

「いや いいところっつったって

 あるか ないかでいったら 

 ないんじゃねえの?」

「だから そういうふうに彼を否定しないの。

 学校に行かないっていうことも

 認めてあげないと。」

「案外 厄介なんだなぁ登校拒否っていうのもよ。」

「ほほう 珍しく悩んでんじゃねえかよ。

 ん? いいぞいいぞ 悩め悩め。

 児童福祉司はな

 そうやって成長して行くんだぞ おい。」

「今回の失敗がいい薬になったんじゃないの?」

「今度は もっと謙虚にね。」

「はいはい。」

「頑張ってください「児相」の希望の星。」

「やめろよ 西やん。

 何で そんな嬉しそうなんだよ。」

そして高橋君と話させてほしいという幸子。

ペットショップにいった城田(見た目鯖島)。

親切な店員さんの友子に、妻が爬虫類苦手で
といってしまって一生懸命言い訳。

「いや あの妻がいるといってもですね

 中身は独身なんです。

 ホントは あの…
 
 外見だって

 こんなふうじゃないんですよ!

 何の因果か もう
 
 こんなことになってしまって…。」


店をでたあと妄想・・。

「あっ 内野さんも はちゅう類お好きなんですか?」

「ええ 大好きです!」

「じゃあ 僕と 気が合いそうですね」

「もしよかったら 僕とお友達になりませんか?」

「友達ですか… あの できれば

 彼女にしてほしいです!」

「なるほどですね 僕は構いませんよ」

「嬉しい!」

口をちかづけてキスしようとしたら・・
ショウウィンドウにうつったのは鯖島の姿。

「不条理だ。」

鯖島と話す城田。

「鯖島さん!」

「あぁ?」

「僕 今日ほど 元の姿に

 戻りたいと思ったことありません!」


「何だよ 急に。」

「だって こんなんじゃ

 好きな人ができたって

 気持 伝えられないじゃないですか。」


「何? お前 好きな人できたの?」

「はい こんな気持

 生まれて初めてです。」


「あれ? お前 まさか 

 あゆみじゃねえだろうな?」

「いえいえ…!ペットショップの店員さんで

 内野友子さんって人です。」

「内野さん… ウッチ〜ね。」

「それ何? 」

「そのコ かわいいの?」

「そりゃもう!」

「何だ お前 最高じゃねえかよお前。

 じゃ 恋しちゃったんだ?」

「はい ヘヘっ。」

「でも… 俺の顔で?」

「ええ… ですね。」

「だから 多分…。」

「叶わないでしょうね。」

「そうかぁ。」

「はぁ〜。

 気持を伝えたくても

 伝えられないってのは
 
 ホントに辛いですね。」


「まぁな。」

「はぁ そういえば 

 例の不登校の子 どうなりました?」

「いや それが さなかなか厄介なんだよ。」

「焦っちゃダメですよ。

 そういう場合は 

 本人が その気になるまで

 好きなだけ 学校を休ませたほうがいいんです。」

「でも お前さ そんな のんきに待ってたら

 オタカへの借り 返せねえし さう〜ん…。」

鯖島(見た目城田)と幸子は高橋君の家に。

ドアをあけてくれず
幸子だけ中にはいりました。

「昨日 あの後君と同じクラスの

 水木マナちゃんと話したの。
 
 クラスの女子が男子を採点したんだってね。

 マナちゃんとは 2年になってから

 初めて同じクラスになったんだって?

 席も隣同士なんでしょ?」

「うん。」

「私の勘違いだったら謝るけど

 圭太君 あの子のこと…。

 だから 2年生になって

 急に部活や勉強張り切ったんだね。」

鯖島(見た目城田)も中へ。

「おい その話 ホントかよ?」

「まだ 話 終わってないんだけど。」

「ヘヘヘ おい 圭太

 お前かわいいとこ あんじゃねえかよ。

 よ〜し 俺に任せろ。

 お前ら2人の仲俺が取り持ってやるよ。」

「えっ?」

「まだ好きとも嫌いともいってないでしょ。」

「男ってのはな 惚れた女ができたら

 ガン ドン ズドンと行くもんよ。

 なっ お前も 彼女できたら

 嬉しくて 学校行っちゃうでしょ。

 なっ よし…。」

「余計なマネしないでよ!」

「何だよ お前。」

「これ以上 僕に 恥かかせないでよ。」

「マナちゃんは圭太君の気持 知ってんの?」

「いっても どうせ無駄だし。」

「そんなの やってみなきゃ分かんねえだろ!」

「だって 僕39点だよ。」

「お前さ 本当に そう思ってんの?」

「だって 僕頭も顔も悪いし。

 運動神経ないし性格だって こんなだし…。

 もういいよ。

 彼女も もうすぐシンガポールに転校しちゃうし。」

「だったら何だよ?

 お前な 伝えられるっていうのは

 幸せなことなんだぞ。

 世の中にはな

  伝えたくても伝えられないヤツがいるんだよ。

 おじさんが 若いコに

 恋しちゃったり

 堂々と名乗れないから謝れなかったり。」


「城田さん 何? 急に。」

「だから まぁ… とにかく!

 お前は 恵まれてんだぞ!」


「僕のことは もう ほっといてよ!

 水木にも絶対 余計なこといわないで。」


またペットショップにきた城田(見た目鯖島)。
携帯のアドレス交換をしてもらいました。
うきうきしながら組に帰る城田(鯖島)。

「かしら シイ〜〜!」

あゆみがアレックスに近づいて
ひい〜といいながら何度も
くりかえしていました。

「何やってんの?」

「トカゲに慣れようと

 かれこれ1時間 頑張ってます。」


「何のために?」

「もちろん かしらのためですよ。」

「俺の?」

「頭が好きなものを

 自分も好きになろう

 そうやって 努力なさってるんです。」


「あゆみ・・・。」

貴子と話す城田(見た目鯖島)。

「クラスの女子が男子を

 採点してたのは事実でした。

 ただ 担任の私の所まで 

 報告が上がってなくて

 ホント 恥ずかしい話です。」

「いやいや こちらこそ 

 昨日は ムチャしちゃって。」

「城田さんには

 城田さんのお考えがあったんでしょ?」

「ええ まぁ…。」

「そういえば鯖島君 どうしてます?」

「あ〜… ええ 元気にしてますよ。」

「彼 授業はサボるわ ケンカはするわ

 とにかく手に負えない子だったんですよ。」

「えっ?」

「でも どこか筋が通ってて 男らしかったな。」

「ハハっ 男らしい…そうですね! ハハハ!」

「それに すごくシャイな子でした。」

「シャイ?」

「私が 3学期の途中で転校したんですけど

 その時 彼だけが…。」

回想。

窓から外をのぞいていた鯖島。
目があうとしゃがんで
かくれてしまいました。

「あの〜あなたの給食費が

 盗まれたじゃないですか 中学ん時。」

「給食費?」

「ええ それで 鯖島さんが疑われて 責められて。

 『お前が盗んだんだろ』とかいわれちゃって。」

「そんなこと あったかしら。」

「ええ。

 あれ…?

 まさか 覚えてないんですか?」

「ちょっと記憶にありませんね。」

「そんな〜。」

部屋にもどると城田(見た目鯖島)がいました。

「おう 何だよ お前 来てたのかよ。」

「鯖島さん 僕 決めました。」

「何を?」

「この体でいる限り 

 誰かを好きになったりしません。」

「お前 何だよ 急に。」

「だって あゆみさんの思いを裏切れません。」

「あぁ?」

「この体でいる限り 僕は鯖島さんを演じます。」

「じゃあ 何 ペットショップのウッチ〜は?」

「明日 アレックスの礼をいって 

 さよならして来ます。」

アドレスを消す城田(見た目鯖島)。

「あぁ!何やってんだよ お前。」

「僕のことは もういいんです。

 それより 例の男の子どうなりましたか?」

「あぁ あれね もういいの。

 あいつのことは西やんに任せたから。」

「ちょ… どうしてですか?」

「いやさ オタカの野郎
 
 すっかり忘れてたんだよ。

 給食費 盗まれたことも

 俺のこと かばったことも

 全部 覚えてねえんだとよ。」

「そうだったんですか。」

「はぁ〜俺一人で盛り上がっちゃって

 何か バカみてぇだよな〜。」


「鯖島さん それでいいんですか?」

「何が?」

「借り 返さなくて いいんですか?」

「そりゃ 覚えてねえのは

 しょうがねえだろ。

 まぁ 金は どっかで返しとくよ。」


「でも 鯖島さんの心の中では

 ずっと引っかかってたんでしょ?

 悪いことしたって思ってたんでしょ?

 だったら ちゃんと

 『ごめんなさい』って伝えなきゃ。

 大事なこと言いそびれると

 胸ん中 ムズムズしませんか?」


「うるせぇな!

 俺が いいっつってんだからいいんだよ!」


「でも 今 胸ん中 ムズムズしてるでしょ?

 ムズムズしてるはずですよ!」


「何だよ? ムズムズ ムズムズ!

 お前 水虫かよ!

 チッ お前さ もう帰れ早く 帰れよ。」


「帰ります。」

「おう 帰れよ!

 ったく 何が 『ムズムズしてるでしょ』

 とかいって… 何だよ。」


「水虫じゃありません。」

めずらしく口げんかになってしまいました。

カフェで勉強をしている幸子と明石。

「好きって気持ちを伝えるのって

 難しいのかな?」

「えっ?何だよ? 急に。」

「ううん 何でもない。」

そこへエリとヒカリが。
高校へいくために勉強をしている幸子を
やっても無駄とバカにすると
明石がかばってくれました。

「『どうせ』って何だよ?

 そんなのやってみなきゃ分からないだろ。」

エリを追おうとする幸子をとめる明石。

「いいから 勉強 続けよう。」

夜、買い物帰りの高橋くんは
自転車のチェーンが外れて
困っているマナをみかけます。

「高橋くん。」

「チェーン 外れたの?」

「困っちゃった。」

「直そうか?」

「大丈夫?」

「うん。」

飛行機は明後日。
その後会話も続かず
自転車も直らないけど
お別れ会にいってしまうマナ。

「じゃあね。」

ペットショップにやってきた城田(見た目鯖島)。

「あの〜今日は 内野さんは?」

「あ〜 昨日付で辞めたよ。

 アパート引き払って

 長崎の実家に戻るって聞いたけど。」

「えぇ〜!?」

学校へやってき鯖島(見た目城田)と西脇。

「まっ 確かにな〜 いや 何だかな〜。」

「どうした? 城田。」

「いやね 胸の奥の ムズムズが消えないんですよ。」

「ムズムズ?」

「うん ムズムズ。

 何か この辺が。」

「この辺が?」

高橋君の担当を西脇さんが引き継ぐことになり
挨拶にきたふたり。

「あれ? 岩倉先生 今日お引っ越しのはずですけど。」

「引っ越し!?」

「ええ ちょっと 急な話みたいで。」

「おかあさんが倒れてしまって

 ご実家に戻って 同居されるとか。」

「マジすか〜!

 あの オタカ今 どこにいるんですか?」

「空港に向かうバスに乗ると

 いってらっしゃいましたけど。」

「空港…。」

と走りだす鯖島(見た目城田)。

組に帰ってきた城田(見た目鯖島)。
赤いオープンカーをみがくヤス。

「かしら どうですか?

 この車10年ローン組んでやっと買えました。

 なかなか渋いっすよね。」

「うん いい車だね。」

そこへ鯖島(見た目城田)から電話。

「おい!

 駅前のバスターミナルに急いで来い!」

「えっ? 何でです?」

「緊急事態だ 急げ!」

「はい。」

ヤスから車をかりる城田(見た目鯖島)。

空港行きのバス乗り場にやってきた高橋くん。
マナはバスに乗り込んでしまいました。

そこへやってきた鯖島(見た目城田)。

「おい お前 バスは?」

「えっ 今 出たけど…。」

「うわ〜 マジかよ。

 あれ? っていうか お前

 何で ここにいんだよ?」

「えっ?えっ?えっ あっ えっと…。」

そこへ城田のオープンカー。

「あぁ 来たか!

 よし! バス追うぞ!」


「えっ!?」

「何かさ やっぱお前の言う通りだよ。

 大事なこと 言いそびれたから

 胸のムズムズが消えねえんだよ。

 このままじゃ一生 ムズムズ地獄だ!

 よし! バス追うぞ!」


「いや… でも 僕 道 分かんないし

 これ ナビ付いてないんですよ。」

「何で 分かんねえんだよ!

 おっ お前 分かんだろ?

 何か 分かってるような顔してるよ

 よし いいから行くぞ!

 ほら 乗れ! よし 行くぞ!」

無理やり高橋くんを抱き上げて
車に乗せ、空港へ。

バスをみつけ早く急げと煽る鯖島(見た目城田)。
バスの横を並走。

「おい どれだ? どこに座ってる?

 おい どれだ? どれだ?おい どれだ? どれだ?」

「あっ と… 友子さん!?」

「えっ?友子って お前 あのウッチ〜か。」

「ほら あの前…。」

「何で いんだよ。」

「あっ 水木。」

「水木? 水木ってお前が好きな女の子か?

 何だよ このバス すごいな!」


爆笑!!

「おい! オタカ! オタカ!

 お〜い おい! オタカ!

 おい! オタカ〜!

 オタカ!

 中学ん時 給食費 盗んだの俺なんだよ!

 ごめんよ〜!

 オタカ! ごめんよ〜!」


窓から顔をだす貴子。

「えっ? 何?」

「給食費 盗んだの 俺なんだよ!」

「はい?」

「給食…何度もいえるか! バカ野郎!

 タァ!」


マナと目があう高橋君。
マナがずっとこっちをみていました。

「水木 水木好きだ〜

 水木 好きだ〜!」


「何で お前まで 便乗してんだよ。」

「好きだ〜 水木!

 好きだ〜! 水木 好きだ〜!

 水木〜 好きだ〜! 水木!」


「さようなら。」

「水木 好きだ!

 水木〜 好きだ〜!

 水木 好きだ!」


マナは手をふってくれました。

「僕も 胸のムズムズ

 解消していいですか?」


「えっ?」

「友子さ〜ん!

 ホントは このハゲは

 僕じゃないんです!」


「おい!」

「ホントの僕は この隣にいる

 色男が僕なんです!

 元に戻ったら きっときっと

 迎えに行きますから〜!

 友子さ〜ん!

 友子さ〜ん!!」


「ヤダ。キショ。」

「友子さ〜ん!」

「おいおい 前 向けよ オラ!」

「友子さ〜ん!」


「この人 何いってんの?」


「友子さん。」

「圭太 気にすんな この おじさんな

 ちょっと頭のネジ 緩んでんだよ。」


「友子さ〜ん!」

車をとめて飛行機をみあげる3人。

「僕の声 聞こえたかな?」

「そんなん

 どうだっていいじゃねえかよ。

 聞こえたんじゃねえ?」


「そうだね ムズムズ消えたし。」

「あぁ?」

「僕 39点でもいいや。」

「僕は!

 僕は絶対 元の姿に戻るぞ〜!!」


「この おじさんね

 まだネジが緩んでるみたい。

 ハハハ…。」


笑う鯖島(見た目城田)。

高橋君は学校へ行きました。
校門でたちどまって
校舎をみあげてから中へ。

児相にも高橋君が学校へきたという
連絡がはいりました。

「城田君岩倉先生 話 したいって。」

「えっ? オタカ?はい。

 もしもし お電話 代わりました。

 あの〜 引っ越したんじゃなかったでしたっけ?」

「ええ 引っ越しましたよ 隣町の実家に。」

「おいおい 勘弁してくれよ。」

「城田さん おかげさまで

 圭太君 元気に来てくれました。

 ありがとうございます。」

「いえいえ まぁね

 僕も 児相の希望の星ですから ええ。

 いつでも ムズムズしたら連絡くださいよ。

 あっ そんなこと 圭太が…あぁ そうですか。

 ちょっと今度

 ちょいムズムズ残ってるんで

 伺いますんで ええ。」

鯖島組ではダンス。

「あなた。」

「あゆみ!」

「あなた!」

「あゆみ!」

あゆみとダンス。

給食費を手に歩く鯖島(見た目城田)。

「よ〜し これをオタカに

 返したらやっとスッキリだよ。

 ヘヘヘ…。」

そこへあらわれた鯵沢。

「城田さん。

 この間は うちの総長が世話になったな。

 しかし まさか

 児童相談所の職員だったとはな。」


「俺に 何の用だ?」

「あんたと鯖島の秘密

 握らせてもらったよ。」





ああ 今日もおもしろかった!
それぞれの胸のむずむずを解決するのに
みんなおんなじバスに乗ってるという
都合のいい展開!
「このバスすごいな!」に爆笑でした。

結局、城田(見た目鯖島)だけ
気の毒な結果になってたけど。

鯖島と城田で、結局高橋君を
救ってあげられました。

あゆみもいい人だし・・。

鯵沢がつかんだ秘密、
入れ替わりのことは気づいてないだろうし
(ふつうは信じない)
しょうもないことなんだろうけど・・
次は9話だし、そろそろしめにかかるかな。
予告をみたらそうでもないか??



城田正孝   松田翔太
鯖島 仁   高橋克実
鯖島あゆみ  内田有紀
松浦幸子 成海璃子
兵藤大介 松重豊
水盛ミネコ 小林聡美
明石     菅田将暉




















2011.09.03 Saturday 23:28 | comments(0) | trackbacks(4) | 
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ドラマ「ドン★キホーテ」第8話感想「恋の...
3つの道のガン・ドン・ズドーン!!中学で児相が講義をすることになり、西脇と鯖島がその役を担うのだが・・・子供たち、めいめいにおしゃべりして誰も話を聞かない。それに怒った...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2011/09/03 11:45 PM |
ドラマ「ドン★キホーテ」 第8話 感想「恋の絶叫ドライブ」
3つの道のガン・ドン・ズドーン!! 中学で児相が講義をすることになり、西脇と鯖島がその役を担うのだが・・・子供たち、めいめいにおしゃべりして誰も話を聞かない。 それに怒った鯖島は、子供たちを怒鳴りつけ、黙らせてしまう。 そこでいつもの調子でガン
| ★☆TB黒衣の貴婦人の徒然日記☆★ | 2011/09/03 11:45 PM |
ドン★キホーテ (第8話 9/3) 感想
7/9から日テレで始まったドラマ『ドン★キホーテ 』(公式)の第8話『恋の絶叫ドライブ』の感想。 今回は連続ドラマらしい仕上がりだった! 先週と脚本家が交代したせいか、今週は幸子(成海璃子)周辺のエピソードも進んだし、鯵沢(小木茂光)がいよいよ二
| ディレクターの目線blog | 2011/09/04 12:21 AM |
ドン・キホーテ 第8話
城田(松田翔太)は中学校の教師・貴子(宮田早苗)から、登校拒否の生徒・ 圭太(伊藤凌)の相談を受ける。 翌日、圭太が母親と共に児童相談所にやって来た。 ミネコ(小林聡美)は口の重い圭太に、メンタルフレンドとして幸子(成海璃子) を付ける。 城田は圭太
| ぷち丸くんの日常日記 | 2011/09/04 4:33 PM |