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家政婦のミタ 第6話

第6話



結(忽那汐里)たちは、訪ねてきた義之(平泉成)に
養子になるよう言われ、あぜんとする。
しかも、恵一(長谷川博己)にはすでに
話してあるという。後日、結はうらら(相武紗季)に
促されて再び義之と会うが口論となり、
義之やうららに暴言を吐いてしまう。
一方、恵一は美枝(野波麻帆)が名取(関戸将志)に
もて遊ばれていることを知る。そんな中、
翔(中川大志)に頼まれた三田(松嶋菜々子)が、
養子の件を確かめるために、恵一を訪ねてくる。





義之をむかえる三田さん。

彼氏の家にいた結。
またやっちゃったらしい。

帰宅すると玄関に三田さんがいました。

「おじいさまがいらっしゃってます。」

義之とむきあってすわっている弟妹たち。

「 座れ。翔達には 今 話したところだ。

 結 お前もウチの養子になれ。」

 お前達の将来のためには

 それが一番いいんだ そうしろ。」

「ちょっと待ってよ!

 いきなり そんなこといわれても。」

「それに 俺達だけで決められるわけ?」

「お前達の父親には もう話した。

 あの男 一体 どうしたと思う?」

「返事もせずに 逃げ出したんだ あの男は。

 お前達だってな 母親を自殺に

 追い込んだ男が許せないから 
 
 追い出したんだろう?

 だったら 養育費も生活費も 
 
 もらうのもやめて いってやれ!

 『ウチの養子になる』とな。」

「おじいちゃん 『ようし』って何?」

「ハハハ…!

 おじいちゃんのな子になるってことだよ。」

「おじいちゃんは希衣のお父さんじゃないもん。」

「お前達の父親はな 

 お前達を育てることを放棄したんだ。」

「『ほうき』って何? お掃除するの?」

希衣かわいい!

「そうじゃ ない。

 あの男は 父性のかけらもない。」

「『ふせい』って何?」

「父性というのは あれだ
 
 「父」と性格の「性」と書いて…え〜…。」

そこで三田さんが助け舟。

「父性とは 父親なら本来持っているべき

  愛情のことですが 母親と違い

 実際に子供を産まない父親に

 そんなものが存在するのか疑問だという人もいます。」

「何だ その説明は。

 席を外してろといったはずだ。」

「申し訳ありません。

 うららさんが いらしたので。」

うららはあいかわらず
ついていない・・。

「何をやっとるんだ お前は!

「だから 怒鳴らないでよ!

 だから 結ちゃん達に嫌われんのよ

 まだ分かんないの?」

「とにかくな お前達の父親にいっておけ。

 『ウチの養子になる』と。」

「何いってんの 結ちゃん達のためには

 お義兄さんが元通り ここに帰って来るのが

 一番いいんだって!

 みんな安心して。

 私がお義兄さんの所に行って来るから。

 『養子になんかしない』って

 はっきり いってやれ」って。」

「そんなことをなこいつらは望んでない!」

「勝手なこといわないでよもう帰るよ 早く!」

義之をひっぱって帰るうらら。

「どうすんだよ お姉ちゃん!」

「お姉ちゃん!」

「ほっときなさいよ! あんな2人。」

「ちょっと待てよ!そんな無責任なこというなって!」

「何とかしたほうがいいんじゃないの? お姉ちゃん。

 うらら達が これ以上余計なことしないように。」

「じゃあ どうしろっていうのよ。」

「俺達 話し合ったんだけどさ

 やっぱり お父さんに

 会いに行くしかないと思うんだけど。」

「何? それ。」

「だって このまま 今みたいな生活

 続けるのにも 無理あるしさ。」

「俺の三者面談とか自治会も 

 結局 お父さんが行くことになったし。」

「それは あんた達が勝手に決めたんでしょ?

 私が知らないうちに。」

「じゃあ 頼んだら 

 お姉ちゃんが行ってくれたのかよ。」

「じゃあ あんた達は

 あんな男の人を許せるわけ?」

「いい? 勝手に会いに行ったりしたら

 絶対 許さないからね。」

「じゃあ どうすんだよ じじいが また来たら!」

「あ〜 もう 怒鳴らないでくれる?

 おじいちゃんみたいに。」

「うっせぇんだよ 長女だろ!」

「ついて来ないでくれる?分かったから!」

ケンカする姉と兄をみて

「三田さん ケンカ止めて!」

という希衣。
みんな静かになりましたが

「時間ですので 失礼いたします。」

帽子をかぶって帰る準備。

「三田さんは どうしたらいいと思う?」

「それは…。」

「あっ! 『皆さんが決めることです』

 とか いいたいわけ? また。」

「そんなこといわないで 

 何とかいってよ たまには。」

「いきなり養子とかいわれて

 どうすりゃいいんだよ 俺達。」

「たとえ どんなことがあっても…。

 私は ご家族の問題に

 意見をいう気はありません。」

そして翌朝。
学校にいく結に髪を結んでという希衣。

「お姉ちゃんがいい。」

「今日は忙しいから時間がないの。

 三田さん お願い。」

「いってらっしゃいませ。」

「三田さん お願いがあるんだけど。」

と翔。

「何でしょうか?」

会社では名取と元カノがいっしょに
いるところをみかける恵一。
だけど名取のほうは遊びだと
他の社員に話しているのをきいてしまい
思わず名取にむかっていきました。

「風間君を不幸にすることだけは絶対に許さない!」

「彼女は いつも自分をごまかして来た俺に

 そのままの俺でいいっていってくれたんだ。

 俺が初めて 心から好きになった人なんだ!」

「何いってるんですか?」

「おい ちょっと待て。」

ひきとめる恵一はつきとばされました。

「あんたに いわれたくないんだよ。」

たしかに!

モデルハウスの仕事中の合間にに
元カノで電話しても着拒。

そこへ三田さんが。
転んだときできた傷に
ばんそうこうをはってくれました

「あの… どうしたんですか?三田さん。」

「翔さんに 『お父さんに会いに行って

 養子の件 一体どうするつもりなのか

 確かめて来てよお姉ちゃんには内緒でさ』

 といわれましたので。

 希衣さんは 『おじいちゃんの養子になるのはイヤ

 早く ここに お父さんの石を入れて』と

  おっしゃってました。

 海斗さんは 『早く何とかしないと また

 うららが余計なことして面倒なことになるよ』

 とおっしゃってました。」

そこへそのうららがやってきて
3人でお茶。

コーヒーのミルクが腐ってるとか・・。

「それより お義兄さん ズバ〜っと

 ウチのお父さんにいってやってよ。

 『結ちゃん達は 俺が育てる』って。」

「うん。

 でも 俺の言うことなんか聞いてくれるかな?

 お義父さん。」

「大丈夫 私も一緒にいてフォローするから。」

「うん ありがとう。

 でも 三田さんは どう思います?」

「どういう意味でしょうか?」

「情けない話だけど…。

 うららちゃんが いったみたいに

 お義父さんに たんか切る自信が全然なくて。」

「何いってんの 男は度胸だって 度胸!」

「子供達が 俺と一緒にいたくないって

 いってるんだから 

 全然 説得力がない気がするし。」

「大丈夫 子供達は 

 父親と一緒にいるのが一番いいんだって。」

「それに まだ彼女のことが忘れられないんです。

 彼女が好きなんです。」

何を家政婦さんに告白してるんだ・・・。

「それって 不倫してた人?」

「それなのに 父親として

 子供達をちゃんと育てますっていうのは

 何か違う気がするし。

 もう 嘘はつきたくないんです。

 自分にも 子供達にも。」

うらら、ここで時間がきたので
帰っていきました。

「そう お伝えすればよろしいですか?
 
 翔さん達に。」

「えっ?」

「『まだ彼女のことが忘れられない彼女が好きだ。

  それなのに 父親として

  子供達をちゃんと育てますというのは…』」

「いや いや いや…勘弁してくださいよ。」

「では 何と?」

「だから… え〜っと…。

 俺が 何とかするから…じゃなくて…。

 とりあえず考えとく…じゃ ダメか…。」

「『だから え〜っと 俺が何とかするから…

 じゃなくてとりあえず考えとく…じゃ ダメか…』」

「いや いや いや…そうじゃなくて。

 だから あの… 何いっても

 子供達に怒られそうだしなぁ。」

「『だから あの… 何いっても

 子供達には怒られそうだしなぁ』」

「とりあえず何も いわなくていいです!

 すいません。」


「承知しました。」

彼氏に養子の話を相談する結。

「相変わらず ヘビーだね そっちの家。」

 あっ すいません イヤですよね 

 こんな話 先輩。」

「え… あっ別に そんなことないよ。

 阿須田は 俺が守るからさ。」

そこへうららがきて
義之と話をしてとよびにきました。
うらら邪魔。

義之と話しあいにきた結。

「いい? お父さん 絶対 怒鳴らないでよ。」

「うるさい! 分かってる!」

「それが もう少し 怒鳴ってるんだって。」

「いいから 話を進めろ。」

「結ちゃん こ〜んな顔してるけど

 ホントは結構 優しいんだよ おじいちゃん。

 だからさ 自分の気持 正直にいってみたら?

 長女なんだし きょうだいの代表としてさ。」

「そうだ お前が 弟達を説得しろ。

 『ウチの養子になる』とな。」

「ちょっと待ってよ おじいちゃん!」

「そうすればあいつらも ついて来るはずだ。」

「余計なこといわないでよ お父さん。

 今日だって デートだったのに

 無理に来てくれたんだからね…。」

「ちょっと うららちゃん!」

「結。お前 一体 何を考えてるんだ?

 こんな大変な時に 不純異性交遊などして!」

「変な いい方しないでくれる?

 私は真剣に付き合ってるんだからね 彼と!」

「それは どういうことだ?

 お前 まさか妊娠などしてないだろうな?」

「やめてよ お父さん 結ちゃんがそんなこと

 するわけないでしょ。」

「私は 一生 おじいちゃんの世話にはならないから!」

「何だと!?」

「ほら 結ちゃんも落ち着いて…。」

「俺はお前達が 凪子の子供だから

 幸せになってもらいたいと思ってるんだ!

 それの どこが不満だ!?」

「じゃあ おじいちゃんは お母さんを愛してた?」

「何をいってんだ!当たり前だろうが!」

「じゃあ 何で いつも お母さん

 グチグチいってたわけ?

 おじいちゃんは 何でもかんでも決めつけて

 昔から 家族のやることに文句ばっかりいうって。」

「ウソ… そんなこと いってたの?お姉ちゃん。」

「お母さん いってたよ。

 おじいちゃんの周りの人は
 
 みんな苦労する。

 おばあちゃんが 死んだのだって

 ホントは おじいちゃんのせいだって。」


「うるさい!」

「おじいちゃんの大切な人は

 みんな死んじゃうんじゃないの?」


いくら本当でもこれは言っちゃダメ!

結をひっぱたく義之。

「ちょ… やめてよ お父さん!

 ちょっと… 結ちゃん!結ちゃん 待って!」

結は外へでていき
うららがおいかけました。

「うぅ…ごめんね こんなことになって。

 でも お父さんのことは私が何とかするからさ。」

なのに結は・・

「お願いだから余計なことしないで!

 いいかげん 気づいたら?

 みんな迷惑してるの!

 うららちゃんが

 何かしようとすると ろくなことないって。

 もう ほっといてよ!

 おじいちゃんも うららちゃんも!」


これもヒドイ・・。

結、帰宅。

「三田さんお姉ちゃんには内緒で。」

「ちょっと 何 話してたの?」

「別に。」

「三田さん 説明して。」

「申し訳ありませんが『お姉ちゃんには内緒』

 といわれましたので。」

「隠れて 何 コソコソやってんのよ あんた達。」

「別に コソコソなんかしてねえよ。」

「そっちが何もしないから

 三田さんに頼んで

 お父さんが 何考えてるか

 聞いて来てもらっただけだし。」

「それで何ていってたの? 向こうは。」

「『子供達には とりあえず何もいわなくていいです。

 すいません』とおっしゃってました。」

「何? それ。」

「なぁ どうすんだよ お姉ちゃん。」

「勝手にすればいいじゃない!

 あんた達が養子になろうが 私には関係ないの!」

「ちょっと待てよ それが長女のいうことかよ!」

「好きで長女になったわけじゃないわよ!

 あんた達なんか しょせん 同じ親から

 生まれただけじゃない!」

「何? それ。」

「マジですか?」

「ねぇ 今のどういう意味?」

「俺達なんかどうでもいいってことだよ。」

「ウソ… 違うよね? お姉ちゃん。」

「ふざけんなよ!自分だけ こんな時間まで

 男と イチャイチャしやがって。」

「『イチャイチャ』って何?」

「えっ? だからキスとかエッチとか…。」

「変なこと教えないでよ! 希衣に。」

「うっせぇな! 俺達のことなんか

 どうでもいいんだろ!」

「もう やめてよ!ケンカしないで 2人とも!

 もう…。」

部屋からでていく結の前に三田さん。

「何?」

「お食事は?」

「いらないわよ。

 それより あいつら黙らせてくれる?」

「承知しました。」

本当に黙らせようとする三田さん。

「あぁ〜 やめてよ!

 何なのよ。

 どいつも こいつも。

 もう ほっといてよ! 私のこと。」

学校でうららにあっても
目をそらしていってしまう結。

写真部の部室にいると
先輩がはいってきました。

「もう あんな家 帰りたくないよ。」

「最近うるさくて ウチの母親。」

「あぁ どっか行きてぇな。」

「じゃあ 2人で どっか遠くに行きません?」

「私も この頃 家族の顔を見るたびに

 1分でも1秒でも早く

 あんな家から出て行きたいと思うんです。

 好きな人とだったらどこだっていいし。

 死ぬまで一緒にいませんか?2人で。」

「うん… そうだな。」

「じゃあ 帰って荷物 取って来ます。」

荷物をまとめて外にでたら三田さん。

「おでかけですか。」

「私 出て行くから この家。

 もう誰にも干渉されずに

 好きな人とだけ 一緒にいたいの。

 それに 弟達は 私なんかいなくても

 三田さんがいれば困らないと思うし。」

「いってらっしゃいませ。」

そして彼氏はこない。

家ではみんなが夕食。

「ねえ 三田さん。

 お姉ちゃん まだかな?

 髪の毛 結んでほしいんだけど。」

「『この家を出て行く』とおっしゃってました。」

「ちょっと! 何だよ? それ。」

「もう誰にも干渉されず

 好きな人とだけ一緒にいたいそうです。」

「何で止めなかったの?」

「私にはそんな権利はありませんので。」

「どうするの?翔ちゃん 海ちゃん!」

「どうするって いわれても…。」

「ほっとけ! あんな無責任な奴!」

恵一はまた元カノを待ち伏せ。

「言いましたよね?
 
 ストーカーみたいなことやめてくださいって。」

「名取君と付き合うのはやめたほうがいい。

 この前 話してるのを聞いたんだ。

 君と真剣に付き合う気なんて全くないって。」

当然信じてもらえない。

「いいかげんにしてください。

 私の好きだった課長は

  一体どこ行っちゃったんですか?

 失礼します。」

そこへ子どもたちがやってきて
いっしょに結をさがすことに。
電話は留守電。

「じゃあ もう お姉ちゃん帰って来ないの?」

「そんなことないよ 希衣。

 おねえちゃんが お前達のこと

 見捨てるわけないだろ?」

「じゃあ…お父さんは どうなんだよ?えっ?

 俺達のこと どうする気なんだよ?」

「おじいちゃんの養子にしていいと思ってるわけ?」

「そんなことないけど…。」

「じゃ 何で そう いわないんだよ向こうに!」

「いや でも…お前達の気持もあるし…。」

「希衣 養子はイヤ!」

「俺 お父さんが 何考えてるか

 全然 分かんないんだけど。」


「ごめん。」

部室にやってきた結。
中には先輩が他の女子部員と。

「ウソ!? 駆け落ち?」

「ホント 分かってほしいよな。

 そんなことできるわけないってさ。

 俺 もう大学の推薦決まってんだよ。

 阿須田 この頃ちょっと危ないしさ。

 付き合ってみると何か真面目過ぎるっていうか。」

「だったら私と付き合えばいいのに」

「じゃあさ 今日 家 来る?」

「いいんですか?ホントに行っちゃいますよ。」

「いいよ 別に。」

部室にとびこむ結。

「先輩だけは信じてたのに…。

 私のこと 本当に愛してくれてると思ったのに。

 これじゃあ父親と同じじゃないですか!」

「違うんだ。」

「触んないで!」

部室を飛び出して川をみつめる結。

「お母さんもこんな気持ちだったの

 おとうさんに裏切られたとき」

川にとびこもうとする結。

それをとめたのがうらら。

「ごめん つけて来ちゃった。

 また 余計なことするなっていわれると思うと

 なかなか話しかけられなくてさ。

 帰ろう 結ちゃん。」


あんなひどいこといわれたのに

うららなんていい人・・。


うららが結を家までおくっていきました。
他のみんなは結をさがしにでたまま。

「三田さん 結ちゃんのこと

 よろしくお願いします。」

「どういう意味でしょうか?」

「だから あの…

 死のうとしたんじゃないかと思って

 あのコ。」

結の部屋に洗濯物をもってきた三田さん。

「私 ちっちゃい頃は

 おとうさんが世界で一番好きだった。

 高校に入ってからは 他の人が

 世界で一番になったけど…。

 結局 好きな人にはみんな裏切られるみたい。

 お母さんと一緒で。

 もう イヤだ。

 みんな 汚いよ。

 腹が立つ こんな自分に一番!

 私なんか生まれて来ないほうがよかったんだよ。

 私が できなかったら

 お母さんはこんな人と結婚せずに

 自殺なんかしなくて済んだのに!

 三田さん。」

「はい。」

「私を殺して。」

「承知しました。」

はさみをふりあげておそってくる三田さん。

「やめて!」

「承知しました。」

なのにまたそのあと下におりていく結。

「さっきはいきなりで

 ビックリしただけだから。

 もう こっちが『やめて』っていっても

 無視していいから。」


「承知しました。」

こりないやつ・・。

三田さん、今度は包丁。

「お願い やめて!」

といってももちろんやめてくれない。
部屋にこもってドアをしめました。

ドアをたたく音が
静かになったと思ったら

三田さんがベランダに・・。

ホラー!!!

包丁を手に結に近づく三田さん。

「こないで!」

玄関はあかなかったので
リビングにこもると
あっさりドアたおしてはいってきました。

「おねがい やめて!」

包丁はすぐそばの床につきささり
包丁をうばう結。

「こないで!

 ホントに殺すわよ!

 怖くないの? 死ぬのが。」


「はい。」

「もしかして

 前に 死のうとしたことあるとか?」


「あります。」

「じゃあ 何で死ななかったの?」

「紹介所の晴海さんは

 『きっと神様が あなたには

 まだ生きる意味があるっていってるのよ』

 …と おっしゃってました。」


そこへ帰ってきた家族。

「結! 結?

 あっ おい 何やってんだ 結!」

包丁を自分の首につきつける結。

「来ないで。」

「何やってんだよ お姉ちゃん!」

「来たら死ぬから。

 じゃあ 教えてよ。

 私には 生きる意味があるわけ?

 こんな辛い思いをするのはもうイヤ。

 好きな人には裏切られるし

 私なんか 何もできないし。

 死んだほうがマシじゃない!」


「それは…。」

「『あなたが決めることです』

 とかいう気? また。」


「それはあなたが幸せだからです。」

「私の どこが?」

「あなたには この家があります。

 あなたを愛してくれる家族が

 まだ います。

 もし 死んだら
 
 そういう人が どれだけ傷つくか

 ご自分でも分かっているはずです。」


「結。

 お前の名前は おかあさんが つけたんだ。

 まだ大学を出たばっかりだったから

 お前がお腹の中にいると分かって

 おじいちゃんには猛反対されたけど でも

  『何があっても産む』といって聞かなくて。

 陣痛も ひどかったし

 時間も かかったから

 おかあさんホントに辛かったと思うけど

 お産の間中 ず〜っと いってた。

 『この子はどんなことをしてでも産む。

  この子は生まれて来なきゃダメなんだ。

  この子が必ず

  家族を結びつけてくれるから』って。

 お前がいなかったら 

 翔達だって生まれて来なかったんだぞ。

 結 お前がいないと

 家族がバラバラになるんだ。

 俺なんかどうなっても構わないけど

 お前はダメだ。

 この家から いなくなっちゃ

 みんなのお姉ちゃんでいなきゃ

 絶対ダメだ。」


「お姉ちゃん いなかったら

 俺 誰とケンカすればいいわけ?」

「俺 お姉ちゃんよりいい大学 入って

 バカにしてやろうと思ってるから

 いなくなられちゃ困るんですけど。」

「お姉ちゃんもう

 希衣の髪 結んでくれないの?」

泣きだす結。

「三田さん ゴムありますか?」

「あります。」

三田さんの4次元バッグから
かわいいヘアゴムがでてきました。

「おいで 希衣。」

「うん。」

きれいにむすんであげました。
三田さんのほうをみてから
父にむかって話す結。

「お父さん。

 おじいちゃんに

 ちゃんと断ってくれないかな養子のこと。」

「えっ?あぁ うん…。

 分かった。」

「それから私達のことを

 愛してるって証明して。

 私達が 世界の誰よりも

 大切だってことを証明して。

 もう裏切られるのは イヤなの。

 捨てられるんじゃないかって

 ビクビクするのもイヤなの。

 私達を愛してるって証明して

 お父さんの石をこの缶に入れてほしい。

 これが 私達 みんなの気持だから。」


外から自宅をみあげ
石にも視線をおとし
かえっていく父。

小さいころからのアルバムを
めくる結。
仲良し家族がうつっていました、

そのあとベッドで横になっていると三田さんが。

「希衣さんが おやすみになったので

 失礼いたします。」

「ねぇ 三田さん。」

「はい。」

「いつも真っ白で

 ふかふかなシーツに寝れるって

 すごい幸せなことなんだね。

 もしかして お母さん

 シーツを替えるたびに

 応援してくれてたのかな。

 『ひと晩 ゆっくり寝れば

 イヤなことがあっても大丈夫だよ』って。

 お母さんが生きてる時に

 気づいてればよかった。

 ねぇ 三田さん さっき私には

 『愛してくれる家族がまだ います』

 っていってたけど

 もしかして 三田さんは家族が死んじゃったの?」


「申し訳ありませんが 

 個人情報は お教えできません。」


「そんなこといわないで 教えてよ。

 さっきは いろいろいってくれたじゃない 初めて。」

「本日の超過分の請求書です。」


ホテルをチェックアウトしようとしている
恵一に元カノから電話。

「助けてください 課長…。

 私のこと まだ愛してるなら。」

家政婦紹介所にいった結たち。

「教えてください。

 三田さん 事故か何かで
 
 家族が死んだんじゃないですか?」

「ねぇ ちょっと勘弁してくれる?

 そういうことは あれなんだから。」

「だから 笑わなくなったんでしょ?

 この前なんて 俺が『笑え』って命令したら

 『どうしても やれっていうなら

 仕事 辞める』っていってたし。」

「灯ちゃん そんなこといったの?」

「死のうとしたこともあるっていってました。

 その時 晴海さんに

 『あなたにはまだ生きる意味があるって

 神様がいってるのよ』といわれたって。」

「はぁ… でもねあの時はね

 もう あのコ 生きた抜け殻みたいに

 なっちゃってたのよ… ねぇ。

 あんなことが あっちゃねぇあれよね〜。

 あ〜 ダメダメ!

 もう これ以上 何にも喋りません。

 はい どいて。」

「もしかして いつも遊園地で

 ファミリーセットとか頼んで

 何もしないでいるのは

 あそこが思い出の場所だからとか?」

「あっ そういえばよく 家族3人で行ってたよ。」

「よし 行こう!」

「あら!ちょ… ちょっと! ちょっと!

 ねぇ ねぇ…!

 灯ちゃんには 私から聞いたなんていわないでよ!

 フフっ。」

台所で包丁をといでいる三田さん。

「申し訳ありませんが

 後ろに立たないでいただけますか?」

結たちが帰ってきました。

「三田さんには 旦那さんと

 子供さんが1人いたんでしょ?」

「いつも行く遊園地って

 家族3人でよく行った所なんだろ?」

「何で 死んじゃったの?三田さんの家族。」

「お願い 教えて 三田さん。」

包丁をとぐ手がとまりました。

「私が殺しました。」


そしてまた包丁をとぎつづける三田さん。
怖い・・・。



この父親の言動&行動すべてがダメダメの中
毎回一度はいいことを言って
それで家族が納得してしまうのがすごい。
そして毎回家族がまとまりそうな
いい雰囲気にみえてやっぱりダメなのは
恵一が元のままヘタレだからなんだろうな。

いつまでもいつまでも元カノに未練たらたらで
むこうもせっかく別れてくれたのに
また泣きついてくるとかメンドクサイー!

結、どうみても先輩が
いっしょに駆け落ちしてくれるほど
真剣に愛されてないのに行動がおバカすぎる。
いっしょにどっかへいくのはともかく
どうやって生活していくつもりだったのか
すべてにおいて甘すぎる。

そして安易に自殺しようとして。
うららがとめなかったら
あのまま川にドボン・・。
親が自殺したら子どもも苦しい時に
自分も死ねばいいんだと安易に
思っちゃうから親は自殺しちゃダメ!絶対!

シーツの話とか名前のエピソードとか
いい話っぽいんだけどどうしても
子ども4人おいて自殺した母に違和感。

三田さんの過去もちょっとずつ。
家政婦にきた先の家の子どもから
こんなふうに根掘り葉掘りきかれるのは
やはり踏み込みすぎだけど
ただ三田さんの不思議な謎を知りたいだけじゃなく
みんなは三田さんのことが好きだから
なんとかしたいのですよね。



三田灯    松嶋菜々子
阿須田恵一  長谷川博己
結城うらら  相武紗季
阿須田結   忽那汐里 
阿須田翔   中川大志
阿須田海斗  綾部守人
阿須田希衣  本田望結

結城義之  平泉成
晴海明美  白川由美
2011.11.17 Thursday 00:06 | comments(0) | trackbacks(18) | 
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家政婦のミタ 第6話:私を殺して!…承知しました
私が殺しました?(`□´/)/ ナニィィイイイ!! まぁ、これはいわゆる言葉のアヤで実際に殺したわけではないんだろうけど、 家族の死に関して、ミタさんがそのような自責の念にかられるような 何かしらの事情が隠されてるんでしょうね って、この小出し加減が憎いわぁ〜
| あるがまま・・・ | 2011/11/17 12:18 AM |
【家政婦のミタ】第6話
彼女は、いつも自分をごまかして来た俺に「そのままの俺でいい」って言ってくれたんだ。 俺が初めて心から好きになった人なんだ! ・・・それが恵一の本音なんだ・・・ 「家政婦のミタ」第6話...
| ドラマ@見取り八段・実0段 | 2011/11/17 12:24 AM |
家政婦のミタ「私を殺して!…承知しました」
ついに出ました、刃物(包丁)をもって、追いかけてくる、ミターミネーター! テンパった結(忽那汐里)の無茶きわまるお願いに、「承知しました」 松嶋菜々子、スタイルのいい美人だけに、無表情とあいまって迫力です でも、突然、人間・三田さんになり「あなた
| のほほん便り | 2011/11/17 8:25 AM |
ドラマ「家政婦のミタ」第6話感想「私を殺...
家政婦は三田!!すごいですね、ついに前回の視聴率は22・5%ですって(^^;)でも、これはやっぱり三田のキャラが一貫してるし、逆に松嶋さんがニコリともしないって所がミス...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2011/11/17 8:44 AM |
ドラマ「家政婦のミタ」 第6話 感想「私を殺して!…承知しました」
家政婦は三田!! すごいですね、ついに前回の視聴率は22・5%ですって(^^;) でも、これはやっぱり三田のキャラが一貫してるし、逆に松嶋さんがニコリともしないって所がミステリアスな雰囲気をかもし出してるのも作品と合ってるって事なんでしょうね
| ★☆TB黒衣の貴婦人の徒然日記☆★ | 2011/11/17 8:45 AM |
「家政婦のミタ」第6回 松嶋菜々子さん「わたくしが殺しました」
「家政婦のミタ」、彼に裏切られ自暴自棄になって死のうとする忽那汐里さん、 死にきれずに松嶋菜々子さんに「殺して」と頼めば「承知しました」と冷徹な返事。 まだ高校生なのに、父親にも裏切られ彼に...
| 今日も何かあたらしいドラマ | 2011/11/17 8:49 AM |
家政婦のミタ 第6話
うらら(相武紗季)は、阿須田家を元通りにするため、結(忽那汐里)と義之(平泉成) に話し合いをさせる。 しかし結が、強引な義之に反発して、話し合いは物別れに終わる。 家に帰った結は、三田(松嶋菜々子)が恵一(長谷川博己)に会って来たことを知る。 結は
| ぷち丸くんの日常日記 | 2011/11/17 10:55 AM |
家政婦のミタ (第6話 11/16) 感想
10/12から日テレで始まったドラマ『家政婦のミタ』(公式)の第6話『私を殺して! …承知しました』の感想。 数字良ければ、すべて良しか? Wikiに視聴率23・4%とあった。放送日の『スッキリ!!...
| ディレクターの目線blog@FC2 | 2011/11/17 11:02 AM |
家政婦のミタ 第6話
ホラーなミタさん ゴルゴさんにもなってしまって…!(笑 バリアも発生したり・・・ 最強説ですね。 いったい何者なのでしょうか。 過去がますます気になります。 予告がカオ ...
| なんでもあり〜な日記(カープ中心?) | 2011/11/17 1:11 PM |
松嶋菜々子「家政婦のミタ」第6話〜忽那汐里 vs 松嶋菜々子 包丁グサッ!!
「家政婦のミタ」第6話 祖父・義之(平泉成)が、養子になれと姉弟に迫ります。 「返事もせずに逃げ出したんだあの男(恵一)は。母親を自殺に追い込んだ男が許せないから追い出したんだろ。」 微妙な話をストレートに言っちゃう爺さんには、デリカシーってものが
| 世事熟視〜コソダチP | 2011/11/17 2:35 PM |
家政婦のミタ 第6話
『私を殺して!…承知しました』 内容 ある夜のこと、祖父・義之(平泉成)が、阿須田家を訪ねてくる。 「ウチの養子になれ」 困惑する結(忽那汐里)翔(中川大志)海斗(綾辺守人)そして希衣(本田望結) 「お前たちの父親は、お前たちを育てることを放棄したんだ。
| レベル999のgoo部屋 | 2011/11/17 5:47 PM |
【家政婦のミタ】第6話感想と視聴率最高♪
「私を殺して!・・・承知しました」第6話の視聴率は、前回の22.5%より更に上がって、23.4%でした♪また、今期のドラマの最高視聴率を更新しました♪視聴率も評判も絶好調ですね♪(...
| ショコラの日記帳 | 2011/11/17 9:39 PM |
【家政婦のミタ】第6話感想と視聴率最高♪
「私を殺して!・・・承知しました」 第6話の視聴率は、前回の22.5%より更に上
| ショコラの日記帳・別館 | 2011/11/17 9:39 PM |
私の好きだった課長は、一体どこに行っちゃ...
養子って何?放棄って何?父性って何?「父性とは、父親なら本来持っている愛情の事ですが、母親と違い、実際に子供を産まない父親に、そんな物が存在するのか疑問だという人もいま...
| 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映... | 2011/11/17 9:40 PM |
私の好きだった課長は、一体どこに行っちゃったんですか
養子って何? 放棄って何? 父性って何?「父性とは、父親なら本来持っている愛情の
| 虎団Jr. 虎ックバック専用機 | 2011/11/17 9:41 PM |
「家政婦のミタ」アイス家政婦の完璧業務6結の殺しての業務命令に承知したミタは結に死のうと思うのはあなたが愛されているからですと結に説き伏せた
「家政婦のミタ」第6話は結たちの元に義之が養子になるように言われる。しかし翔、海斗、希衣は養子になる事に反対し、結もどうしたら良いのかわからずその場はうららに止められ ...
| オールマイティにコメンテート | 2011/11/17 9:54 PM |
『家政婦のミタ』 第6話
 ドラマでは、人の死をテーマ、あるいは、題材にすることが多いです。しかし、フィクションですので、実際に大切な人をなくした方、重大な病気を抱えている方にとっては、私のような者が命や生についてあれこれ書くことは、腹立たしいことと思います。  私は今まで、
| 英の放電日記 | 2011/11/18 12:11 AM |
《家政婦のミタ》#06
深夜に、祖父が訪ねてきた。そこに結が彼氏と別れて戻ってきた。 祖父は、この間父恵一に逃げられた孫たちの養子の件できた。孫たちの猛反発を食った。 お前たちに対する父性もないと祖父は言った。すぐに希衣が。「ふせい?」と聞いた。 「父親なら本来持っているべき
| まぁ、お茶でも | 2011/11/18 10:10 PM |