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妖怪人間ベム 第8話

 第8話



名前のない男(柄本明)に「もうすぐ人間になれる」
と言われたベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)。
名前の無い男が自分たちを作った博士であるかも
しれないと同時に、その男が今までの事件に
関わっていると分かり困惑する。 一方、
夏目(北村一輝)は東郷(古舘寛治)に襲われ
入院していた。そんな中、夏目の妻・菜穂子
(堀ちえみ)に脅迫電話がかかってきて・・・



東郷におそわれた夏目さん。

ベムたちの前にあらわれた名前のない男。

「悲観する必要は ありませんよ。」

「あなたは…。」

「もうすぐ人間になれますから。」

写真の男に似ているのに気づくベロ。

「ねぇ この人 あの写真の?」

「あなたは…博士なんですか?」

「『もうすぐ人間になれる』

 ってどういうことなんだい?」

「おいら達を人間にしてくれるってこと?」

「あんたなんだろ?

 あたしら つくったの。」

「それは 正しくもあり間違いでもある。」

「はぁ?」

「答えは その時が来たら分かりますよ。

 では。」

と姿を消しました。
3人がさがしてみても
見つけられません。

「どうだい? ベム。」

「せっかく会えたのに。」

「一体 何しに来たんだい。」

そのあと緒方教授のところにいった3人。
まだ3人のことを探偵だと思っているらしい。

「おいら達を探偵だと思ってんの。」

「あれ? 違うんですか?」

「あぁ いやいや ついに あたしらの正体が

 バレちまったんだよ。

 困ったねぇ… 」

「それで 今日は?」

「おいら達 博士に会ったの。」

「博士?」

「あんたの ご先祖様だよ。

 何をいってんだい。」

「緒方晋作さんはず〜っと昔の人だよ?

 今 生きてるはずが…。」

「でも 見たんだもん。」

「そんなことが…。」

「これを見てください。」

あの新聞記事をみせました。

「博士は 人工的に人間をつくり出す研究を

 していたらしいんです。

 寿命を延ばしたり死なない方法を知ってても

 おかしくはないとは思わないかい?」

「生命をつくる途中で

 不老不死を実現させたというのかい?」

「はぁ… すごいことですよねぇ。

 このステッキ骨で出来てるんですよね?

 3本あったのは 何人も人間を

 つくろうとしていたのかしら。」

「信じ難いが 一応

 永遠の命について調べてみるよ。」

「お願いします。」

そして3人は夏目さんにもしらせようと
警察へ。

「もうすぐ人間になれるって聞いたら

 驚くかな? パパさん。」

「腰抜かすんじゃないかい?」

そして夏目さんが入院していることをきいて
急いで病院へ。

「もうそんな顔しないでくださいよ!

 大したことないですから。」

夏目さんは元気そうですが
ベムは心配そうな顔。

「一体 何があったんだい。」

「あぁ それが あの後ろから急に…。

 あっ… 通り魔ですかね ハハっ。

 あぁ でもね ラッキーでしたよ。

 偶然に通りかかった人がいたんで

 犯人 すぐに逃げてくれて ハハっ。」

元気そうにふるまう夏目さん。
菜穂子と優以は買い物へ。

「で その襲った奴ってのは 

 まだ捕まってないのかい?」

「あぁ ええ。」

「犯人に 何か心当たりは?」

「残念ながら…。

 あぁ そうだ!あれから どうなりました?

 何か分かりました?人間になるヒント。」

「すごいんだよ!

 おいら達をつくった博士に会ったの。」

「えっ ホントに?」

「はい。」

あの切り抜きをみせるベム。

「この顔…。」

「どうされました?」

「あぁ… 実は 俺が会った帽子の男って

 こいつなんです。」

「えっ ちょっと待ちなよ。

 ってことは この男が今までの

 いろんな事件にかかわってるってことかい?」

「そうなりますね。」

家に戻った3人。
考え込むベム。

「苦しいんだろ。わかるよ。

 あたしだって 生みの親が

 事件にかかわってるって思うとさ…。」

「でも パパさん おいら達のこと

 ずっと心配してくれてたね。」

「ああ。

 自分が あんな状態だというのに。」

「早く 犯人 見つけてやろう。」

「何さ?」

「ベラなら

 『そんなことより 博士 捜すほうが

 先じゃないか〜い』…とか

  いうと思った。」


ベロのベラのマネ似てる!

「あぁ もちろん そのためさ。

 悪い奴 捕まえたら どっかで

 博士とつながるかもしれないだろ。

 フンっ。」

ツンデレ。

夏目さんはおそわれたときのことを
思いだしていました。
東郷のボタンをむしりとったらしい。

そして病院にたずねてきた東郷に
ボタンをみせる夏目さん。

「俺が襲われた時犯人から奪い取ったものです。

 調べれば 犯人はすぐに特定できるでしょう。

 でも俺は 襲った奴を

 捕まえたいわけじゃありません。

 ただ 5年前の爆発事件の

 真相を知りたいだけなんです。」

「真相って 大久保の自供通り

 あいつの過失じゃないんですか?」

「ホントにそれだけならいいんです。

 でも そうじゃなかったら…。」

「どうして そんなに5年も前の事故を…。」

「何年前の事故であろうが 

 俺達 家族から 息子を奪った

 あの事故の重さは変わりません。

 しかしたとえ 自供があったとしても

 証拠もないので

 法的に裁くことは恐らく無理でしょう。

 それでもいいんです。

 俺が明らかにしたいのは 

 なぜ 息子が…

 誠が死ななければならなかったのか。

 それだけです。」

「申し訳ありませんが 私は何も…。」

3人も事件のことを調べていました。

「なかなか つかめないもんだねぇ 

 手掛かりってのは。」

「パパさん安心させたかったのになぁ。」

そこへよびにきた日出美。

「みなさんに お見せしたいものがあります。」

日出美は
山ほどのおむすびを準備してくれていました。

「これが見せたいものかい?」

「長時間の張り込みは大変でしょう?

 だからちゃんと

 お腹に入れとかないと。」


日出美も優しい・・。

「ご迷惑でした?」

「いえ…。」

「あ… 夏目さんがあんな目に遭いましたでしょ?

 だから私じっとしていられなくて。

 やっぱり皆さんが調べていることと

 夏目さんが襲われたことは関係あるんですか?」

「いえ 無関係だと…。」

「そうですか。

 最初はねミーハーな気持だったんです。

 『探偵さんのお手伝いだ』って。

 でも今は 皆さんの

 お役に立ちたい一心なんです。

 私に できることがありましたら

 何でも いたしますから

 おっしゃってください。」


「ありがとうございます。」

そこへ小春も帰宅。

「どうも。こんにちは。」

挨拶をしてさっさと部屋にいってしまう小春。
ベラが小春の部屋にいきました。

「何かあったのかい?」

「別に。

 ただ いい人だなぁと思ってさ

 日出美さん。

 何か 私 いい人 見ると

 その分 自分がすっごいダメな気がして

 どんどん ヘコんじゃうんだよね。

 みんな 何であんなふうに なれるんだろう?

 夏目さん達も そう。

 大好きだけどたまに いい人過ぎて

 まぶしいっていうか

 一緒にいるの苦しくなって来る。

 私なんか この辺ドロドロで

 最悪な人間なのに。」


「みんなそうなんじゃないのかい?

 誰だって根っこからいいわけじゃなくて

 頑張ってよい人間になろうとしてるのさ。

 夏目家の奴らだって そう。

 いたわり合ってよい人間であろうと

 心掛けているように見えるよ。

 そうやって息子を失った悲しみを

 乗り越えようとしてるんじゃないのかね。」


この二人の会話もいいなあ。

また夏目さんのお見舞いにいった3人。
寝ているので帰ろうとしますが
夏目さんが起きました。

「あっ 皆さん。来てくれたんですか?

 いやぁ もう 退屈で退屈で。

 ケガなんてするもんじゃないですね ハハっ。」

「おいら すぐ治っちゃうから分かんないや。

 パパさんも 早く治るといいね。」

「ありがとう ウフフ…。」

「実は 夏目さんを襲った犯人

 自分達なりに調べてみたんです。」

「そうなんだよただね なかなか手掛かり…。」

「あっ やめてくださいあっ いや…。

 いや この事件は自分の手で

 ケリをつけたいんです。

 ホントは俺 誰に襲われたのか

 分かってるんです。」

「えっ?」

「5年前…誠の事故を仕組んだ張本人です。」

「事故じゃなかったんですか?」

「俺も そうだと思ってました。

 帽子の男に いわれるまでは。」

「はぁ…。」

「なぜか俺に接触して来て

 5年前の誠の事故は仕組まれたものだと…。
 
 それで調べてみたら1人の男が…。

 俺が襲われたのはそのことに たどり着いた時です。

 多分…いや間違いなく誠は あいつのせいで…。」

過去を思いだす夏目さん。

「優しくて よく笑う子でした。

 いつも嬉しそうにピアノを聞かせてくれて。」

『はい デザート』

と妹にチョコをあげる誠。

『みんなに チョコあげるんだ』っていって

 自分のおこづかい 貯めてたの』

『はい お父さん』

『優しいな 誠は』

『ありがとう』

「どうして あんないい子が

 死ななければならなかったのか。

 全てを はっきりさせたいんです 誠のためにも。

 俺が父親としてできることは…

 それぐらいしかないんです。」

涙交じりの声で語る夏目さん。

みんなは家に戻りました。

「夏目のあんな顔 初めて見たよ。」

「誠くんの話をする時は いつも…。」

「ねぇ 博士って 何で

 パパさんに 犯人のこと教えたのかなぁ?」

「さぁねぇ 何が何だかさっぱり分かんないよ。

 どいつがホントに悪い奴なのかも。」

夏目さんの前に名前のない男が。

「なぜ真実を聞き出さないのです。

 あと少し… あと少しで

 あの事故の真実にたどり着けるというのに。」

「お前は 人間じゃ ないのか?

 どうして 俺の前に…。」

「あなたの目 何だか渇いてますね。

 だが…私は必要ないようだ。」

名前のない男は消えました。

夏目さんは東郷のもとへいきました。

「いいかげんにしてください。お願いします。

 知りたいだけなんです。」

「迷惑なんですよ。」

「本当は知ってるんでしょ?頼みます!」

「離せ!」

「お前なんだろう? 本当は。

 誠を殺したのは お前なんだろ!?」

東郷をしめあげますが
人目があるので断念。

影からみていたのは日出美。

名前のない男は東郷のほうへいきました。

「いいんですか?このままで。

 お久しぶりです。」

「お前…。」

「大切に守って来たあなたの居場所を

 あの刑事が奪おうとしている。

 迷う必要など どこにあるのです?

 もう一度 邪魔者を排除すればいいんですよ。

 5年前のようにね。」

夏目さんのところにいったベム。

「ずっと ここで待ってたんですか?」

「はい。やはり 何か力になれることは

 ないかと思いまして。

 また 1人で調査ですか?

 そんな体なんですから あまり無理をせずに。」

「俺の体なんぞ どうでもいい…

 そんなの どうでもいいんですよ!

 俺は 何より大切な存在を奪われたんです。

 死ぬことのない あなたには分からないでしょ。」

思わず言ってしまいましたがすぐに気づきました。

「すいません…。」

「いえ…。」

「心配してくれただけなのに…。」

「夏目さん…。」

「変なんですよ。

 大久保の時も そうでしたが

 俺の中に犯人を…誠の命を奪った奴を

 この手で殺してやりたいと思っている

 自分がいて 復讐なんて

 ばかげているのは分かってるんです。

 菜穂ちゃんも優以もいるのに

 そんなことしちゃ

 いけないって分かってるんです!

  だけど自分をうまく

 コントロールできないっていうか…。

 人が死ぬことを望むなんて
 
 心がダメになりそうです。

 自分が何を仕出かすか

 分からなくて怖いんですよ。」

「そんなことは…絶対にさせません。

 もし夏目さんが過ちを犯しそうになったら

 俺が必ず止めてみせます。

 俺には それぐらいのことしかできませんが…。

 約束します。」


「心強いな フフ…。」

夏目さんの家でオムライスをごちそうになる
ベラとベロ。

「いただきます」とベラがいうことに。

2人はそのあと緒方のところへいくそうで
別れ際にお菓子をくれる優以。

「はい これ ベロくん。」

「えっ くれるの?」

「デザート!ちゃんと 歯 磨きなよ。」

「ありがとう。」

「じゃあ 邪魔したね。」

「バイバイ」「バイバイ」

「やっぱり いい人達だね。」

「えっ?」

「きっと 私達があきちゃんのことで

 気落ちしてるだろうからって。」

「それで来てくれたんだ。」

東郷は菜穂子に電話。

「あれは事故じゃなかったんです。

 5年前の息子さんの事故のことです。

 ご遺族の方に謝らなくてはならないんです。

 自分がしてしまった全てをお話しします。

 あさつ3丁目の『東陽製作所』に来ていただけますか?」

「ちょっと待ってください。」

「詳しいことは旦那さんに聞いてください。

 心から お詫び申し上げます。」

菜穂子たちは夏目さんのところへ。

「ちゃんと説明してよ。」

「お兄ちゃんの事故の真相って何なの?」

「何で黙ってんの?あれって事故なんでしょ?」

「俺が行って来るよ。」

「待って 待ってよ! ねぇ…。

 何で隠すの?」

「いや いいから家に戻ってて。」

「よくない!」

「私も…お兄ちゃんのこと 知りたい。」

ベムたちは緒方教授の家に。

「永遠の命という観点から

 いろいろ調べてみたんだが。」

「それで 結果は?」

「やはり 博士が生きているということ自体

 あり得ないことだと思うんだ。」

「じゃあ あたしらが見た

 あの男は何だってんだい?」

「幻覚というのは?」

「そんなんじゃないよ!

 ちゃんとはっきり見たんだからさぁ。」

「可能性の話さ。

 亡くなった人間を 

 生きていてほしいと願う気持は

 分からなくはないからねぇ。」

夏目さん親子は指定の場所へ。
中へ入ろうとするのを止める日出美。

「あけちゃだめです!」

「私 見たんです男が細工してるとこ。

 とにかく 離れて!」

「よかった お伝えできて。」

「あの〜 どうして ここに?」

「守秘義務で 詳しいお話は できませんが

 ちょっと探偵的… な?

 夏目さんが再び

  犯人に襲われるかもしれないと思って

 尾行していたんです。

 そしたら 夏目さんがメガネをかけた男と

 もみ合ってるのを目撃してしまったんです。

 それで今度は メガネをかけた男を

 尾行していたらここに。

 その男が 何やら細工を始めたものですから。」

「お父さん…。」

「菜穂ちゃん…。ちょっと 家 帰ってて。」

「えっ どこへ行くの?」

「2人のこと 頼めますか?」

「はい!」

夏目さんは妻と子を日出美にまかせ
ひとりでどこかへ。

ベムたちも緒方教授の家からかえるところ。

「ず〜っとおじいさんの話 聞いてたね。」

「結局 人間は必ず老い 必ず死ぬ。」

「っていうことは  あたしらの見た博士は

 人間じゃ ないってことなのかい?」

そこへ名前のない男が。

「何か 分かりましたか?」

「出たね。」

「そろそろ あなた達の知りたい真実とやらを

 明かす時が来たようです。」

夏目さんは職場に戻り
爆発物が仕掛けられていると連絡し
みんなが飛び出した後
銃を手に・・!
復讐心にもえる夏目さん。

時計をみてほくそえむ東郷。
そこへ夏目さんが・・。

「殺そうとしたのか?」

「お前… どうして!」

「俺の奥さんと娘まで殺そうとしたのか!?」

名前のない男と3人。

「随分 もったいつけてくれるじゃないかい。

 さぁさっさと聞かせてもらおうか!

 真実とやらを。」

「おじさん おいらのお父さんなんでしょ?」

「俺達の何を知っている?」

「全てですよ。

 あなた達が抱える苦悩や

 それを紛らわすために

 人間達を救い続けてることをね。

 復讐に燃える者 老人を恨む者

 他者の幸せをねたむ者。」

「やはり 全ての事件をあなたが…。」

「私は 彼らを救っただけです。

 あなた達がして来たようにね。」


「『救った』?」

「私は 彼らが

 胸の奥に押し込めた

 真の感情を解放する

 お手伝いをしているだけです。」


「何ほざいてるんだい!」

「いいんですか?

 私に構ってなどいて。」

夏目さんの様子をみせる名前のない男。

「来いよ!」

「夏目さん…。」

「立てよ! 立てよ!

 歩けよ 歩け!」

東郷に暴力をふるう夏目さんをみて
ベム、ショック・・。

「夏目さんに何をした!?」

「これが 彼の真の姿ですよ。」

3人は急いで夏目さんのもとへ。

東郷をおいつめる夏目さん。
馬乗りになって殴ります。

「早く話せよ。あの事件の全てを話せ。」

「だから 俺は何も…。」

「お前がやったんだろ?あの爆発事故。

 そうなんだろ?

 あの事故は なぜ起こった?

 答えろよ。」

「うわ〜!」

「答えろ! 答えろ!何で誠を殺したんだ!?」

「答えろ!!答えろ!!

 どうして 誠を殺さなきゃならなかったんだ!!

 答えろ!」

「俺は ただ…ただ大久保を殺したかっただけだ!

 あいつは 俺にとって邪魔な存在だった。

  あんな子供じみた性格のくせに 才能だけは…。

 俺は いつも 大久保の下…。

 だから あの日 事故として 

 あいつを消し去ることができる…そう思ったんだ。

 大久保が生き残ったと知った時は焦ったよ。

 けど すっかりふ抜けになってくれて

 結局 俺の望み通りになった。

 この5年あいつの苦しむ姿も拝めたしな。

 フフフ…。
 
 これがお前が知りたがってた全てだよ!」

「それだけ?

 それだけの理由で?

 誠に…あの子に何の関係があるんだ!」

「俺は 大久保さえ殺せればそれで よかった。

 大久保さえ死んでくれれば

 他に何人 死のうが…。」

銃を出す夏目さん。

「ちょっと待てよ!

 ホントのことを知りたいだけなんだろ!?」

「殺してやる!
 
 お前だけは 俺の手で!」

「うわっ やめてください!」

「誠はな…そうやって

 命乞いする間もなかったんだぞ?」

そこへベムたちが。

「夏目さん!

 どうしてですか。

 夏目さん。」


みんな妖怪になりそうなのを
必死で制御。

「黙っててくれ 何も聞きたくない!」

「もう 十分だろ。」

「いつものパパさんに戻ってよ!」

「ベムさん ごめんなさい。

 全て知ってしまった今

 もう 元には戻れません!

 俺には この選択しかないんです。」


「あなたは…

 そんなことをする人間ではないはずです!」


「どうなんでしょうね。

 これがホントの俺かもしれません。」


「やめてください!!

 そんな姿は見たくありません!」


「こいつのせいで 誠は死んだんだ!

 こいつの… こいつの

 くだらない嫉妬のせいで…。」

「夏目さん。

 前に いっていましたよね?

 『復讐をしても 何も解決しない』と。」


「パパさん。」

「優似や菜穂子を

 悲しませないでおくれよ!」


「うるさい!!

 邪魔しないでください。」


「分かりました。

 もう 邪魔はしません。

 あなたにそんな

 恐ろしいことをさせるくらいだったら…。

 俺が やります。

 俺は あなたを見て

 人間になりたいと強く思えた。

 人間に憧れを抱かせてくれた

 あなたのためだったら…俺は…。

 ただの妖怪になっても構わない!」


妖怪の姿になって
夏目さんをつきとばして東郷をおそうベム。

「やめて! ベム。

 ベラ 止めてよ!」

「約束したんだ。

 『夏目さんが 間違いを

  起こしそうになったら

  俺が必ず止める』と。」


東郷をころしてしまいそうなベム。

「やめてください!

 もう やめてください!!」



と叫ぶ夏目さん。

「生きて… 罪を償え。」


手を放すと逃げていく東郷。

「ハッ どこまでクズなんだい。」

ベラが妖怪になっておいかけました。
ベムとはさみうちになり
やられる東郷。

「大丈夫かい?」

「俺 何やってんですかね。

 すいませんでした。」


泣いている夏目さん。

「パパさん。

 これ あげる。」


と優以にもらったチョコを渡すベロ。

「『辛い時こそ 

  チョコレートは甘い』ですよ。」

チョコを口にいれて泣き笑いの夏目さん。


東郷の涙を腕にうけるベロ。
するとまた肌がかわりもとに・・。

「これも博士の仕業ってことかい。」

夏目は家族の待つ家に還りました。

「お父さ〜ん!」

「もう ビックリするじゃない!」

「何 驚いてるの?」

「だって お父さん病院に行くんじゃなかったの?」

「あっ そうか 俺 入院中だっけ?」

「えっ?忘れてたの?」

「あっ そっかそっか 忘れてた。」

「もう お父さんそそっかしいにも

 程があるよね。私も うつっちゃうかな。」

「あっ 優似さ おとうさんに似てるからね。」

「え〜 ヤダ〜。」

「あら ヤダ? ウソ〜。」

息子の写真をみながら
二人をだきしめる夏目さん。

ベムたちも帰り道。

「いつまで暗い顔してんだい。」

「そうだよ。

 いつものパパさんに戻ったんだから 心配ないよ!」

そこへまた名前のない男が。

「踏みとどまりましたねぇ。

 あなた方を

 受け入れた人間だけのことはある。」

「お前!」

「昔も そうやって 私に怒っていましたね。」

「昔?」

「やっぱり あんた 博士なんだろ?

 緒方晋作なんだろ。」

「私に 名前などありません。

 まだ思い出しませんか?

 私は あなた達と同じなんです。

 きょうだいなんですよ?」





夏目さんがダーク面におちそうになったけど
ぎりぎりのところで踏みとどまってよかった。
あんな夏目さんの姿をみたベムが本当に
哀しそうで。
でも夏目さんにそんなことをさせるくらいなら
妖怪になってもかまわないって・・!
どこまでも深いベムの夏目さん愛。
人間になるための方法を何百年も
探し続けているのにそれを夏目さんのためなら
捨てられるというんですから。

夏目さんも息子を殺された恨みはわかるものの
そこは菜穂子と優以の名前を出された時点で
なんとかふみとどまってほしかった。

小春とベラの会話もよかったなあ。
良い人間であろうと
頑張れるからこそ人間。

日出美も素晴らしい働きでした。
3人の命を救ったわけですし。
あのおむすびの山もすごくよかった。
おむすびはいろんな作品で
けっこう感動させるアイテムとして
でてきますが、あったかいのは
おにぎりをにぎるときに
その人(食べてもらう人)を思う気持ちも
いっしょに握ってるからなんだろな。

そしてチョコも食べたくなりました!








2011.12.10 Saturday 23:12 | comments(0) | trackbacks(15) | 
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| ぷち丸くんの日常日記 | 2011/12/11 2:57 PM |
「妖怪人間ベム」第8話
真実… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201112100004/ 妖怪人間ベム 初回放送('68年)オリジナル版 ベム・ベラ・ベロ3体のオリジナルソフビゆびにんぎょう付DVD-BOX<数量限定生産> ビクタ
| 日々“是”精進! ver.A | 2011/12/11 7:39 PM |
妖怪人間ベム(ドラマ) 第8話の感想
日本テレビ系列で放送されたドラマ「妖怪人間ベム」第8話の感想など。公式サイトからあらすじを引用します。〜〜〜名前の無い男(柄本明)に「もうすぐ人間になれる」と言われたベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木 福)。名前の無い男が自分たちを作った博士で
| オタクと呼ばないで | 2011/12/11 10:45 PM |
【妖怪人間べム】第8話感想と視聴率
【第8話の視聴率は12/12(月)追加予定】「善良刑事の復讐...!もう一人の妖怪の罠」名前のない男は、ベム達と兄弟?ということは、妖怪人間?予告編では、名前のない男(柄本明)が、...
| ショコラの日記帳 | 2011/12/11 11:56 PM |
妖怪人間ベム 「善良刑事の復讐…!もう一人の妖怪の罠」
名前のない男の正体は… 兄弟?! 生まれた時は、一緒だった? …深まる謎。 思えば、オリジナル・ベムを見た時、時代性もあってか、木枯らし紋次郎並の、突き放し感に驚いたのですが、平成のベムは、イケメンで熱血で優しすぎる分。原作のもつビターや負の要素を
| のほほん便り | 2011/12/13 9:09 AM |