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ハングリー!第8話

第8話



大ゲンカの末、賢太(塚本高史)と剛(川畑要)が店を辞め、
『ハラペコキッチン』は人手が足りずに困っていた。
そんな中、以前、賢太から落選したと聞かされていた
オーディションに、実は合格していたことを知った
英介(向井理)は、真相を確かめようと賢太のもとへ。
賢太は、剛以外の自分と英介と拓(三浦翔平)の3人で、
別のバンドとしてデビューする話を持ちかけられたと告白。
しかし、独断でその話を断ったという。それを聞いた英介は
賢太に掴みかかり、怒りを露わにするが、その反面、
自分にとってロックの道は、もはや遠い世界に
なりつつあると感じていた。 そんなある日、
賢太の彼女・桃子(藤井美菜)が両親を連れて店にやって来る。
英介は、ようやく結婚を認めてもらえた賢太のために、
くれぐれも失礼がないよう細心の注意を払うが、
そんな日に限って店は大忙し。するとそこへ
『ガステレア』のシェフで、かつて母親の華子(片平なぎさ)の
店で働いていた東(田山涼成)が客として来店。
英介が困っている姿を見た東は、厨房の手伝いを申し出る。
おかげで店は大盛況、桃子の両親も料理に満足して帰っていく。
その晩、麻生(稲垣吾郎)から『ガステレア』の厨房に誘われた英介。
賢太や剛が出て行ったままだと知った麻生は、英介に
「君もいっそ・・・僕のものにならないか?」と持ちかけるが、
次の瞬間2人が入っていた冷蔵室のドアが閉まり、
閉じ込められて大ピンチに!




賢太と剛がでていってしまい
おいかけてみたけどもう姿はみえず。

「あいつら ほんとに辞める気か。」

店に戻ってきた英介。

「あっ 坊ちゃん。もう開店時間です。」

「はぁ〜。 何で こんなことに。

 もう 何なんだよ くそっ!」

「英介。くそという口癖は やめたはずだ。」

「店 開けるぞ。 急いでくれ。」

「でも 英介。 1人で厨房 回せるわけねぇだろ。」

「それに申し訳ないが 実は 私も

 今から深夜バスでスケッチ旅行に行く予定が…。」

「おやじの手伝いなんか誰も最初から期待してねぇよ!」

「あっ…。」

「あぁ 千絵。お前 しばらくバイト来れんのか?」

「えっ?あぁ〜 春休みの間なら。」

「だったら厨房 手伝え。

 ヘルプが1人いりゃ俺1人で十分回せる。」

「私が厨房?それって いつから?」

今日からだ。つうか 今だ 今すぐだ!」

「はい!」

『とは言ったものの…。

 その日の営業は 

 さんざんな出来だった。』


イライラして調理器具もひっくりかえして
たいへんなことに。
あらいものもやまほど。

「あぁ〜 もう疲れたよ〜。」

とへたりこむ千絵をやさしい目でみる拓。

彼女の桃子とあっている賢太。

「あぁ〜 そろそろ閉店の時間か。」

「何? そんな切ない顔しちゃって。

 落ち込むぐらいなら電話して

 仲直りすればいいのに。」

「しねぇよ。つうか 今更 無職になるなんて。

 そんなの桃子のおやじさんに言えないよな。」

「まあ 怒るだろうね うちのパパは。」

「だよな。」


帳簿をつけながらため息をつく英介。
携帯に手をのばすもやめました。

睦子と拓がそばにやってきました。

「いつもの痴話げんかですよね?

 私の経験上 けんかというものは

 時間を置けば置くほど溝が深まるものです。

 私も 前の 前の夫のときは…。」

「睦子さん 睦子さん 睦子さん。

 今 その話 いらない。」

「あっ そうでした。 すいません。

 ですから 一刻も早く仲直りしてください。

 この際ですから正直に申し上げますけれど

 これまで 私 このお店で坊ちゃんの言動に

 耐えてこられたのは 

 みんな 賢太さんたちのおかげなんです。」

「はぁ?」

「俺だって お前みたいなやつと

 何年も 組んでこれたのは

 あいつらが いたからだよ。」

「うるせぇな。

 お前に言われると一番腹立つんだよ。」

「まあ ここは素直に謝っとけって。

 あいつら 何年も お前の夢に

 つきあってくれたんだろ。」

「わかってるよ。」

大きなテレビで映画をみながら

「オーシャンゼリゼ」と歌いながら

TKG=卵かけご飯をたべる麻生。

「美しい。」

卵も醤油もご飯も高級品なんだろうなあ。
そのころ店では・・。

「来なかったの? 麻生さん。」

「はい。今まで 毎日顔を出してくださってたのに。」

「もしかして マシュロンから 

 連絡がないのがショックで…この店を見捨てたとか。」

「まさか。そんなこと ありませんって。」

「山手英介の店に行ってから

 ずっと様子がおかしいんですよ。

 昨日だって…。」

英介の名前に反応する東さん。

ひとり厨房にいる英介。
賢太と剛のことを思い出していました。
そこに携帯がなり急いで手にしたけど
相手は白山。

「な〜に?こんな時間まで起きてたの?」

「かけてきといて何すか。白山さんこそ…。」

「ねえ 英介ももう1回 ロックやろうよ。」

「はっ?」

「ロックよ。あなたたちにはね 

 まだチャンスがあったの。

 ロックバンドとしてデビューのチャンスがね。」

「えっ?」

翌日、家にたずねてきた白山。

「マジっすか?デビューの話ってマジっすか?」

とくいつく拓。

「そう。 驚いたのがねこの 鶴見さんが言うには…。」

『このバンドだよ。
 
 俺 この映像を見て 

 すぐに連絡したんだ。 この彼に。』

「賢太に すぐ連絡したんだって。

 あんたたちにすぐ会いたいからって。」

「あっ? いや でも 賢太は…。」

『やっぱり落選だって。』

「うそついたのかもしれないわね。」

「えっ?」

「でもさぁ 何で わざわざうそなんか ついたんだろ。

 まあ 俺 もともとやめるつもりだったけどね。 ははっ。」

「ねえ とにかく 一度この 鶴見さんに連絡してみてよ。

 私からももう一度 あんたたちのこと 

 プッシュしとくから。」

英介は仏頂面。

「何? 英介ももっと素直に喜びなさいよ。

 あなたのミュージシャンとしての才能

 買ってくれる人がいたのよ。」

「えっ 俺の才能?」

まりあの部屋にきた英介。
まりあ、涙涙。

「なあ そんな泣くなよ まりあ。」

「ううっ ごめん。でも 私 ずっと信じてたもん。

 英介の音楽は いいって。

 いつか誰かに認められるって。

 ほんとに良かったね。 英介。」

アイロンをかけている英介に抱きつくまりあ。

「おっ 危ねぇ。 やけどすんぞ。」

「だって うれしくて。」

「俺も すっげぇうれしいよ。

 俺らの音楽を認めてもらえて。

 でも 何か 今更って感じっつうか。」

「えっ?」

「ほら あの ベースもさ もう ばっきばきにして

 捨てちまったし 

 今更 もっかいロックの世界に入れって言われても

 正直 ピンとこねぇつうか。」

「ちょっとしっかりしてよ 英介。」

「う〜ん。あっ ヤッベェ アイロンが。」

シェフコートにこげめがくっきり。

「アイロンは いいから もっとちゃんとして。

 ちゃんと考えて。

 音楽は英介の子供の頃からの夢なんだよ。」

「いや そりゃそうなんだけど。」

「いい? 一刻も早くこのプロデューサーさんに会って

 話を聞いてみるべきよ。

 何なら私も一緒に行こうか?」

「いや でも今さ すげぇ 店が大変で。」

「ねえ 英介まさか このチャンス 

 逃す気じゃないでしょうね?」

本屋にいる賢太と剛。
賢太がみていたのは就職情報誌。

先に外にでた賢太は英介にばったり。

「何だよ。今更 謝ったって戻る気なんかねぇぞ。」

「お前 俺に うそついてねぇか。

 俺はさぁ お前が

 フェスのオーディションに落ちたっつうから

  ロックの夢 諦めたんだよ。

 でも さっき聞いたら白山さんの話じゃ…。」

「うそは ついてねぇよ。」

そこへ剛もでてきて二人の会話を聞いてしまいました。

「ROCKHEADは落選した。

 でも プロデューサーとかいうおっさんから

 連絡があって 違うバンドとして

 デビューしねぇかって言われたんだよ。

 お前と拓と俺の… 3人でな。」


「えっ?」

「ドラムを剛じゃねぇ他のメンバーに代えて

 プロデュースも向こうに任せるって

 そういう条件だったんだよ。

 それで 俺から断った。もう潮時だと思ったんだよ。

 実際 拓ももう抜けることになってたし。

 俺も 自分の実力には限界 感じてたんだよ。

 だから…。

 だから 正直に言わなくて悪かったと思ってるよ。

 でも 言っちまったらお前が迷うと思ってさ。」


「あぁ 迷うよ。 迷いたかったよ。

 デビューのチャンスがあったなんて。

 お前 俺が…。

 俺が どんだけ ロックで成功したかったか

 わかってんのか この野郎!」


胸元をつかむ英介に
何も言わない賢太。
英介はいってしまい、剛が賢太に声をかけました。

「おい。 もしかして お前俺のために?」

「べつに お前のためじゃねぇよ。

 でも…これで終わりだな 何もかも。」


厨房で野菜を切る千絵。

「痛っ。はぁ〜 やっぱ無理だよねこんなの。

 大体 私は作るよりも食べるのが専門なのに。」

『シェフは恋人にするとあまり いいことないの。』

といっていたまりあの言葉を思い出しました。

「やっぱり頑張ろう。ここにいれば こんな私でも

 英介さんとレストランの役に立てるんだもん。」

そこへ戻ってきた英介と拓。

「なあとりあえず会ってみようって。

 ねっ ねっ だってね そこのお偉いさんが

 俺と英介のこと かなり

 気に入ってくれてるって話だしさ。」

「う〜ん でもなぁ…。」

「だって もしかしたら 今度こそ

 本当にメジャーデビューできるかもしんないんだよ!」

「えっ デビュー?」と驚く千絵。

「まあ その話は後だ。とりあえず 開店準備しねぇと。」

「でもさ あいつらもいなくなっちゃったし

 この店も もうやばいんじゃないの?」

「何 それ…。」

とりあえず残ったメンバーで円陣。

「よ〜し 集まれ。

 いいか?今日もメンバーは この4人だけだ。」

「昨日は人手が足りなくて…。」

睦子の服についている赤い羽根が
ちくちくするという拓。

「おい!頼むから2人共 集中しろよ。」

「あぁ〜いいか?

 昨日は人手が足りなくて 接客も料理も

 客に 満足なものを届けられなかった。

 これは まずい。すげぇ まずい。

 今日は んなことのねぇように…。」

そこでくしゃみする千絵。
拓も・・!
「何だよ!何なんだよ!

 せめて 円陣ぐらいうまく組ませてくれよ

 たったの4人なのに。」

「でも やっぱり円陣は

 賢太さんたちがいないと…はっくしゅん!」

睦子さんまで。

「えっ 何か焦げ臭くね?」

暖房器具がいかれてしまいました。

「もう何かしら壊れてんなこの店は。

 ちきしょう!もう〜。

 何もかもうまくいかねぇじゃねぇか!

 アイロンも円陣も暖房も長年の友情も。」

「なあ 英介 やっぱ もうこれは レストラン諦めて

 ロックに生きろってそういう流れなんじゃねぇの?」

「はい? ロックに生きる?」

「あぁ 実はね俺と英介 また

バンド始めちゃうかもしんねぇの。」

「その話は また後 つったろ!

 お前 何で そこまで 生き方も口も軽ぃんだよ。」

そこへやってきたお客さんは
賢太の彼女の桃子と両親。

「久しぶり 英介君。うちの親がね

 どうしても 賢ちゃんの働く店が

 見たいって言いだして。で…。

 ごめん うちの親 まだ知らないの 

 賢ちゃんが店 辞めたこと。」


「はぁ?」

「いや思ったよりは広い店だな。」

「そうね。で 賢太さんは?」

「あぁ えっと 賢ちゃんは…。」

「あっ いや あ〜の〜…。あぁ ワイン!

 そう あの 賢太… 君は あの…店のために

 ソムリエの勉強してて 

 で 今日 その講習 行ってて。なっ。」

「はっ?」

「なっ!」

「あぁ〜… そうなんです たまたま

 今日は ちょっといなくて。どうぞ こちらに。」

なんとかごまかした。

そしてノリオたちご一行に
奈々と友だちも。
そして東さんも。

「久しぶりのお休みなので食べにきました。

 ほんとは もっと早く来たかったんですが。 」

「いつもなら 開店直後に

 こんだけ来てくれたら大歓迎なのに。」

人出がたりないのに大忙し。

「でも えっと。」

「あぁ? 何だよ?」

「お店 やめないですよね。」

この忙しい時に千絵は何を。

「ロックやってる 

 英介さんもいいのかもしれないけど

 でも やっぱ 私としては料理してるのが

 英介さんであって料理人じゃない英介さんなんて

 英介さんじゃないというかむしろ 

 髪の色 染めて たばこ吸ってたロックな英介さんには

 何の興味もないというか…。」

「おい 俺のロックを全否定すんのはやめろ。

 俺は20代の全てをロックにささげてきたんだぞ。」

「だって…。」

「英介 英介。また 新規のお客さん 入った。

 あぁ ほらこないだの子供料理教室んときの家族連れ 1組。

 合計 全部で17人。」

「了解。

 つうか 客 待たせてんだよ。

 つべこべいわないで仕事しろよ!」

なのに千絵はまだくいさがる。

「だって 約束したじゃない!

 この世には うなって倒れるような

 おいしい料理が いっぱいあるって。

 いつか それを私に食べさせてくれるって。」

「ふ〜ん 2人で そんな約束してたんだ。」という拓。

「何 何? 何の話?」と奈々もよってきましたが
千絵は無言。

忙しそうなのをみかねて声をかけてくれる東さん。

「坊ちゃん 坊ちゃん。
 
 良かったら 入ってもいいですか?

 厨房に。」

太朗もストーブをもってきてくれて
暖房はOK。
東さんの手伝いもあって順調にすすみ
桃子の両親も満足そう。

「やっぱり プロってすご〜い。」と感心する千絵。

「いや ほんっと助かりますよ。

 勉強にもなるし。」

「いや…。

 華子さんの店 思い出しますね。

 そりゃあ 客層も店の雰囲気も 

 全然違いますけど

 華子さんのル・プティシュも

 いつも いろんなお客様の笑顔に

 あふれてましたもんね。」


お客さんはみんな笑顔でおしいそうに料理をたべ
太朗も手品を披露。

「今 働いているガステレアも 

 美学が徹底されたすばらしい店です。

 でも 時々 旦那さんの手品や

 近所の家族連れのお客さんたちが 

 懐かしくなってしまってね。

 あのノートも役立ってるようで何よりです。」

「いい店 作りましたね 坊ちゃん。」


「いい店?ここが?」

ノリオたちも桃子の両親も笑顔。

「いや〜 腹いっぱいだな。

 うまい店で働いてるんだな賢太君は。」

「ほんとね。 来て良かった。ごちそうさまでした。」

「ごちそうさまでした。」

桃子も英介にお礼を言いました。

「ありがとう。 とりあえず 父親には

 余計な心配させたくなかったから 助かったよ。

 今は あんなに元気だけど

 去年の夏に 一度

 心筋梗塞で倒れちゃって。」


「えっ?」

「そのころからかなぁ 賢ちゃん 

 就職するから ちゃんと結婚しようって 

 言い始めてくれて。」


「桃子。」

「は〜い。

 ほんと ありがとう。早く仲直りしてやってね。」

「おう。」

桃子もかえりました。

「あいつ それで結婚 焦ってたのか。」

そこへでてきた睦子。

「はぁ〜 良かったですね 何とかなって。

 これで明日にでも 賢太さんたちが

 帰ってきてくれれば。」

「あいつらは もう戻ってこねぇよ。」

「えっ? じゃあ お店は?」

「4人でやるしかねぇだろ。

 今日ほど 客が来ないことを祈って。

 いや 客が来ないのも店的には困るし

 う どうすりゃいいんだよ…。」

そこへ千絵の手をつないだ拓と太朗がでてきました。

「はぁ? お前 何 手つないでんだよ。」

「違う違う 大変なんだよ 千絵ちゃんの右手が。」

「これって 多分 けんしょう炎。」

「ごめんなさい!うぅ〜…。」

「くっ… あぁ もう!」

おちこむ千絵をおくる拓。

「はぁ〜 こんなときに 役に立てないなんて

 私って最悪。」

「まあ いいんじゃねぇの?

 これで英介も レストラン諦めて

 ほら  ロックの道に進む決心がついたかもしんねぇし。」

「もし 英介さんが デビューすることになったら

 やっぱり 喜ばなきゃいけないんでしょうね。」

「えっ?」

「英介さんの長年の夢だったんだし。

 あぁ〜!でも やっぱ 私はレストラン続けてほしい。

 英介さんのお料理を もっともっと 食べたい。

 それに一緒に働いて気付いたんだけど

 お料理してるときの英介さんって 

 ほんっとに いい顔してて。

 こう お鍋とか振ってるときの 
 
 この辺りの筋肉とかもすてきで…。」


英介をほめまくる千絵を抱きしめる拓。

「あっ… あの。」

まじめな顔からわらってみせる拓。

「くぅ〜〜!温けぇ〜。」

「えっ!?えっ 何? これ 何?」

「だって 千絵ちゃんさ

 英介の話ばっかすっから 心が寒くなっただけ。

 よし!じゃあ おやすみ。

 あっ そうだ。湿布 ちゃんと貼っとけよ。

 じゃあね。」

「えっ… 何だったの?」

拓、切なっ・・!!

就職情報誌をおいてグルメ雑誌を手にする賢太。
ドラムをたたく剛。

「俺が 足 引っ張ってたのか…。」

拓も苦しそう。

英介も悩み中。

「はぁ… やめたほうが いいのかなこの店。」

するとロック英介がでてきましたw

「ああ。 もう そうしちゃえよ!
 
 ロックで食ってけるかもしれねぇんだぞ。

 ライフ イズ ロックだよ。

 俺は こんなチャンスが来るのを

 ベース始めた13のときから 
 
 待ちつづけてきたじゃねぇか。」

「そう!そうなんだよ。」

「だろ。料理なんていいから 

 一気に ミュージシャンとして上り詰めろよ。

 それこそ 俺の夢だろ?

 ほら まりあだって あんなに喜んでくれてたじゃねぇか。」

「そうなんだよ。 でも…なぜか

 デビューの話 聞いても
 
 前みたいに心が躍らねぇんだよな。」

今度はシェフ英介が!!ww

「そりゃ そうだろ。

 今の僕の夢はフレンチだ。」

「あぁ?」

「この手は料理のために

 ささげると決めたばかりじゃないか。」

「そうだけどでも もう この店 ばらばらだよ。」

「賢太たちより もっと優秀な人材を雇えばいいだろ。

 賢太は 君に うそをついたんだぞ。」

「まあな。」

「やつらのことは忘れて 東さんみたいな

 きちんとした料理人を雇うんだ。

 そうすれば 店はもっと うまくいく。

 ほら 千絵だって あんなに応援してくれてるじゃないか。」

「う〜ん…まあ そうかもしれねぇけど。

 今更 あいつら以外の人間雇うなんて…。」

「だったらレストランなんて やめちまえよ。

 俺にはロックの才能があるんだぞ。」

「いや。もっと訓練して 立派な一流のシェフになるんだ。

 僕にあるのは料理の才能だ。」

「おぉ〜 そっか!俺って すげぇんだな

 そんな2つも すげぇ才能にあふれてたなんて。」

前向きww

「あぁ〜!

 いや 待てよ。

 俺ってそんな すげぇやつだったっけ?」

よくみたらロック英介もシェフ英介も消えていました。

「はぁ〜… あぁ〜 あったま痛ぇ。

 あぁ!飲み過ぎか? こんな程度で。」

そこへやってきた麻生。

「すごい自問自答だな。

 ふふっ もしかして 会話する友達が いないのか?

 かわいそうに。」


「いつ入ってきたんだよ。 ほっとけよ。」

「ふふっ 僕と一緒だな。」

また勝手にきゅうりをかじる麻生。

「うん。 これも うまい。」

「何 勝手に食ってんだよ!」

「うちの 厨房で 

 もう少し 一緒に飲まないか?」


屋台で飲んでいる賢太と剛。

「なあ やっぱ あれ俺のせいなんじゃねぇの?」

「だから 違ぇって。俺が やめたかったの。

 違うメンバーでもいいからデビューしてぇとか

 思うほど 音楽の世界に

 もう 未練なんか なかったんだよ。」

「お前…。やっぱ いいやつだな お前な!」

「うっ!やめろ。 やめろ気持ち悪ぃ。」

賢吾に抱きつく剛。

「おおおっ 見ろよ。

 こんな深夜に 熟年カップルが歩いてるよ。」

「パンクだな おい。あっ? あれ!」

睦子と太朗。

ガステレアへやってきた麻生と英介。

「ようこそ 我が厨房へ。」

ふたりでワイン。

「はぁ〜だいぶ変わっちまったなぁ〜。

 前の店のときは こっちがシンクで 

 こっちが ずらっと作業台だった。」

「僕は 今 君を恨んでるんだ。

 君の料理を食べてから 

 安いものばかりが食べたくなる。

 お湯を入れて 

 3分待つだけの カップ焼きそば。

 ご飯に卵と しょうゆをかけただけの 

 卵かけご飯。

 ふにゃふにゃのソフト麺に カレーあん。」


「俺の味が 安っぽかったって言いたいのかよ。」

「いや その料理は みんな

 僕の子供の頃の ごちそうだ。

 食べ物を食べて 生まれて初めて

 うまいと 幸せだと感じた。

 あのころの記憶が よみがえる。

 ふふっ…もう 30年も前のことなのに。」


「ふ〜ん うまいよな 卵かけご飯。」

「そうだ。 青い卵を手に入れたんだ。見るか?」

冷蔵室へやってきた2人。

「アローカナか。きれいだな 何作るんだよ。」

「3月のデセールのオムレツとプリンだ。

 アローカナの卵には 老化防止成分の

 レシチンが 鶏卵の約2倍 含まれている。

 きっと女性客にも喜ばれるだろう。」

「ふ〜ん そういう何とか成分とか

 何とか効果っつうのは 何か うさんくせぇんだよな。

 要は 季節のうまいもんを

 バランスよくとってりゃいいんだよ。

 おぉ〜 これ ジビエか。」

「君の仲間は あれからどうした?

 ふふっ やはり あのままか。

 あの店も もう終わりだな。」

「何だと?」

「だって 君の その性格じゃ

 他の見ず知らずの人間と 

 一緒に働くのは難しいだろ?」

「うるせぇよ。あんたほど性格は悪くねぇよ。」

「はははっ そうかもしれないな。

 でも 大丈夫。 僕には君と違って

 社会性もあれば 常識もある。

 それに 金もな。」

「金って。」

「君も いっそ…。

 僕のものに ならないか?」


「はぁ?」

そのとき、ドアがしまってしまい
冷気がふきだしました。

「うおっ!何か出てきたよ。 おい。」

まりあはネットで英介からみせてもらった
名刺のプロデューサーをチェック。

「けっこう やり手のプロデューサーなんだ。

 えっ?」

何かに気づいた?

太朗と睦子は賢太たちを説得にきたようす。

「レストランに戻ってきてくれないか?

 英介は…本音は帰ってきてほしいんだよ。

 でも 素直にそれが言えない性格だから。

 知ってると思うけど。」

「今日までは どうにか営業してたんですけどね。

 もう それも限界で。」

「しかも 更に困ったことに 英介は 忙しいから

 家に帰れないでしょ。部屋が散らかり放題なんだよ。

 ストーブもないし 寒くて…。」

「いくら 俺らが戻りたいって言っても

 もう あいつが 俺を許しちゃくれないと思います。

 あいつが 音楽で どれだけ成功したがってたか

 わかってたのに 俺…。

 それに 俺らの腕じゃ 本格フレンチ目指してる

 あいつの役にはもう立てないんすよ。」


閉じ込められたふたり。
電話をしても誰も出ない。

「あぁ だめだ!誰も出ねぇ。」

「ドアが完全にロックされてるな。

 なぜだ?安全装置が壊れているのか?」

「つうか寒すぎるよ電池も どんどん減ってるし。」

「おい その携帯が命綱なんだ。

 そんな頼りない仲間になんかかけてないで

 まずは警察に連絡しろよ。」

「あぁ そうか そうか。なるほどね。 よし。」

しかし充電がきれました。

「ワオ!死にやがった。」

「なぜ ちゃんと 充電しておかなかった。」

「うるせぇな。根本的に あんたが悪いんだろ。」

「すまん。 正直さっきまでちょっと酔っていた。」

「ごほっ あぁ〜 大声出すと息苦しい。」

「そうだ けんかしてる場合じゃない。

 とりあえずは体を寄せ合おう。

 寒さが身にしみてきた。」


抱きあおうとうする麻生。

「嫌だよ 男と体 寄せ合うなんて。」

「えり好みしてる場合か!

 早くしろ 死ぬぞ。」


不本意ながら抱きしめあうふたりw

「はぁ… つうか ちっとも

 温かくねぇじゃねぇか あんたの体。」

「僕は 虚弱体質だからね。

 子供の頃 栄養失調だったんだ。

 保護施設に引き取られるまでは

 1日 菓子パン1つで

  過ごしたことだって何度もある。」

「そうだったのか。」

「親に捨てられたときは

 3日間 何も食べずに アパートで倒れていた。

 発見されたとき警察のおじさんが

 のりを巻いただけのお握りをくれた。

 その味が 僕の人生における

 一番の思い出の味だ。」


「ぐぁ〜…。」

英介、寝ていましたw

「おい… おい!寝るな 死ぬぞ!」

「あぁ〜 最近 寝不足で。」

「せっかく大事な話をしていたというのに。」

「つうか どうすんだよ これ。

 やだよ あんたみたいな

 いけすかない男とこんなとこで死ぬなんて。 あぁ!」

「そうかな?僕は 君が今までいた連中よりも

 ず〜っと価値のある人間だと思うよ。」

「価値のある人間?」

「言っただろ 彼らとは離れて正解だって。

 シェフにとって一緒に組む人間は重要だ。

 あんな素人と一緒に料理を作っていたら

 君の腕が上がるはずもない。

 しかも 彼らは 私の美学に最も合わない連中だ。

 がさつで けんかっ早くて

 味も芸術もわからない哀れなミュージシャン崩れ。

 ふふふっ。

 君のために言ってるんだよ。

 彼らと一緒にいたら

 君の感性も狂っていくばかりじゃないか。

 いいかい?君が組むべき人間は…。」

「誰が哀れな

 ミュージシャン崩れだって?

 いいか? 一番けんかっ早いのも

 柄が悪いのも俺だよ。

 あいつら 確かに まだ みじん切りも甘いし

 冷蔵庫だって 開けたら すぐ閉めねぇ。

 でもな 努力家で 陽気で 

 思いやりがあって 

 最高に いいやつらなんだよ!

 バンドだって一緒に組むメンバーは重要で

 本気で いい音出そうと思ったら

 けんかもするし取っ組み合いもする。

 女や他のバンドと もめたときは

 助けたこともあるし 助けられたこともある。

 一緒に道端でCD売ったこともな。

 でもな そうやって 長い間やってこれたのは

 あいつらだったからなんだよ。

 バンドでも レストランでも

 俺は あいつらとだったから

 一緒にやってこれたんだよ!

 んななぁ てめぇの美学なんか

 くそくらえだ!くそっ!

 ステージだろうが ちゅう房だろうが

 俺は 

 俺は あいつらと一緒に やりてぇんだよ。

 一緒に やりてぇんだよ!」


そのとき扉があき、店の従業員や
賢太と剛もやってきました。

「英介!」

「オーナー!大丈夫ですか?」

「安全装置が作動していないと 警備会社から連絡が来て。」

その場にたおれこんでしまった英介に
かけよる賢太たち。

「おい 大丈夫か? お前。しっかりしろ。」

「留守電 聞いてびっくりしたぞ お前。

 手温めろ。もし 凍傷とかになったら

 お前 料理もベースもできなくなんぞ。

 お前のカイロないのかよ? 出せよ。」

「俺はねぇよ。」

「何でねぇんだよ 何で持ってねぇんだ

 あんな寒いのによ。」

ふたりともいいやつ・・。

「帰ってきてくれ。」

「えっ?」

「帰ってきてくれ。

 俺は お前らじゃないと だめなんだよ。」


そこへ拓もかけつけました。

「おい 英介 大丈夫か?今 留守電 聞いて…。」

「4人だったから できたんだよ。

 4人じゃなきゃ 意味ねぇ。

 バンドだって 俺らが全員じゃなかったら

 最初から何の意味もなかった。

 だから…。

 頼む 帰ってきてくれ。

 あのレストランに。」


「坊ちゃん。」

英介に手をかして立たせてやる賢太。
手をさしだしました。
その手をとる英介。

「しょうがねぇな。」

そこに手をかさねる剛。

そして拓も。
睦子まで!!

「良かった。」

「また 熱い友情ごっこか。

 この寒いのに。」


「行きましょ オーナー。」

スプーンで髪をなおす麻生。

プロデューサーにあった英介と拓。

「やっぱり いい いいね。

 いや 思い描いてたとおりのビジュアルだよ。

 ギターやドラムは 後で探すとして

 とりあえずは 打ち込みで。」

「こんにちは〜。 こんにちは〜。」

「来た来た〜。彼女がボーカルのマユりん。

 このユニットはね 宇宙のお姫様と

 それを取り囲む美しき惑星という

 ロックとアイドルを融合させた

 新しい 宇宙ビジュアル系バンドにしようと思ってたんだ。」

「宇宙ビジュアル系バンドって

 何?」


「アイドル専門のプロデューサーだったなんて。」

まりあもびっくり。

「じゃあね じゃあね じゃあね 

 拓が金星で 英介は冥王星ね。」

「めい…。はい?」

コスプレはサービス?

「あら!けっこう似合うじゃない。

 いいわよ 2人共。」と白い。

「いや これは ないっす。」


帰ってきたふたり。

「剛だけ 外された理由がわかったよ。」

「はっ?」

「あの衣装が似合わなかっただけだ。

 お前のドラムは最高だ。

 だから今日も気合い入れて 肉をたたけ。」


「あぁ 了解。」

「それから 店を変えんのも もうやめた。」

「えっ やめんの?」

「味の研究は続けるよ。

 まだまだ 俺は未熟だからな。

 でも 内装とか 派手な料理とか

 そういうビジュアル系にこだわんのは やめた。

 くそ!も解禁だ。」


「何でだよ?あいつに 文句言わせねぇ

 一流のレストランにしたかったんだろ?」

「いやぁ… 母さんの

 ル・プティシュの精神つうのも

 そういうもんでもなかったのかなって。」


母のノートには

「お客様の笑顔が見たい」

とかいてありました。

「俺 ちょっと羨ましかったんだ。

 ほら 30にもなるとさ

 年齢的にも 夢と現実の折り合い

 つけなきゃなんなくなる時期だろ?

 そんなときにまだ

 夢 夢って言ってる お前が

 ちょっと まぶしかったのかもな。

 でも 応援するよ。 お前の夢。」


「応援なんて いるかよ。

 応援じゃなくて一緒に目指さねぇか?

 このレストランを 

 俺たち全員の夢にするんだ。」


「うん。 全員の夢か。」

「それもいいかもな。

 俺も目標 出来ちゃったし。」


「えっ?」

ソムリエの本をみせる賢太。

「ほら 桃子から聞いたよ。

 ばっちり勉強して いつか ほんとに…。」


「まさに 雨降って地固まるだね。」

「ええ ほんとに。」


嬉しそうに眺めていた千絵を
拓がみていて視線を感じて
そちらをみるけど目をそらす千絵。

今日はみんなで円陣。

「よ〜し 開店まで あと10分だ。集まれ。

 よし いいか? 俺らの仕事は

 食材を洗う 皿を洗う切る 料理する

 食う くそになる その繰り返しだ。」

「でも それの何が悪い。

 それが人生じゃねぇか。

 人は食って くそして死んでいく。

 それ以上でも それ以下でもねぇ。

 でも それをいかに おいしく

 幸せにしてやれるかどうか

 それが 俺らの大事な仕事なんだ。

 しゃ〜!今日も気合い入れて

 客を笑顔にする

 最高のフレンチと

 最高のサービスを提供しようぜ!」


「おぉ〜!」

千絵の家の畑のトマトを
勝手にもぐ麻生。

「父ちゃん 野菜泥棒がいるよ。」

「己〜 何で うちの畑は食われてばっかなんだ!」

「こちら 頂いてもよろしいですか?」

「ですから 売っていただきたいんです。

 こちらの農園の野菜を

 全て我が麻生コーポレーションに。」


店にやってきたまりあ。

「私も もう応援するしかないのかなぁ。」

そこへ千絵がでてきました。

「あっ。こんばんは。 」

「もう帰るんですか?」

「はい。 バイトもできないので

 今日は 軽く食べにきただけで…。」

「そう。 ほんとに英介の料理が好きなのね。」

「あの!

 私…英介さんが好きです。」


「えっ?」

「最初は

 英介さんのお料理が好きで でも 今は…。」

「一体 何が言いたいの?」

「いえ。 だから…。

 私…。

 英介さんを私に下さい!」




太朗のいうとおり
雨降って地固まるの回。

勢いではじめてしまったレストラン
剛は料理初心者だし
ロック歌手からいきなりフレンチのシェフで
レストランが夢なのは英介だけなうえ
忙しくて薄給で・・という状況で
不満が噴き出すべくして
ぶつかったわけですが
だてに中学時代からの仲間じゃない。
何度もこんなふうにケンカしては
仲直りもしてきたのでしょう。
英介もここぞというときにはちゃんと
素直に言えるからこそですが。

で、あの麻生と英介のシーンはなんなのw
放送前にあらすじをよんで

とじ込められるのが

この二人と知ってふいたww


そこは普通ヒロインと閉じ込められるもんでしょ!
なんで麻生wwww
ヒロインの面目も丸潰れではないですかw

悪役しかこなくなったという

吾郎ちゃんのイメージアップ大作戦?


麻生、最初はみるからに悪者だったのに
もうコメディキャラにしかみえないもん!!

好きな子(千絵)が他の男(英介)を
みてるってつらいよね、拓。
デリカシーのない英介のかわりに
拓が恋愛の切なさ担当してますが
今のところまりあとも決定的な亀裂が
入るようにもみえないし・・
このあと英介がいきなり千絵が好きになるのは
唐突すぎるような気がする、もう8話目なのに。
だいたい、千絵、それをまりあにいうのは
まちがってる。




山手英介  向井 理 
大楠千絵  瀧本美織 
橘まりあ  国仲涼子 
住吉賢太  塚本高史 
平塚 拓  三浦翔平 
藤沢 剛  川畑要(CHEMISTRY)
白山祐希  鈴木砂羽 
海老名睦子 片桐はいり
和泉佳奈  宮地真緒
柏木一平  石黒英雄
東 則夫  田山涼成 
戸塚 杏  林丹丹 
高木奈々  山下リオ 
大楠佐助  佐藤勝利(SEXY ZONE)
大楠義明  橋本じゅん
山手華子  片平なぎさ 
山手太朗  大杉漣 
麻生時男  稲垣吾郎






2012.02.29 Wednesday 08:33 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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ハングリー!「別れの時!宿敵の甘い誘惑…」
なんだか、このドラマには、ストーリーより、どこか脳天気なのんびり空気と、美形鑑賞。料理と「美味しそうな顔」を期待してる私… こういうドラマ鑑賞法もアリ? (^^;) 向井理と、宿敵・稲垣吾郎のハグ・シーンが見られるとは… ちょっと、お得気分?! ゴタ
| のほほん便り | 2012/02/29 9:30 AM |