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薄桜鬼 黎明録 第7話

第7話

丸腰の力士相手に乱闘騒ぎを
おこしてしまった芹沢さんと沖田。

ケンカをうってきたのはむこうなのだから
僕たちは悪くないという沖田。
あの場で局長命令にそむくわけには
いかなかったしという山南さん。

土方さんが怒鳴りつけました。

「いいわけなんざききたくねえ!

 ケンカを売られたからって

 丸腰の相手刀をむけてどうする!」


「だったら 士道負覚悟で

 僕が腹をきりますよ。」


「総司!いきなり何いいだすんだ!

 冗談言ってる場合じゃねえだろ!」

「冗談?僕は本気だけど。」

「いい加減にしろ!!総司!」

とますます大きい声をはりあげる土方さん。

「てめえの腹ごときで

 さわぎを

 おさめられるはずねえだろうが!」


と言い捨てて中に入ってしまいました。

そして芹沢さんもまったく反省の色なし。

「我々にはなんら非はない。

 武士というのは

 辱めをうければ

 死すら賭してたたかうものだ。」


「バカ言うな!!

 あんたがやってることは

 不逞浪士と同じじゃねえか!」


奉行所も相撲部屋も話はついていて
この件はもうすんだことだと
おちつきはらっている芹沢さん。

「あんた!

 一体 なにしに

 江戸を出て ここに来たんだ?!」


「フン。

 では逆にきこうか 土方。

 貴様はいったいなんのためにここにいる?」


「そんなのきまってんじゃねえか。

 近藤さんを頭に

 武士として大義を成すためだ!」


「この先 どれだけ名をあげたとしても

 農民はしょせん 農民でしかあるまい。

 それが世のことわりというものだ。」


「なんだと?!」

「以前にもいったが

 貴様には 目的を達するために悪を演じ

 泥をかぶるという 覚悟が足りぬ。

 誠の武士として大成したいのなら

 土方 貴様は鬼になれ!

 人から忌み嫌われ

 すべてを敵にまわしてもかまわぬ。

 鬼になれるというのであれば
 
 あるいは 世のことわりを

 覆すことが出来るかもしれん。」


ひとりでいた土方さんのところに
やってきた近藤さん。

「芹沢さんにまた言われちまったよ。

 俺にはすべてを捨てる覚悟がたりぬって。

 確かに俺は 

 あの人と同じことなんざできねえよ。

 浪士組の名をあげるためには

 手段を選ばず 悪評をもおそれない。」


「俺だってできんよ。

 芹沢さんは

 うまれながらの武士なんだろうな。」

「それじゃあ

 俺達は 一生 武士になんてなれねえってことか?」

「芹沢さんのいうような武士にはなれん、

 ということだ。

 ここは どことなく 多摩に似ている。

 なあ こうしていると

 あのころを思い出さないか?」

試衛館で稽古をしていた
若いころのふたり。

「最近 腕をあげたな。」

「あんたにゃあ まだまだかなわねえよ。」

「それにしても トシは偉いな。

 商売の合間に

 きちんと稽古にも通って。」

「どこが偉いってんだ。

 俺は 今まで何一つ

 まともにやりきったことがねえ

 どうしようもねえやつだよ。

 農家を継ぐのも嫌
 
 商奉公もろくに続かずに

 飛び出しちまう。

 あれだって 食っていくため

 しかたなしにやってる。」

薬の入ったかばん。

「たまたまあわなかっただけだろ。

 逆にいえば 

 他に やりたいことがあるんじゃないのか?」

「やりたいこと・・?

 あんたはあんのか?」

「え?俺か?

 ああ 俺は 弱きを助け

 士義(?)をつらぬく 

 関興のような武将になりたいと思ってる。

 あっ いや 子どものころから

 憧れていたんだ。

 よく 父親に 三国志演戯を

 きかせてもらっていたからな。

 笑うだろう?

 農民の子が 武将を夢見るなんて。」

「いや。俺も同じだ。
 
 侍になりてえんだ。

 本物の侍に。

 異人がでけえ船で日本に来る時代だ。

 とんでもねえことが

 次々におこっちまってる。

 今なら 農民だって 

 武士になれるかもしれねえ。」


「そうか。トシと俺は

 同じ夢をめざしているのか。」


あのころも同じく水をみつめながら
話していたふたり。

「夢の話など 人に話したのは

 初めてだった。」


「近藤さんは 試衛館を継いで

 本当に武士になったじゃねえか。」


「トシだって 今はそうして
 
 大小をさしてここにいる。
 
 芹沢さんの真似をすることはない。

 武家の生まれではないからこそ

 俺たちだからこそ

 できることがあるはずだ。」


「そうだな。」

このふたりの関係は
本当にいいですねえ。

洗濯をしている龍之介に
山崎が近づいてきて。
隊士ではないのにここにとどまっているのは
なぜだとたずねました。
芹沢の許しが出ないからという龍之介に
それだけの理由かという山崎。

「ひとつ 忠告しておこう。

 いずれでていくつもりなら

 早い方がいい。」


その山崎は島田さんとともに
土方さんによばれました。
猫のくびに鈴をつけるという土方さん。

剣の稽古をする平助に声をかける龍之介。
この間の綱道と平助の会話を聞き
平助が色々考えているんだと思い
見直したという龍之介。
ほめられてまんざらでもなさそうな平助が
ふざけて芹沢さんのための酒をふりまわし
楽しそうなふたり・・・。

監察方という役職を新しくつくり
島田さんと山崎にやらせるつもりだと
芹沢さんに報告する土方さん。

浪士組の内外を探る仕事。

「我々の行動を見張るつもりですか!?」

「別にそういうつもりはねえ。」

「羅刹や変若水など

 平隊士にはしらせたくない秘密がありますし

 敵の間者がまぎれてないか

 調査する目的もあります。」

「反対する理由はねえよな。」

「好きにしろ。」

新見が芹沢さんによろしいのですかと
たずねても、土方さんが以前から
自分を狙っていると余裕の芹沢さん。

新見は夜中にこっそり
綱道のところへいきました。

変若水を希釈するのに使えそうな液体を
内密にうけとって帰っていきました。

街中で派手に暴れる芹沢さん。
一見すると不逞浪士の取締りにみえますが
別の目的もあるのだろうなという斎藤さん。

新見はうけとった液体を
そのつかまけてきた不逞浪士にさっそく試し
目が赤くなり羅刹にかわる男。

悲鳴をききみんながやってきますが
逃げていく羅刹。

みんなは新見のところにいきといつめますが
そこに芹沢さんもやってきて
あわててそちらに逃げ込むと
自分は実験をしただけといいわけ。

「今後 俺たちにかくれて

 勝手な真似をしたら

 黙っちゃいねえ。

 法度破りは切腹だ!

 忘れるな。」

「せいぜい 肝にめいじておきますよ。」


逃げだした羅刹をさがすみんな。

平助と龍之介が羅刹をみつけました。
平助がきりつけても
その傷はすぐにふさがり
おきあがってきました。

龍之介が恐怖で動けない中
平助がまた斬りつけました。
とどめをさそうとしてとまどっていると
羅刹がそのすきに逃げてしまいました。

日中は動かないから日が落ちてから
捜索をつづけることに。

「土方さん!すまない!」

と土下座する平助。

「違うんだ!

 俺のせいで平助が」

「俺が躊躇しちまったんだ!

 化け物とはいえ もともとは人だ。

 本来なら 斬る必要なんかないって。」


「その迷いが さらに犠牲を出すことに

 なるかもしれねえ。

 平助 次はねえぞ。」


平助は江戸にいたころのことを
思いだしていました。
道場にきてはじめて仲間ができた平助。
でも金がないためみんなで京にきた。

「きっとみんなが幸せになれる。

 すべてがよくなるって思って。

 そうなるためには 俺も覚悟をきめねえと。」


羅刹の秘密をもらすためにも
犠牲を出すわけにもいかない
なんとしても今晩じゅうにとらえることに。

責任を感じた龍之介はいっしょにつれていってくれと
平助にたのみました。

二人は女性を襲っている羅刹を発見。
女性を龍之介が保護し羅刹と戦う龍之介。

「やるしかない!」

今度は迷わず斬りつけ
倒れているところにもとどめをさしました。

「平助 大丈夫か?」

「ああ。さっきの人は?」

「気を失っているだけだ。」

「よかった。」

血に染まった手をみつめる平助。

「龍之介

 俺が選んだのは 武士の道だ。

 己の信じるもののために

 立ちふさがる相手を斬り捨てる。

 だから この先 俺は

 斬って 斬って 斬り続けて

 いつかこういうことに・・

 慣れちまうのかな・・・。」



平助の言い方がものすごくつらそうで
気持ちが伝わってきますねえ。
武士なんだから斬ることに
躊躇するようじゃだめなんですけど。

斬って斬って斬りまくるのを
楽しんでるみたいな沖田や芹沢さんみたいのも
極端だし、こうやって悩むくらいの
神経をもったまま、ちゃんと信念をもった
いい武士になってもらいたいものです。




井吹龍之介 関智一
土方歳三 三木眞一郎
沖田総司 森久保祥太郎
斎藤一  鳥海浩輔
藤堂平助 吉野裕行
原田左之助 遊佐浩二
近藤勇  大川透
山南敬助 飛田展男
永倉新八 坪井智浩
井上源三郎 小林範雄
山崎烝  鈴木貴征
島田魁  大羽武士
芹沢 鴨  中田譲治









2012.08.21 Tuesday 11:07 | comments(0) | trackbacks(13) | 
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