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悪夢ちゃん 第10話「タイ夢」

 第10話「タイ夢」



児童達が次々に失踪し、明恵小学校にマスコミが押し寄せてきた。
彩未は消えた子供たちの行方を探る為、保健室で眠る。
夢の中で夢獣の力を借りて、消えた5年2組の生徒、
近藤七海(大友花恋)の無意識と繋がった彩未。
そこで彩未は七海がアザラシに連れていかれるという
悪夢を見る。同時刻、古藤結衣子(木村真那月)も予知夢を見る、
その内容は、彩未と志岐貴(GACKT)に関する、結衣子にとって
絶望的な内容だった…。






「子供達を どこに隠したの?」

「僕を信じて古藤結衣子を渡すんだ。」

「ほんの少しは信じたこともあったのよ。」

「なら 仕方ない。

 古藤結衣子を渡すんだ。」

銃をつきつける志岐。

「渡せ。」

「あなたには渡さない。

 この子は 誰にも渡さない。

 この子は死んでも私が守ってみせる!

 撃ちなさいよ。」

「変わったな。」

「あなたが見損なっていただけよ。」

部屋をでていく彩未と結衣子。

バイクで学校にくる琴葉。
保健室で彩未と結衣子が寝ていました。

「授業がが始まるまでは寝かせておいてあげて。」

「分かった。」

学校前にあつまるマスコミ。

「私は 今 次々と児童が行方不明となっている

 明恵小学校の前におります。

 この 謎の集団神隠しともいわれている事件の真相は

 一体 何なんでしょうか?

  明恵小学校の児童達です。

 大人達がついて集団登校をしているようです。

 ちょっとお話を聞かせてもらえるかな?」

「ちょ… 子供達は今とても不安になっているんです!

 不安をあおるようなことはやめてください!」

職員室の先生たち。

「いなくなった児童達みんな 同じ場所にいるのかしら?」

  一人一人が怖い思いをするよりそのほうがいいわね。

「そうですねうちの徳山真之介は寂しがり屋ですから…。

 2年生の時に遠足に行って迷子になったことがあるんです。

 その時 やっと見つけたら 

 「お母さん お母さん」って叫んでて。

 真之介は 母親を4つの時に亡くしているんです。」

「それなら おかあさんが守ってくれるわよ。」

「うちのクラスの矢沢亜紀がいたらもっと大丈夫ですよ。

 あいつには3人の弟がいましてね

 3人目の弟には自分の母乳をあげようとして

 毎日練乳アイスを食べてたんですよ。

 「だから私はこんなに太ったんです」と

 そんなことをホームルームで話して爆笑をとるような

 明るく優しい奴でした うぅ…。」

「うちの柴田 茜は頭が良くて いつも冷静だから

 冷静に みんなを励ましてるに決まってる。」

「犯人は この学校に何の恨みがあるんですかね?」

たちあがる彩未。

「どうしたの?」

「教頭先生!」

「はい。」

「1時間目の授業代わっていただけませんか?」

「どういうことです?」

「事件のことで 少しだけ 出て来たいんです。

 2時間目には戻ります。

 よろしくお願いします。」

「ちょっと 武戸井先生 先生!」

でていく彩未。

彩未は警察へいきました。

「志岐 貴が犯人だとおっしゃるんですか?」

「そうです犯人の仲間かもしれません。」

「仲間とおっしゃいますと

 犯人は どんな人物だとお考えですか?」

「人身売買の闇組織です。

 世界中に養子を斡旋する国際的なシンジケートが

 志岐 貴のバックについている可能性があります。」

「それはまた 大胆な発想ですね。

 何のためにですか?」

「ある子供を手に入れるためです。」

「その子供というのはもしかして…

 予知夢を見る人間のことですか?

 その子は 先生の教え子ですか?」

「それは まだ言えません。

 その前に 志岐 貴を逮捕してください!」

「それまでは 警察も信用できないというわけですか?」

「志岐 貴を捕まえて全てを吐かせれば 済む話です。」

「 しかし 何の理由で逮捕するんです?」

「私は 殺されかけたんですよ!

 合鍵を持った元彼にですか?」

「拳銃を突きつけられたんです!

 銃刀法違反で逮捕できるじゃありませんか!」

「本物だったんですか?撃ったんですか?」

「撃ったら私は ここにいないでしょうが!」

「それでは 今のところ逮捕状をとるのは難しいですね。

 志岐先生には 警察捜査において

 たびたび協力してもらってますし

 犯罪にかかわってる確固たる証拠がなければ

 私も信じることが できませんね。」

「証拠があればいいのね。」

「あるんですか?」

「悪夢が現実になれば信じられるんでしょ?」

夢見る羊の家へやってきた彩未。

聖堂のドアをあけようとしていると
鍵がかかっていました。
そこ後ろから肩をたたかれました。

「彩未ちゃん。」

「シスター マリカ。」

「どうしたの?

 ここには 誰もいないわよ。

 今 鍵を開けるわね。

 どうぞ 入って。

 あなたが そんなに

 ここを懐かしんでくれて 嬉しいわ。

 もっとも この聖堂は

 あなたがいた頃にはなかったものだけど。

 私のことを捜していたの?」

「児童を捜しています。」

「えっ?」

「シスター マリカ。

  養子を斡旋する闇の組織を知りませんか?

 シンボルマークに天使の羽がついた

 ブランコの絵を使っているグループです。

 昔 ここにあったブランコにそっくりな。」

「知らないわ。」

「 シスター マリカ!子供の命が懸かっているんです。

 そのグループのことを何でもいいから知りたいんです。

 知っていることがあれば教えてください!」

「ここには もう来ないでちょうだい。

 ここにも 大勢の子供達の命を預かっているのよ。

 そんなことに巻き込まれたら迷惑だわ。」

「分かりました。

 あなたを頼った私が愚かでした。」

若いシスターもはいってきました。

「大丈夫ですか? シスター。」

「大丈夫よ。

 その人は 今 帰るところ。」

山里と志岐。

「先輩 武戸井彩未が

 児童養護施設を訪ねたそうです。」

「彼女を育てたシスターがいる所か。

 二度と そこへは近づけるな。」

「分かりました。」

帰る彩未のあとをつけてくる誰か。
走って逃げました。

彩未は保健室にいる琴葉に電話。

「もしもし 私だけど誰かに つけられてるみたいなの。」

「えっ?」

「私が そこに戻ると 悪夢ちゃんが危険だから先に出て。」

「分かった 悪夢ちゃんのことは私に任せて。

 でも あなたはこれから どうするの?

 あの家に帰るのは危険よ。」

「とりあえず そこに戻る。

  私一人だけなら何とかなるでしょ。」

「そうね この学校には今大勢の教師が残ってるし

 マスコミにも注目されてるから

 結局 ここが一番安全かも。」

「分かった そっちも気をつけて。」

「分かった。

 行くわよ。」

琴葉がサイドカーつきのバイクで
結衣子をおくっていきました。
すごいもの乗ってる。

「おかえり。」

「ただいま。」

「彩未先生は?」

「学校にいます。

 あそこなら安全ですから。」

「ここも安全だ 念のため警備を強化してもらった。」

「それじゃあ 私は これで。」

「先生…。」

「何?」

「私… 私は あの学校から離れたくない。

 あの学校に転校して 私は初めて…

  初めてひとと一緒にいたいと思った。

 誰かに会いたいと思った。

 教室に行くのも 保健室に行くのも私は大好き。

 どこにも行きたくない。

 クラスのみんなも 琴葉先生も

  彩未先生のことも失いたくない。

 あの学校からどこにも行きたくない。」


「どこにも行かせない。

  当たり前じゃない。

 学校は 保健室はあなたが安心して

 未来を夢見るためにあるんだから!

 明日の朝 迎えに来るからね。

 ありがとう 悪夢ちゃん。

 私達の学校に来てくれて ありがとう。」


結衣子を抱きしめて背中をさすってあげる琴葉。

保健室に戻った彩未は眠りました。

夢の中にあのブランコとユメノケ。

「夢獣 こうなったらあなたに頼るしかないのよ。

 消えた子供達は どこへ行ったの?」

「そんなこと 私に聞いても分からないよ。

  誰かの無意識にアクセスしないと。」

「無意識?」

「私は あなたの無意識にいるだけだから。

 あなたが誰かの無意識と繋がれば

 私が伝達することはできるよ。」

「これは 夢でしょう?

 そういう理屈っぽいのはなしにしてよ。」

「いくら明晰夢だってルールはルールだから。」

「だけど 明晰夢なんだし」

「夢の中で意識して誰かを思えばいいんだよ。

 今までも そうしていたでしょ?」

「わかった。」

あのブランコに近藤七海がのっていました。

「近藤七海! そこは どこ?

 どこにいるの!?」

七海の横にシスターが!

さらにシスターがななみを抱いて海に・・。

「待って!」

同じころ

「キャー!」

結衣子も悲鳴をあげておきました。

教室。

「先生 七海ちゃんはまだ 見つからないんですか?」

「まだです。

 だけど 先生はきっと無事でいると信じています。」

「どこにいるんですか?」

「心当たりはあるんですか?」

「先生 僕がいなくなった時も 先生が見つけてくれたんでしょ?」

「知っていることがあったら教えてください 僕も捜します!」

「私も捜します!」

「俺も!」「・・俺も!」「私も!」「俺も捜します!」

「先生 誰も空気なんて読んでないからね。」

「分かっています。

 ありがとう。

 先生も必死になって捜します。

 みんなの思いを必ず近藤七海さんに伝えます。

 だから みんなはこの教室で待っていてください。」

教室からでていく彩未。
校長室へ。

「あなた どこへ行く気なの?」

「子供達を捜して来ます。

 私のクラスをよろしくお願いします。」

「待ちなさい!

 そんな今生の別れみたいなこと言われても

 「はい そうですか」って納得できるわけないでしょう。

 一人で どこへ行く気なの?

 言って。

 あなたを守ることも校長として 私の役目なのよ。」

「どこへ行くのかは一身上の都合で言えません。」

「はぁ…。

 今 ここを出て行くのなら 教師を辞めて 出て行きなさい。

 そのことをクラスの子供達に

 納得させてから 出て行きなさい。」

「それも できません。」

「だったら行くのは おやめなさい。

 教室に戻って 授業を続けなさい。

 教師にできることはそれだけです。

 分かりましたか?」

「失礼します。」

「彩未先生?」

廊下で結衣子にあいました。

「何か見たの?」

「あの人の所へは 行かないで。」

「えっ?」

「行かないで! お願い 先生。

 志岐さんには 会わないで!」

「何があったの?どんな悪夢を見たの?」

「お願い 何があってもあの人の所へは行かないで!」

「分かったわよ。」

古藤教授の家に侵入した仮面の男たちは
教授の気を失わせ結衣子をさらっていきました。

彩未に電話で知らせる教授。

「もしもし。結衣子が さらわれた。」

古藤教授の家にやってきた彩未と琴葉。

「犯人は 古藤家を襲った男達?」

「アザラシだ。」

「アザラシ?」

「だったら 悪夢ちゃんの夢札を見た人間の仕業ってこと?

 志岐 貴だ。」

「あいつが絡んでいるのは間違いない。

 結衣子は もし こうなっても

 彩未先生には知らせないでと言っていた。」

「えっ? どうして?」

「夢を見ていたんだ。」

「夢?」

「お願い 何があってもあの人の所へは行かないで!」

という結衣子を思い出す彩未。

「その悪夢を見せて。

 早く見せて!」

シンデレラ彩未と夢王子が
踊っているとガラスの靴がおれ
転んだ彩未は粗末な服の姿に。

「ハハハ…!

 君に この靴は似合わない。

 僕が 海の向こうに持って行くよ。

 馬車がカボチャになって夢から覚めたか? シンデレラ。

 君は そこで 現実に気づけばいい。

 さよなら。」

オリオン座のそばを流れる流れ星。

彩未が巨大カボチャで志岐を殴ると
夢王子が海に落ちました。

パトカーの音がし
刑事たちがやってきて逮捕される彩未。
手錠をかけられました。

「下がって。危ないから。

 押さないで 押さないで。」

「下がって。」

夢、おわり。

「私が志岐 貴を殺す夢。」

「結衣子にとってこれ以上の悪夢はないだろう。」

「大好きな彩未先生が自分のせいで警察に捕まる。

 そう思ったのね 結衣子ちゃんは。」

「ここはどこ?いつ どこで起こることなの?

 もう一度 見せて。

 早くしてよ。」

「その場所に行く気なの?」

「他に あの子を救う方法がある?

 海の向こうに連れて行かれたらもう遅いのよ。

 その前に どんなことをしたって私が阻止してみせる。

 もう一度 見せて。」

流れ星のシーン。

「待って 止めて。

 あの流れ星現実の流星群だとしたら

 場所と時間が分かるかも。」

「流星群?」

「観測可能な時間と場所を調べて

 その時間にその場所を通る船を探すの!」

「近日中に観測できる流星群はふたご座流星群。

 12月13日の夜から14日の夜明けにかけてが

 流星が多く見られる時で 放射点は 赤経113度赤緯+32度。

 どの方角からでも観測できるみたいよ!」

「見て! 流星の近くにオリオン座が見える。

  この船は オリオン座に向かって進んでるのよ。」

「だとすれば南に向かっているのか?」

「この 舳先から見える星座の位置で

 さらに 時間と方角を絞ることができるでしょ。

 13日の夜 その場所を通る船を見つけるのよ!」

「分かった。」

彩未にたのむ教授。

「殺すな。

 未来を変えてくれ。」

琴葉と彩未は港へ。
船がとまっていました。

「ここからは 私が一人で。」

「ダメよ! 一人で行かせたら

 未来を変えることにはならないでしょ。」

「馬車?

 あのカボチャが あなた?」

「違うでしょ!何で私が凶器になるのよ。」

「あっ…。」

船の中にいる結衣子。
志岐もいました。

「これで 日本とも 彩未先生とも お別れだ。」

彩未と琴葉は船の中にしのびこみました。

「何とか 私達が乗ってることを
 
 悪夢ちゃんに伝えられないかしらね。」

「向こうに私達が捕まったら元も子もないでしょ。

 大丈夫よ 慌てなくても。

 あいつを捕まえられる場所は分かってるんだから。」

甲板に出ました。
そこにおいてあったかぼちゃ色のブイを
手にする彩未。

「ちょっと 何するの?」

「今しか チャンスはない。

 私が あいつを引き留めている間に

 あなたが悪夢ちゃんを救い出して。」

「バカなこと言わないでよ。ここで騒ぎになれば

 あいつの仲間もここに やって来るでしょ。」

「その時こそがチャンスよ。」

「それじゃあ あなた 初めから?」

「大丈夫よ。

 そうならないように やるから。」

「本当?」

「約束する。

 だから早くあの子のそばに行ってやって。」

「分かった 約束よ。

 いいわね?」

「約束を守れるかは保証できないけど。」

彩未が志岐に近づくと志岐がふりむきました。

「せっかくだから 踊ろうか。」

「あなたも見ていたの?あの夢札を。」

「まさか 本当に君が殺しに来るとはな。」

「分かっていて この船に乗ったの?」

「この船は 指定されて乗っただけだ。

 つまり 予知夢はまたしても的中したというわけか。

 ここまでは 夢の通りだ。

 さぁ どうする?

 あとは 君が僕を殺すだけだ。

  もうすぐ その時間になる。

 予知夢の通りになれば

 君は 古藤結衣子を救えるだろう。

 もし その未来を変えれば

 救える保証は なくなるぞ。

 さぁ どうする?」

何かかんじる結衣子。

「あの人は どこ?どこに行ったの?」

見張りに部屋の中に押し戻されました。

志岐と彩未。

「古藤結衣子を使ってあなた達は 何をする気なの?」

「世界を変える。

 一人の人間の未来が変われば世界が変わる。

 戦争を止めることも犯罪を止めることも。

 人間の無意識が変わることによって それが可能になる。

 古藤結衣子の夢にはその可能性が秘められているんだ。

 そして 彼女にはそれを正しく導ける人間が必要なんだ。」

「人を売るような組織に身を売った あなたに

 そんなことが できるはずがない。

 子供達を返して!

 ここまで来たらあの子と私だけで十分でしょ!」

「子供達の居場所は僕にも分からない。」

「シスター マリカが隠しているんじゃないの?」

「なぜ そう思うんだ?」

「夢に見たからよ 私が。」

「フッ やっぱりな。

 君も予知夢が見れるのか。」

「そうよ。

 私も悪夢ちゃんだったのよ。

 昔は そういう力を持っていたみたい。

 今は 明晰夢の中で あの子が見た悪夢を

 受け継ぐのが精いっぱいだけど。

 長い間私は そんな力を忘れていた。

 そのおかげで 目覚めていても

 ひとの心が見えなくなっていた。

 そうでなければ…

 あなたを好きになんてなっていなかった。」


「嬉しいよ。

 好きだと言ってくれて。」


かぼちゃ色のブイをふりあげました。

「さぁ・・ 時間だ。」

流れ星が流れ
みずから海におちる志岐。

そこへ刑事たちがやってきました。

「警察がきたぞ。」「逃げろ!」

部屋からでていく結衣子。
琴葉と合流。

「悪夢ちゃん!」

「彩未先生は?」

「今は 分からない警察の人に連れて行かれて。」

「あの人は?」

「志岐 貴は… 海に落ちたみたい。」

「下がって。危ないから。」

「 押さないで。」

「キャ〜!!」

気を失った結衣子。

「悪夢ちゃん! 結衣子ちゃん!結衣子ちゃん!」

帝都医科大学病院。
結衣子はベッドに寝かされました。

警察。

「それじゃあ 動機は分からないと言うんですね。」

「はい 分かりません。

 どうして 志岐 貴は自ら 死を選んだのか。」

あのときのことをもう一度思い出しました。

「春山さん…。」

「ちょっと 失礼。」

結衣子の病室。

「私がいけなかったんです。

 先に「彩未先生は殺していない」って言うべきでした。」

「結衣子…。」

取調室。

「先生 そのへんの事情を知る人間が

 あなたに会いに来ています。」

はいってきたのは山里。

「あなたは!あの人と一緒じゃなかったの?」

「先輩は… 志岐さんは私には残るように言いました。

 あなたに 真相を知らせるために。

 志岐さんは 脅されていたんです。」

回想

「トミー・リーさんは

 子供を調達するのが仕事なんですか?」

「違います。我々の仕事は出資をすることです。」

「出資?」

「志岐先生には 何としてもその少女を手に入れてもらいたい。

 そうすれば 我々が

 先生の望む環境で無制限に出資します。

 いかがですか?」

「フハハハ…!ハハハ…!

 僕も随分と安く見られたもんだ。

 断る。帰ってくれ。」

「志岐先生

 私は お願いをしに来たのではありません。

 あなたがすることを…説明しに来ただけなんです。」

彩未の写真をみせました。

「もし あなたが断るなら 同じ説明を

 その先生にしなければならない。

 そして その先生も断れば 

 あなたと同じように…消えてもらうしかありません。」

回想おわり

「ウソよ。

  私のために あの人が?」

「先輩は 奴らの条件を受け入れて

 仲間になったふりをしました。

 あなたの学校の生徒を行方不明にすることで

 組織は先輩に圧力をかけたんです。

 古藤結衣子を早く連れて来なければ 

 学校中の子供をさらうと。」

「どうして それを私に言わなかったの?」

「あなたに言えば むやみやたらに動くだろうと。

 下手に動けば 奴らは平気で あなたを消して…

 あの子をさらうだろうと。

 それに…あなたに何を言っても

 あなたは もう自分の言うことを信じないだろうとも

 言っていました。

 あなたに警戒心を植えつけるために

 尾行させたのは 私達です。

 先輩はいったんは 奴らの仲間になったかのように

 見せかけて あの子を守り切ろうとしたんです。」

「それで誘拐したのか?」

「はい。」

「その時…。

 あなたが先輩を殺す夢札を見てしまい

 先輩は計画を変えることにしました。

 警察の目の前で 自分が死ねば

 組織は 古藤結衣子を諦めて

 手を引かざるを得なくなるだろう。

 そのヒントをあの予知夢が教えてくれたと。」

「それで我々を呼んだのか あの船に。」

「私が行くことは 確信していたの?」

「先輩は確信していましたよ。」

「武戸井彩未とはそういう人間だ。

 本来は 生徒のためなら 

 命も投げ出すような

 そんな無鉄砲なところがある先生なんだ。

 その本性に一番に気づいたのが

 …恐らく この僕だ。

 それだけが僕の自慢かな。」


と言っていた志岐。

「先輩は

 本当にあなたが好きだったんです。

 大切だったんです

 だから…自分が

 あなたに恨まれることなんて

 大したことでも

 何でもないとそう言っていました。

 それよりも あなたと

 結衣子ちゃんを引き離してはいけない。

  あの2人は 夢研究の宝だ。

 研究者としても 我々は全力で

 あの2人を守り抜かなければならない。

 それが 自分の使命だと言っていました。」



職員室。待機している先生たち。

「ん?」

「はぁ…。

  また何もできずに一日が過ぎましたね。」

「一日が やって来たのよ。」

「来たぞ! 児童達が戻って来た…。」

と思ったら夢だった。

「申し訳ない。」

「正夢だといいですね。」

「少し空気 入れ替えますか!

  ん?ん!?」

頬をつねる麦山先生。

「痛い!

 あ〜!」

祈るシスター・マリカ。
子どもたちがかえってきました。

「お〜い! お〜い みんな〜!」

「先生〜!」

「よかった〜!」

「矢沢! 矢沢亜紀!」

「真之介! よかった〜!」

「 柴田 茜〜 フフフ!」

「よかったな〜心配したぞ ホントにもう!」

生徒とだきあう先生達。
近藤七海も彩未をさがしますが
彩未はいない。

体育館で待機。

「ちょっと おとうさん」

「おかあさん こっち!」

「亜紀!」

彩未もやってきました。

「近藤七海!」

「先生…。

 彩未先生!」

「よかった。

 無事で よかった。」

「あなたも無事で よかった。」と校長先生。

「ご心配おかけしました。」

結衣子は眠ったまま。

「医者にも 原因が分からない?

 とにかく 一度 部屋に戻ってそっちに行きます。」

ベッドの上にはに拳銃が。

鏡にむかって撃つと水鉄砲でした。

夢王子の言葉を思い出す彩未。

「馬車がカボチャになって

 夢から覚めたか?

  シンデレラ

 君は そこで現実に気づけばいい

 さよなら」


泣きだす彩未。




夢王子はやはり王子だった。
志岐がかっこよすぎで。
海に落ちたけどなんとかなって
次回華麗に復活してくれないかな。
せっかくふたりとも両想いなのに。
彩未は過去の記憶も戻ってこれからだよ!

結衣子が彩未が志岐を殺してしまったと
ショックをうけたみたいだし
こちらもなんとか本当のことを伝えて
彩未が救ってあげてほしい。

あのシスター、本当に悪事に
からんでるのか・・。
子どもたちのため、という思いがあるにせよ
シスターの行為としてはちょっとなあ。

あの学校の校長先生もだけど
先生達もいい先生ばっかりでした。





武戸井彩未 北川景子
志岐 貴 GACKT
平島琴葉 優香
古藤結衣子 木村真那月

甘澤龍子 キムラ緑子
中込真也 阿南健治
貝原聡子 濱田マリ
麦山勇市  岡田圭右
稲本克行 川村陽介
古藤万之介 小日向文世
山崎峰樹    和田正人




2012.12.16 Sunday 12:57 | comments(0) | trackbacks(8) | 
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悪夢ちゃん #10
『予知夢が現実に!貴方は愛する人を殺せますか?』
| ぐ〜たらにっき | 2012/12/16 7:32 PM |
【悪夢ちゃん】第10話視聴率と感想「タイ夢」
【第10話の視聴率は、12/17(月)追加予定】副題「タイ夢」ラテ欄「予知夢が現実に!貴方は愛する人を殺せますか?」最後、銃が水鉄砲だったシーンで、私も泣いてしまいました(^^;)...
| ショコラの日記帳 | 2012/12/16 11:47 PM |
悪夢ちゃん「タイ夢」
 このシリーズで主要キャストに人死にがでるとは思わなかった。来週、「こんなこともあろうかと」とか言ってひょこっと戻ってくるかもしんないけど。  あの船は航行中じゃなかったのか。なんかやけにあっさり警察が乗り込んできたけど。  あっさりと言えば、組織が
| blog mr | 2012/12/17 10:33 PM |
悪夢ちゃん 第10話
悪夢ちゃん 第10話 「タイ夢」 サイドカーかこいいよサイドカー(笑) ネットをあさってみると「エマージ」というオリジナルマシンのようですね。 こんな機械を持ち出せるテレビ局って結構力持ち(笑) 参考:悪魔ちゃんに出てきた (くる) バイク。 - Yahoo!知
| Kyan's BLOG V | 2012/12/23 5:53 PM |