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レジデント〜5人の研修医 第10話(最終話)「旅立ちの時 私達は医者だ!」

第10話(最終話)「旅立ちの時 私達は医者だ!」



アルコールと薬物の過量摂取により意識不明となった矢沢(林遣都)は、
間一髪のところを真中(増田貴久)、陽菜子(大政絢)、
紗知(石橋杏奈)たちによって救出される。だが、意識を取り戻した
矢沢は、生きる気力を失っていた。一方、しずく(仲里依紗)は、
右腕を切断し失意の弟、皆人(千葉雄大)の退院を見送り、
医者としての自信を失いかけていた。そんなとき、
病院の目の前で、大規模な地下鉄の脱線事故が起こる!



矢沢を真中の病院に運びました。

「イチ ニ サン」

「ルートが取れたら胃洗浄するよ」

「分かった」

「潤一坊ちゃん!院長がお留守のときに

 こんなことされたら困ります」と看護師さん。

「緊急事態なんだよ」

「潤一坊ちゃん!」

「責任は僕が取るから 死なせるわけにはいかないんだ」

「分かりました お手伝いすることは?」

たよりになります。

「患者の保温をお願いします。

それと薬局からアネキセート持ってきてください。

絶対に助ける

横向きにするよ」

「はい」

宮島先生のところから離れるしずく。

「すいませんでした。」

めざめた矢沢。

「矢沢君?よかった…」

「何…

  俺 お前らに助けられたの?

 みっともねえ…

 誰がこんなことしてくれって頼んだ

 余計なことしやがって」

「何言ってるのよ

 あなたあのままだったら死んでたわよ」

「だったら別にそれでもよかったんだけどね

 俺なんて どうせ

 生きてても しょうがないし

 人生変えようって必死になって やってきたけど

 このザマだもんな」

「そんなこと どうだっていいよ!

 人生変えるとか変えないとか 

それが何だっていうの

 もう医者なんだよ 俺達は

 そういう人間が自分の命

粗末にしていいと思ってんの?

 生きてても しょうがないとか言うなよ

 そんなこと

 医者が言っちゃダメだよ」


「お前に何が分かるんだ」

「まあまあまあ今日は この辺にしといてさ
 
 ほら お坊ちゃん送ってってよ

  ねッ? ほら」

真中を陽菜子がうながしてでていき
紗知と矢沢ふたりにしてあげました。

「 真中君の言うとおりよ

 投げやりになんかならないで

 やっと ここまできたんじゃない

 あなたと お母さんは違う

  あなたは もっと強い人よ」

「だったら 酒になんか逃げねえよ

 結局 俺も あいつと同じなんだ

 同じ血が流れてる

 誰かに求めることばっかりで

 何かに依存して 一人じゃ生きていけない人間なんだ」

「みんなそうよ 一人で生きていける人なんていない」

「それじゃダメなんだよ 俺は!

  誰かに期待して 裏切られて

 そんな痛い目見ながら生きてくなんて まっぴらだ!」

「私は裏切らない!

  私が あなたのそばにいる

 私が あなたを守ってあげる

 それじゃ ダメかな?」


「だから 俺は

 そういうの信じらんないんだって」

「じゃあなんで私に電話してきたの?

 「助けて」 なんて言ったの?」

「ほんとに来るなんて思わないだろ」

「でも 来た

 ちゃんと あなたのところに来た
 
 あなたを 助けたくて来た

 それだけは…

 信じてほしい」


泣きだす矢沢をしっかりだきとめてあげる紗知。

皆人は実家の病院に転院。

「年末は 帰ってこられるの?」

「そのつもり」

「 じゃ 大掃除は あんたに任せるわ」

「皆人 気をつけて帰っ…」

何も言わずに車に乗ってしまう皆人。

「皆人のことはお母さん達に任せて ねッ?

 お願いします」

車をみおくったところに紗知と陽菜子がいました。

ロッカールームで話す3人。

「いろいろ心配かけて ごめん」

「大丈夫?」

「私は平気」

ロッカーの中にはスケッチブック。

「でも 皆人は・・

 皆人の気持ちは…」

「信じるしかない

 前を向いて歩いてれば

 苦しくても

 きっと いつかよかったと思える日がくる

 皆人君も あなたも」

「矢沢君も」

「矢沢?」

「あッ いや…

 昨日 ちょっとあってさ」

矢沢の部屋へよる真中。

「今日一日

 ゆっくりしてってね

 医局には 僕から言っとくから

 それじゃ」

「お前さ なんで 俺なんかのこと助けたの?

 俺 お前のことずっとバカにしてきたのに

 俺が お前だったらこんなやつ助けない」

「助けるよ 医者なんだもん

  僕さ 自信なくしてたんだ

 医者続けてく」

『親父もおふくろも これじゃ俺

 ほんとにやっていけない

 死んでくれたほうがよかった』

「どんな気持ちで

 医者続けてっていいのか

 分かんなくなってた
 
 だけど…

 死にそうになってる矢沢君を

 目の前にしたとき

 助けることしか頭になかった

 どんな思いでこういう状況になったのかとか

 助けた後に どうなるかとか

 そんなこと考えてる余裕なんてなかった

 人の命を救うのが医者の仕事なんだって

 初めて ほんとに理解した気がする

 頭じゃなくて 体で実感した

 矢沢君が意識を取り戻したときに思った

 俺 医者なんだって

 逆に俺矢沢君に救ってもらったんだよね

 ありがとう」


「俺…俺 このまま…

 医者やってていいのかな」

「いいも何も 医者でいなきゃ

 い続けなきゃ

 いいお医者さんだよ 矢沢君は

 それじゃ」

地下鉄にのっている香澄先生。
その電車が事故をおこしました。

「すぐそこの地下鉄で脱線衝突事故が起こった

 相田と馬場は外来準備

 残りは 宮ちゃんと一緒に現場に向かってくれ

 統括は俺がする あとの連絡はすべて俺宛てにするように」
 
「DMATの赤バッグとAED持ってこい」

「はい」

「中入ります 空けてください立ち止まらないでください!」

「落ち着いてください 落ち着いて!」

「うちだけで収容できない数になる

 消防本部に分散搬送 指示して」

「分かったうちに搬送して」

「はい」

「黄色 緑はすべて近くの医療機関に回せ

 重傷者を優先的に うちに搬送するよう消防に指示しろ

 あとの者は救護所の立ち上げを手伝い ただちに処置に入れ」

「長谷川君 物品確認」

「はい」

「意識確認」

「はい」

「採血終わりでMRI

 CT終わり次第 オペ室連れてって

 ああ ストレッチャー こっち!」

「予定手術は すべて延期

 オペ室空けてもらえるように連絡して」

現場も病院もたいへんそう。

テレビで事故のニュースをみた矢沢。

研修医たちも一生懸命処理。

香澄先生が下腹部をおさえてすわりこみました。
それをみかけた迫田さん。

「香澄先生 誰か こっちにもう一台ストレッチャー!

 どうしました?」

「いい 大丈夫」

「何言ってんの」

「歩ける自分で行く」

「流産してもいいの?」

「流産?」

「香澄先生 妊娠してるの」

「大変じゃないですか早く診てもらったほうが…」

「だから嫌だったのよ

 こんなときに特別扱いされるわけには…」

「子供と仕事 どっちが大事なんて バカな質問させないで!

 あなた 妊婦なの

  おなかの中にいる命を守るのも あなたの務めなの」

と怒る迫田さん。

「だけど この子達だけじゃ…」

「大丈夫です

 私達だけでも やれます」と陽菜子。

「先生 こっちに

 行ってください」

研修医にあとをまかせることにした香澄先生。

そして親子の患者。

「宮島先生 お願いします!

 お母さんと息子さんです

 お母さんは左胸部を強打しており 呼吸困難著明

 喀血も認めます 

 息子さんは腹部内臓損傷による

 出血性ショックと思われます」

「子供はオペ室へ」

「うちは いっぱいです」

「今 受け入れ先を当たっています」

「先に こっちだ

 テントへ運んで」

「はい」

「寛人を…」という母親。

「しゃべらないでください」

「私は いいから…

 寛人を先に…」

「お子さんは別の病院で手当てしますから 美山」

「はい」

「新城」

「はい」

「胸腔ドレナージだ肺から漏れた空気を抜き出す

 同時に左肺の出血が右気管支に垂れ込まないよう
 
 分離換気する

 このままじゃ窒息するぞ 挿管準備」

「寛人は…」

「今 受け入れ先を探しています」

「子供の受け入れ先 見つかりません」

「何とかなりませんか?」

「なんで見つからない」

「一番近くでも搬送に30分以上です」

「途中で出血死する恐れがあると」

「うちのオペ室は?」

「あと40分空きません」

「寛人を助けて…

 私はいいから 寛人を…」

「引き続き受け入れ先を探してください」

「先生」

「ここじゃ無理だ

 助けられるほうを助ける 28フレンチのトロッカー準備」

「はい」

「お願い…助けて 寛人を助けて」

「美山!」

「受けます テントへ!」

「美山 勝手なことすんな!」

「二人とも助けます」

「無理だ」


「無理じゃありません!

 助けられる人間から助ける

 順序を間違えれば…助けられます!

 先生は  判断を誤ったことを悔やんでる

  でも それは違うと思う

 息子さんの友達だけを救っても

 先生の苦しみは変わらなかったと思う

 先生が ほんとに悔やんでるのは…

 あのとき

  目の前の命を救えなかったということです

 あのとき 先生は一人だった
 
 でも 今は違う
 
  私達がいます

 私達は医者です

 指示してください」


宮島先生のトラウマも救った。

「子供をテントへ

 大動脈遮断して時間稼ぎをする

 オクルージョンカテーテルを用意

 右鼠径部を消毒して 覆布をかけて」

宮島先生の指示で、しずくと真中が
それぞれサポートをうけながら処置。
真中もしずくも緊張気味ながらも
うまくいきました。

「よくやった」

「お子さん 助かりましたよ」

「もう大丈夫です」

「よかったですね」

「あとは俺に任せろ お前達は引き続き治療に当たれ」

「はい」

『何があっても

 どんな思いをしても』

『私達は 医者であり続ける

 私達は…』


みんな病院に戻ってきました。

「みんな よく乗り切ったな

 お疲れさまでした」

道具を片づけていると矢沢が真中にお礼を。

「真中」

「うん?」

「ありがとな」

陽菜子も喜んでくれました。

香澄先生は入院。
マスターがきていました。

「ごめんね 黙ってて

  怒ってるよね?」

「当たり前だ流産しかかったんだぞ!」

「うん…」

「「うん」 じゃないよ!

 弥生ちゃんの体にだって よくないんだぞ

 分かってんの!?」

「分かってる これからは 仕事量減らす

 今日の あの子達見て思ったの

 いまどきの子で生意気ばっかり言って

 頭でっかちで 全然使えないけど

 でも 医者なんだなって

 まだまだ未熟だけど

  ちゃんとした医者に育ってる

 あの子達の力 信じてみようって

 今は少しだけ

 この子のためにも  無理は やめる」

「弥生ちゃん」

「でも 赤ちゃん産んだら またバリバリ働くからね

  覚悟しといてよ」

「うん

 俺 世界一のイクメンになる」

いい旦那さん。

真中としずく。

「会ってこようと思うんだ 皆人に」

「うん」

「会って 私の今の気持ち 伝えてくる」

「伝わるといいね」

「うん」

矢沢が紗知に声をかけようとしたときに
矢沢の母が。

「圭!」

「何しに来たんだ」

「そんな言い方ないでしょ

 また お金貸してくんない?

 ちゃんと返すからさ」

「こういうの もうやめろよ」

「そんなこと言わないで 私 母親よ」

「だからさ

 ちゃんと生きてってくれよ

 俺は あんたの人生を狂わせたかもしれない

 俺のせいで あんたは

 幸せな人生をつかむことが

 できなかったかもしれない

 でも…

 それでも 俺は

 あんたに産んでもらってよかったと思う

 やっと…

 そう思えるようになった

 今…

  この場所にいられることに感謝してる

 だから あんたも…

 母さんも

 ちゃんと自分取り戻して生きてってくれよ」


「あんたも偉くなったもんね

 言ったでしょ

 あんたが どんなに偉くなろうと

 あんたが 私の息子であることには変わりないのよ」

「ああ 分かってる」

「もういいや

 私ね

 あんたを産まなきゃよかったなんて思ったこと

 一度もないわよ

 仕事 頑張んなさいね」

紗知がそれをみて安心していました。

「新城」

「何?」

「今度の日曜 空いてる?」

「えッ?」

「飯食いに行こうぜ

 俺がおごるよ」

紗知、嬉しそう。

「うん ねえ 何食べる?」

「お前 決めろよ」

「じゃあ バーボンとソバ」

なぜバーボン・・。

皆人のところにいったしずく。

「これ 返しに来た」

スケッチブックをさしだしました。

「何のつもりだよ

 人の体 こんなふうにしといて嫌がらせ?」

「違う」

「じゃあ 何だよ!

 お前の顔なんかもう見たくないんだよ 出てけよ!」

部屋に入ろうとした父をとめる母。

「皆人は私に どうしてほしいの?

 謝れって言われたら謝る

 土下座でも何でもする

  だけど…

  私は自分のしたことを後悔してない

 皆人を死なさずに済んだ

 皆人の命を助けることができた

 生きてるんだよ 皆人

 あんたは生きてる

 生きていれば

 また 道は開ける

 今は つらくても…

 希望を失わないでほしい」

「偉そうなこと言うなよ!

  分かってるよ!

  分かってるけど…」

「あんたの絵を見た

 あんたの気持ちがすごく伝わってきた

 覚悟があるかって

 皆人は 私に聞いたよね

 医者としての覚悟

 何があっても

  どんな思いをしても

  医者として やってくっていう気持ちがあるかって

 私 やってく

 医者として やってく

 その覚悟ができた

 だから…

 皆人も覚悟を決めて

 これを見て

 思い出して

 私にできたんだから

 あんたにも やれるでしょ?

 そうでしょ?」

「やっぱり…

 しずくは俺よりも一歩先を行くんだな

  分かった

 決めるよ 覚悟」

弟も改心。

父としずく。

「医者なんて

 お前には無理だなんて言って

 悪かったな

 お前は もう 立派な医者だ」


「技術は まだまだだけどね」

「当たり前だろ バカ 

 医者はな 経験が命なんだよ

 お前みたいなヒヨッコのペーペーに

 何ができるっていうんだよ」

「白地蔵みたいなこと言わないでよ」

「何だよ 白地蔵って」

「いいから 早く診察戻ったら?

 また高橋のおばあちゃんにやる気ないって言われるよ」

「だから俺は 歯医者通ってんだよ!」

「はいはい もう うるさい」

「しずく」

「何?」

「頑張れよ」

「うん」

父とも和解。

病院。

「 今年も残りわずかとなりました

 今週いっぱいで研修医の皆さんとも お別れです

 ここでの3ヵ月間の経験を生かして

 次の研修先でも頑張ってください」

「はい」

次は矢沢は小児科 真中は外科へ。

あくびをしていたしずくに
ドリンクをわたしてくれる宮島先生。

「この間 弟に会ってきました

 ほんのちょっとだけど

 笑顔を見せてくれました

 時間は かかるだろうけど

 立ち直ってくれると思います」

「そうか」

「私に決断させてくれて…

 ありがとうございました

 それじゃ」

「美山」

「はい」

「お前 あの…

 次の研修先 どこだっけ?」

「外科です」

「頑張れよ」

「来年…」

「 うん?」

「研修が終わって 専修医になったら

  戻ってきてもいいですか?

 救命センターに」

「いいんじゃないか」

「宮島先生

 私…

 先生のチームでよかったです

 お世話になりました」

真中としずく。

「お坊ちゃん そうやって

 いつもニコニコ ニコニコしてるから

 ナースにいいように使われるんだって」

「でも頼まれたら嫌って言えないじゃん」

「ねえ お坊ちゃん いい人ってモテないんだよ」

「えッ 美山さんいい人って嫌い?」

「嫌いじゃないけどさ」

「えッじゃあ どういうのがいいの?」

「どういうのって…

 うん まあ… 男は当分いいかな」

『私達の道のりは…

 まだ 始まったばかり』


小児科で子どもに大人気の矢沢。

「わあ この時計かっこいい」

「先生 ちょうだい」

「ちょうだい」

「これはダメなの これは俺の宝物だから」

『つまずいたり

 立ち止まったりしながらも…

 私達は この道を歩いていく』


陽菜子は患者さんの愚痴もきき
紗知は産婦人科で香澄先生の超音波。

まっすぐにあるくしずく。

『いろんな思いを抱え

 乗り越え ただ 前だけを向いて
 
 どんなときにも

 胸を張って言えるように

 私達は…

 医者だ』






最後もいっぱいつめこみましたが
あっちもこっちもハッピーエンド。

矢沢を救って真中が自信をつけ
矢沢は過去に負けず立ち直り
紗知も恋が成就。
香澄先生は迷いをふっきり
宮島先生もトラウマを払しょく。
皆人もたちなおり、しずくは父と和解。
主人公のしずくに恋バナはなかったけど
真中より宮島先生・・?

まだ研修はつづくけど
ここでの日々は大きな成長をもたらし
最初の頃とはみんな別人のようになって
みんないい先生になってくれるでしょう。


美山しずく…仲里依紗
矢沢圭…林遣都
真中潤一…増田貴久(NEWS)
小岩井陽奈子…大政絢
新城紗知…石橋杏奈
香澄弥生…須藤理彩
前田一平…荒川良々
迫田恵子…光浦靖子(オアシズ)
香澄研二…皆川猿時)
内海翔…波岡一喜
美山勝己…寺島進
田淵育男…古田新太
宮島一樹…小澤征悦
千葉洋子…山田真歩
長谷川誠…松島庄汰
相田遥…志保
馬場恵…青谷優衣
飯田浩輔…奥野瑛太



2012.12.21 Friday 08:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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