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サキ 第2話「タブーの正体」

 第2話「タブーの正体」




サキ(仲間由紀恵)から「あなたのことをもっと知りたい」と
好意をほのめかされた弁護士の野村(萩原聖人)は、
サキのことが気になり始める。同性愛者の噂がある野村には、
「祐樹」という人物から、「離婚したので連絡がほしい」という旨の
メールが何度も届いていた。苦悩を振り払うかのように、野村は
ついにサキの携帯に電話をかける。一方、サキから夕食を
作ってあげたいと連絡を受けた隼人(三浦翔平)は、恋人の
百合香(黒川芽以)との先約を反故にし、サキと夕食の約束をする。
病院では理事長の須藤(高嶋政伸)が、自分が親睦会に
出席しないのを知ってサキが残念がる様子を見て、他の看護師とは
違う好感を抱き始めていた。翌日、サキと連絡がつかない野村は、
意を決してサキに会いに行き食事に誘う。受け入れたサキは
「断ち切れない恋を忘れる方法は新しい恋をすることだ」と
思わせぶりに語り、酔った野村に、「今日野村さんの家に
泊まってもいいですか?」と問いかけて…。




『人は幸せよりも苦しみを覚えている。

 傷つけたことより

 傷つけられたことを覚えている。

 きっと彼らは覚えていないのだろう。

 私と会うのが

 二度目だということを。』



またしても料理をするサキ。
野村にあったときのことを思い出しながら
フライパンで野菜をいためます。
ビーフシチューをつくってひとりで食事。
ワインも。
テーブルの上には白い花。

手帳をみつめ、祐樹のメールと
サキの言葉を思い出す野村。
サキの忘れて行った雑誌の
折り目のついているページに目をとめました。

「19日… 今度の土曜日。」

隼人の編集部。

「えっ? うちで恋愛特集やるんですか?」

「そう。 最近恋愛絡みの事件が多いから注目されてんのよ。

 だから うちもね。アラサー女が考える相手を落とす手口。

  はい 男が弱いものズバリ何でしょう?」

「男が弱いもの…胸? いや 何でもないですわかりません。」

「胸。 はい べたですね〜。

 編集者でしょ少し考えなさい ほれ。」

「後出しジャンケンとピンポンダッシュ?」

「そう。後出しジャンケンっていうのは

 待って 待って 待って 待って

 もうないだろ?って

 思ったときに きた〜!ってやつ。」


「へぇ〜。」

「ピンポンダッシュっていうのは?」

「がっ!と踏み込んで いなくなる。

 強烈なインパクトを植え付けて

 おいて後は 知らんぷりされるから気にな

 って 気になってしょうがないってやつ。」


「さすが 心理学科卒業。怖っ。」

サキが気になってしかたない野村。

「野村さんも気を付けてくださいね。」

「ストーカーにならないように。」

「長所が長所であるかぎり野村さんは すてきです。」

また編集部。

「でも そうやって気になり始めたとしても

 結局は中身なんじゃないですか?」
「はぁ?」

「だって つきあっていくうちに

 人間性ってわかるじゃないですか。」

「あんた 大丈夫?そういう男が 一番危ないんだよ。」

「危ないって?」

「何で わざわざ 見出しに手口なんて

 使ってると思ってんの?

 気になる 好きかもっていう感情を

 一度 植え付けられれば

 大抵目をつぶってしまうものなの。

 あばたもえくぼっていうでしょ昔から。」

「なるほど。」

病院。理事長をかげからみているサキ。

「よし。院長に 早速 話してみる。」

「よろしくお願いします。」

隼人と百合香はランチデート。

「あと15分しかない。」

「んっ 急げ 急げ。」

「楽しい時間は過ぎるのが あっという間。」

「ほんと ほんと。」

「んっ ねえ 今日は?」

「早いよ。」

「やった〜!」

そこにサキから電話。

「隼人。

 何してた?」

「会社の近くの定食屋で昼飯 食べてた。」

「ほんと? ごめん 切るね。」

「あぁ いや…大丈夫だよ。 どうしたの?」

「今日 どうしてるかなぁ と思って。

 私 早く終わるの。

 隼人の都合が良かったらご飯 作りたいなって思って。

 難しいかな?」

「いや 大丈夫。」

席に戻る隼人。

「百合香 ごめん。やっぱ 今夜 パスしていい?」

「えっ? 急な仕事でも入ったの?」

「いや そうじゃないんだけど…。」

「じゃあ 何?」

「姉ちゃんに会うことになった。

 ごめん。」

「どうぞ お好きなように。

  あれから会ったんだ?」

「うん…。」

「ふ〜ん。」

「前に 百合香に言ったけどさ

 俺 姉ちゃんに会ってもインスピレーションとか
 うん…よくわかんないけど懐かしい感じとか

 そういうの全くなかったんだけど。

 実感って 会った瞬間じゃなくて

 何かのときに突然 湧くものなんだって。

 何かのとき?

 そのときが来たら…。

 あぁ このときだって。」

「で 来たわけ?」

「うん…。」

「いつ?」

「この間 姉ちゃんの作った料理食べたんだ。

 肉じゃが 母さんと同じ味だった。

  ほんとに 同じ味だった。」

「今までの時間埋めたくなるのは わかるよ。

 会いたくて 会いたくて 

 会いにきてくれたと思ったら 全然違う人たちばっかりで

 諦めかけてたところにやっと 本物が現れたんだから。

 でも 私の優先順位が下がった。」

「そういうこと言うなよ。」

「じゃあ もう 言わないよ。行こう。 ごちそうさまでした。」

サキと病院長。

「おぉ。」

「お疲れさまです。」

「あぁ… お疲れさま。」

「この間は すみませんでした。

 あの…患者さんのお父さんと理事長を間違えるなんて。」

「驚いたよ ははっ。でも あんなふうに迎えられたら

 患者さんのお父さんもうれしいだろうね。」

「優しいんですね。

 何とぞ 新入りですので大目に見てやってください。」

「はい。はははっ。」

「ふふふっ。

 19日の親睦会いらっしゃらないんですよね?」

「ええ。」

「残念。でも 奥様のお誕生日ならしかたないですね。」

「あぁ… 全く 看護師長は もうおしゃべりなんだから もう。

 はははっ。」

「すてきですよ そういうの。」

「えっ?」

「すてきです。 そういうご夫婦いいなって思います。」

「そんなに いいもんじゃないよ。」

「恥ずかしがらなくて いいんですご自分の幸せを。

 あっ…私 自己紹介 まだでしたよね?」

「網浜サキさん。」

「覚えていただけていたなんて…。」

「よろしく。」

「よろしくお願いいたします。」

ワインショップにやってきたサキ。

「こんにちは。」

「いらっしゃいませ。」

「今日は スパークリングワイン頂こうかな。」

「じゃあ これ どうですか?」

「飲んだことないかも。」

「イギリスのコーンウォールで作られてる

 珍しいスパークリングなんです。」
「へぇ〜。」

「テイスティングできますよ。

 どうぞ。」

「うん とっても おいしい。」

「良かった。」

「この間の82年の赤も おいしかったな。」

「31歳の方にも喜んでいただけましたか?」

「きっとね。」

「あっ そうだ 会員になりませんか?」

「会員?」

会員になる手続きをするサキ。

野村から電話。

「電話 どうぞ。」

「いいの。

私 サキっていうの。網浜サキです。」

「サキさん。」

「また 来ます。

 次はヴィンテージをお願いすると思います。」

「何年のものですか?」

「1973年かな。」

「73年。 一般的にはあんまり良くない年なんですよね。」

「そうなの?」

「でも 調べておきます。」

「お願いね。」

サキをみおくる店員。

野村が電話をしてもサキは出ない。

隼人と会うサキ。

「隼人。」

いっしょにスーパーで買物。

「こっち。

 他に何食べたい?」

「肉じゃが。」

「また?」

「うん。」

「ワンパターンでいいの?」

「うん。」

「好きなんだね 肉じゃが。」

「真剣だね。」

「真剣だよ。 ふふっ。

 何か新婚さんみたいだね 私たち。

 えっと 白滝 白滝。」

隼人の家にむかいます。

「この街に住んでるんだね 隼人は。」

「うん。」

「初めて来たのに懐かしい感じがする。

 何でだろう…隼人が住んでるからかなぁ。

ここなんだ。」

「うん。」

「どうぞ。」

「へぇ〜 きれいにしてるじゃない。」

「掃除したんだ。」

「偉いね。」

と頭をなでてあげると隼人が嬉しそう。

遺影がかざってありました。

「いい?」

「もちろん。」

仏壇にお参りするサキが
つけるマッチの炎もいちいち大げさ。

「他の人には秘密にしておこう。」

「えっ?」

「私たちが 姉弟ってこと。

  うちの両親も 私がほんとのこと知ってるなんて

 思ってもいないし

 私も…  何ていうのかな

 普通じゃない過去を持ってると思われたくなくて。」

「うん。 」

「あっ!」

「ん?」

「彼女 百合香には話したんだ。」

「そう。 彼女なら いいんじゃない?」

「うん。あいつも 他人には言わないよ。」

「そのうち 会わせてよ。」

「ああ。」

「都合 悪かった?ん?」

「 いやいや 全然。」

「私にも 紹介できるような人がいれば良かったんだけど。

 つい最近 少し いいなぁって思ってる人がいたの。」

「へぇ〜。」

「でも だめだった。」

「うん。 見る目ないやつだなぁ。」

「これからは他の人には 親戚ってことで。」

「そうしよう。」

「ふふふっ。 共犯ね。」

「ふふふふっ…。」

また包丁でねぎを刻む!

「いただきます。」

「うまい!」

「ふふふふっ…。」

「うん。 やっぱり母さんの肉じゃがと同じ味だ。

 自分の好きなように作ってて

 いつの間にかこの味付けに なったんでしょ?」

「そう。」

「それ聞いて やっぱり親子なんだなぁって思った。」

「不思議ね。」

「不思議だなあ。」

そこにチャイム。
百合香でした。

「あれ? どうしたの?」

「来たの。 気になったから。」

「どうしたの?」

サキも顔をみせました。

「こんばんは。」

「こんばんは。」

「まあ 入れよ。」

「いい。」

「はぁ? 何言ってんだよ 」

「いいから。」

結局あがりました。

「わぁ…。」

「お口に合うかどうかわからないけど

 百合香さんも どうぞ。」

「えっ?」

「隼人から聞いてます。

  恋人の百合香さんには何でも話してるって。」

「隼人。」

百合香、嬉しそう。

「百合香も一緒に食べよう。」

「でも 何か悪いし。」

「いいから。 ほら 座れよ。」

「すいません。」

「百合香さんのほうが隼人と長いのよね?

 これから 私のこともよろしくお願いします。」

「あっ いえ そんな…。私のほうこそ。 えへへっ。」

「ふふふふっ…。」

「でも 良かったね明日から忙しくなるんでしょ?」

「うん。」

「そうなの?」

「あぁ〜 ちょっとね。」

「 へぇ〜。 いつまで忙しいの?」

「張り込みの相手しだい?」

「そっか。

 じゃあ 今日 会えてよかった。

 あっ 隼人 そろそろシャンパン 冷えたんじゃない?」

「あっ…。」

「何か いいな。

 こういう 姉弟だけの団らんって。

 私 一人っ子だったんで。」

「 いいじゃない。」

「えぇ〜? 全然良くないですよ。」

「ご両親の愛情独り占めにしてきたんでしょ?

 ふふっ 羨ましいな。」


家族写真も意味深にアップ。

野村はまだサキのことが気になってしかたない。

「長所が長所であるかぎり野村さんは すてきです」

そして祐樹からは着信。

祐樹からの電話に出る野村。

「はい もしもし。

 あぁ そうだよ。

 ごめん 忙しくてね。

 うん 聞いたよ。

 それは 賛成できないよ。

 一時の感情で決めてしまうのは

 良くないことだと思うから。

 後悔してほしくないんだ。

 お前には 幸せでいてほしい。」

隼人と百合香。

「お姉さん 隼人の存在 知ってたんだね。

 でも 隼人がお姉さんの存在を

 知ってるかどうかわかんなかったから

 今まで会いにこなかったんだ。」

「うん。」

「こないだ お墓で すれ違ったの 

 私 覚えてないんだよね。」

「一瞬だったからな。」

「でも 隼人も お姉さんも覚えてたんでしょ?」

「まあ。やっぱり 姉弟だからかな。」

「それとも魅力的な人だったからかな。

 でも 何かさっき ちょっとだけ怖かった。」

「えっ?」

「私は一人っ子なんでって言ったら

 両親の愛情を独り占めしてきたんでしょって。」

「考え過ぎだよ。」

「そうかな。」

「言葉のあやみたいなもんじゃないの?」

「そうだよね。」

「うん。」

ロッキングチェアにすわりながら
隼人と両親の写真をグシャっとにぎりつぶすサキ。

病院。

「お疲れさまでした。」

「お疲れさま。」

「サキさん 今日の親睦会 欠席なんですか?」

「そうなの。」

「デートだったりして!」

「えっ?」

「だといいんだけど。」

理事長もサキを気にしていました。

祐樹の離婚と、サキのことを思い出している野村。

「古いものを大切にするのは執着心が強いから。」

「タブーを犯してしまいそうで怖いから。」

「だから自分で自分を縛りつける。」

「野村さんも気を付けてくださいね。」

時計をチェックし
映画館でサキを待ち伏せした野村。

「野村さん?」

「あぁ。」

「偶然ですね。 映画ですか?」

「いや…。

  あの〜 これ。この間の喫茶店に忘れてました。」

1月19日の18:00に丸がしてある雑誌。
 
「違うんです。偶然を装うわけでも

 待ち伏せしてたわけでもないんです。

 お電話したんですけどつながらなくて。

 それで…。」

「それで?」

「食事に行きませんか?」

「はい。」

食事にいったサキと野村。

「 おいしい。

 すてきなお店ですね。」

「気に入っていただけて良かったです。」

「クライアントとこうしてお食事をするのは

 職務規程に反するんですよね。

 いいんですか?」

「いいんです。」

「飲まないんですか?」

「あまり得意なほうじゃないんです。」

「どうして私を食事に誘ってくださったんですか?」

「先日 喫茶店でお会いしたときに

 おっしゃっていたことが間違っていると お伝えしたくて。」

「えっ?」

「僕は どんなことがあっても

 ストーカーになんてなりませんよ。」

「他には?

 他に私が言ったことで 間違っていたことは何ですか?」

「ルールや規則を守るのも 
 
 道から外れずに生きようとするのも

 僕の性分なんです。

 タブーを犯さないよう抑えて生きてると思われると心外です。

 こうやってタブーを犯すことだってできる。」

「ごめんなさい。

 私 失礼なことたくさん言いました。」

「ほんとですよ。」

「野村さんは何年生まれなんですか?」

「 えっ?

 1973年です。」

「73年… いい年なんですか?

 悪い年なんですか?」

「はい?」

「ワイン。」

「あぁ 一般的にはあんまり良くない年なんですよね。」

「へぇ〜 そうなんですか。」

「でも おいしいものも ありますよ。

 シャトー・ムートン・ロシュフォール。」

「シャトー・ムートン・ロシュフォール。」

「カベルネ・ソーヴィニヨンです。」

「野村さんは何でも知ってるんですね。」

「たまたま同級生が教えてくれたんですよ。」

「やっぱり 嫌いじゃないのね。

 ふだん 飲まないだけで。

 何でも知ってる野村さんに

 教えていただきたいことがあるんです。」

「何でしょうか。」

「断ち切れない思いを忘れる方法って何ですか?」

「それは かなわぬ恋をしているということですか?」

「野村さんに聞いたのは間違いだったかな。」

「えっ?」

「だって そういう恋とは無縁でしょ。」

「そんなこと…。

 気持ち わかりますよ。」

「かなわぬ恋 してるんですか?」

「いや…。」

「それとも過去?」

「そのはずです。」

「その人のために死ねるって思ったこと ありますか?」

「すいません。 ちょっと失礼します。」

洗面所にたった野村。

「はあ・・。」

そこにまだ祐樹から着信。

「もう勘弁してくれよ。

 どうしろっていうんだよ。」

席に戻る野村。

「 はぁ〜 失礼しました。」

「ほんとは わかってるんです 私。

 断ち切れない恋を忘れる方法。

 新しい恋をすること。」


場所をかえて飲みました。

「おいしい。」

「きっと僕は あなたに褒められたとしても

 うれしくなんかない。ちっとも うれしくなんかない。

  それどころか 怖いよ。

 あなたは ひとや物事の裏側を見ようとする人だからね。」

「そんなこと…。

 私の言うことなんて気にしなければいいんです。」

「いやそういうわけには いきませんよ。」

「ふふふっ。

 だめですよ。

 他人から見られてる自分を気にしてちゃ。

  それよりも大切なのは自分が どうしたいかでしょ。」

「自分が どうしたいか…。」

「ねえ 今日 野村さんのうちに泊まってもいいですか?」

「えっ?」

「だめですか?」

「いや…。」

「行ってもいいですか?」

「ええ。」

「良かった。

 隼人を呼んで3人で三次会しましょうよ。」

「えっ?」

「新田隼人です。」

「新田さん?

 ええ。あぁ〜 新田さんね。」

「電話かけてみますね。」

編集部にいた隼人にサキから着信。

「新田 行くよ 急いで。」

「はい。」

電話に出られず。

「留守電だ。

 隼人? サキです。

 今 野村さんと一緒にいるの。また連絡するね。

 残念。 忙しいのかな。」

タクシーでいっしょにかえるふたり。

「野村さん 大丈夫ですか?」

「あぁ すいません。」

「お酒が怖いのね。」

「えっ?」

「言っちゃいけないことがあるから

 飲まないようにしていたんでしょ。」

「そんなこと…。」

野村の部屋。

「野村さん 寝室は?」

「あぁ すいません。 そこです。」

張り込みする直美と隼人。

「お疲れさまです。」

「お疲れさま。」

「残念。 イケメンすぎる代議士は

 愛人の家に寄らずにまっすぐ帰宅ですな。

  主婦のハートをがっつり つかんでる今撮れたら

 スクープだったのに。」

「別れたっていうのも 案外がせじゃないかも しんないっすよ。」

「う〜ん…まあ とりあえず今日は 撤退だな。

 愛人宅に張り込んでるやつらに電話しといて。」

「はい。」

サキが気になって電話する隼人。
でもでない。

野村がねているときに
祐樹の結婚式の写真をかってにみるサキ。

「かなわぬ恋・・」

祐樹から着信。

野村のベッドに入りキスをするサキ。

「サキさん?」

朝、隣にいたサキをみて驚く野村。

「えっ?」

「おはよう。」

「あの…。」

「全然 覚えてない?」

「あっ… いや あの はぁ〜。」

「私も全部は…。」

「いや あのこんなこと… すいません。」

「ルールや規則を重んじる先生なのにね。

 ごめんなさい。 冗談が過ぎました。」

「僕も ほんとに…。」

「お互い 大人なんです。

 責任なんて考えるのやめてくださいね。

  それよりも 私は…

 野村さんの断ち切れない思いを忘れるために

 昨日の夜があったとしてもかまわない。」

「サキさん。」

「ゆっくりで いいんです。

 ゆっくりでも あっという間でもだめなものは だめ。

 うまくいくものはうまくいくんです。

 だから 深く考えないで。

 コーヒー いれてください。」

「はい…。」

「すいません 慌ただしくて。」

「いえ。 でもシャワーお借りしてもいいですか?

 ええ。髪も洗いたくて。

 このまま 病院だから

 乾かすのに 少し時間がかかってしまうんですけど。」

「構いませんよ。

 じゃあ これ。

 出るとき 鍵 閉めて郵便受けに入れといてください。」

「助かります。コーヒー 少しくらい飲む時間…。」

「あぁ 大丈夫です。」

「そういえばゆうべ 電話がありましたよ。

 祐樹さん。」

「どうしてそんな勝手なことするんだ。

 何を話した?」

「話したなんて ひと言も言ってない。

 脱ぎっぱなしの上着を直そうとしたとき

 着信があって 名前を見てしまっただけです。」

「すみません。」

「いえ。 気にしないで。

 でもどうしてそんなに むきになるの?

 もしかして…。」

「君には関係ない。

 鍵 お願いします。」

野村は出勤していきました。

隼人はサキに電話。

「はい。」

「何してんだよ。」

「えっ? 何?」

「何じゃ ないだろう。」

「何 怒ってるの? 変な隼人。

 どうしたの?」

「留守電 聞いて何回も電話したのに 出ないから。」

「心配してくれたのね。」

「あっ… うん。」

「ありがとう。 ふふっ。

 何も心配することなんてないのに。」

「いや そうだろうけど。昨日 野村さんと飲んだの?」

「そうよ。隼人も来れば良かったのに。」

「仕事だったから…。」

直美たちの会話。

「で 出産祝は何がいいの?」

「あっ じゃあ また 後で電話する。」

と電話をきる隼人。

「マジで何か くれるんですか?」

「当たり前じゃない ねぇ 新田。」

「えっ? あぁ はい。」

「えぇ〜 何がいいかなぁ。ちょっと〜かみさんに聞いてみます。」

「それ 正解だな。それで 子供は かわいいの?」

「かわいいってもんじゃないですよ。よく いうだろ?

 目の中に入れても痛くないとか

 子供のためなら命に代えてでもって。」

「いうね。」

「あれ マジなんだよ。

 親になってみて 初めてわかった。」

「まあ 何となく 想像できるけど。」

「それがこうなっちゃうんだもんね。

 何で息子が親を殺すかね。」

「はい。」

「教育熱心で昔から 子ぼんのうな父親だったらしいじゃない。」

「でも相当 厳しかったらしいっすよ。

 第一志望の医学部に3年連続で落ちて。」

「息子も きっと窒息しそうだったんだろうね。

 親の期待に応えらんなくてさ。」

「あぁ〜 いやぁでも こう言っちゃ何ですけど

 この父親のほうが気持ちが理解できるっていうか

 虐待とか子供 捨てたりする親よりも…。」

「岩城。」

「あっ。あぁ ごめん。あの… そういうつもりじゃ。」

「あぁ いいよ いいよ。」

「そういえばさ 本物っぽいお姉さんって いたの?

 手紙見て これは!って人。」

内緒にしようというサキの言葉を思いだす隼人。

「いや…。」

「何かあったらちゃんと相談しなよ 私たちに。」

「はい。」

また祐樹の結婚式の写真をみているサキ。
そこのチャイム。

鍵をあけたサキ。
たずねてきたのは女性。

「あっ あの…。」

「あっ 私 野村さんの友人です。

 すいませんこんな格好で。

 訳あってゆうべ 泊まらせていただいて。

 野村さん 今 留守なんです。」

「そうですか。」

「あの…。」

「私 野村康介の妹です。」

「妹さん。」

「ええ。 祐樹といいます。」

女だったのか!!!

「ルールや規則を守るのも 

 道から外れずに生きようとするのも

 僕の性分なんです。」

「タブーを犯さないよう抑えて

生きていると思われると心外です。」

「かなわぬ恋 してるんですか?」

「それとも 過去?」

「そのはずです。」

「その人のために死ねるって思ったことありますか?」


「祐樹さん…。」



祐樹って女だったのかーーー!!
すごいひっかけ。確信犯的に。
野村が祐樹が好きっぽい→同性愛者?
と思わせておいて、祐樹があらわれたとき
一瞬、「え?奥さん?不倫のほうだった?」と
思ってそのすぐあとに「妹です。」
同性愛でもなく不倫でもなく近親相姦だった、
かなわぬ恋。

男ども、みごとにサキの手の平の上で
ころがされまくり。
後出しジャンケンとピンポンダッシュの見本を
みせてくれています。
隼人と野村がおもしろいくらいに
はまってる。

今のターゲットは1973年生まれの野村。
どうやって死においやるのか
サキが絶対あやしまれないように
またうまくやるんだろうな。
それにしても、この人、
サキに目をつけられるどんなひどいことをしたのでしょう。





網浜サキ 仲間由紀恵
新田隼人  三浦翔平
濱田直美  内田有紀
須藤繁之  高嶋政伸





2013.01.16 Wednesday 08:47 | comments(0) | trackbacks(9) | 
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