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泣くな、はらちゃん 第3話

 第3話



「越前さんと両思いになります!!」
そう宣言するはらちゃん(長瀬智也)だが、
越前さん(麻生久美子)は「恋はしない」とノートに書き綴る。
それでも諦めないはらちゃんは、越前さんと両思いになるべく
奔走する。「自分をもう少し好きになれないと越前さんは
恋に進めない。すぐに諦めちゃうし・・・」と、
百合子から聞いたはらちゃんは・・・。





越前さんと両思いになるときめたはらちゃん。

「私は 片思いは辛いですけど

 美しくて とても大切なものだと学びました。

 そして 恋には もう1つ

両思いというものがあります。

 私は その両思いもしてみたいです。

 だから 決めました!

 越前さん私は あなたと両思いになります。」


「片思い」と「両思い」の説明をみんなにするはらちゃん。

「あっ 例えば「私がマキヒロを好き」。

 これが片思い。」

「で 「マキヒロも私が好き」。

 そうなると 一気に両思いになんです。」

「じゃあ ここはみんな 両思いですね。」

「えっ?」「えっ?」

こににいるみんなは好き同士ばかり!

「 あ〜!よかった!

 みんな 俺のこと好きで。」
 
「ステキな世界っすね みんなが両思い。ですね!」

「でも 神様のいる世界では

 そうとも限らないみたいです。」

「大変なんですね。」

「ええ まぁなかなか複雑みたいですあちらの世界は。

 でも 私 諦めませんから!

 必ず 越前さんと両思いになってみせますから。」

「その神様と 両思いになったら

 この世界ももっと明るくなるかもな。」

といわれてはりきるはらちゃんなのに
越前さんは正反対の恋をしないというマンガを
かいてしまいました。

「恋なんて 私はしませんよ しません。

 だってね 恋ってあれでしょ?

 誰かを好きになるってことでしょ?

 しませんよ だって

人が嫌いなんですから 私は そもそも。

 そうでしょ? いいでしょ

恋なんかしなくたって ねぇ」


「そうだ…! その通り!」

「まぁまぁまぁ 飲んで…」

「ありがとうそれにね そもそもですよ

 私は自分のことが嫌いなわけです。

 大嫌いなわけですよ ね 

 ということはですよ

 もし仮に そんな私のことが好きだという人が

 いたとしてもですよ

 その人と私は好みが合わないってことじゃないですか。

 私が嫌いなものが好きなわけですから その人は。

 根本的に合わないわけです ねそうでしょう?」

「ごもっとも! その通りだ恋はしない!」

「まぁまぁまぁ 恋はしないってことで飲みましょう」

「好きだなんて軽々しく言う奴は…殺すしかないね」。

ユキ姉・・。

かきおえてノートをとじる越前さん。

はらちゃんの頬のハートがなくなってました。

「よく分からんけどさぁ まぁ相当

 手ごわい感じがするな〜 俺達の神様はよ。」

「神様と 両思いになるのは難しいんですかね…。」

「高望みなのかもしれないっすよね。」

「まぁ 神様だからね。」

「まぁ まぁな。」

「ドンマイ はらちゃん」

とはげましてくれるユキ姉。

「 ユキ姉…。

 私は絶対 諦めません!

 越前さんのいる世界に行きたいです!

 越前さ〜ん!!」


朝、ノートをかばんにいれて
さらに弟にまた売られないように
買い戻したマンガもかばんにいれて出勤。

あとをつける弟。
自転車のまえにまわりこんで
かばんをうばっていきました。
ひろし、なんということを!

警官からにげる間、かばんの中は大揺れ。
ほおりなげられたときにまたあの白い世界へ。

はらちゃんは外へ!
マキヒロはまたでられませんでした。

はらちゃんはひろしにぶつかって
かばんをとりもどし
そこに警官と越前さんも。

「 あっ! 越前さん。」

「また お前か!今度は ひったくりか?」

「あぁ… 違います あの人です。」

犯人が弟としって「最低」という越前さん。

越前さんにかばんをかえすはらちゃん。

「ホントに ありがとうございます。」

「越前さん 両思いになりましょう」

「なりません!!」

かまぼこ工場にまでくっついてきたはらちゃん。

「え〜 というわけで…っていうか 

何で この男がいるんだよ。」

「何ていうか 離れないっていうか。」

「 はっ? 何しに来たんだよ お前は。」


「はい 私越前さんと

 両思いになるために

やってまいりました。」


「黙れ。」

「すごいな はらちゃん。」

かまぼこ新作アイデア募集に
本気でとりくむよういわれ
またよけいなことをいって
越前さんに「黙れ」といわれるはらちゃん。

かまぼこのつくりかたを百合子に
説明してもらうことに。

その間、越前さんにはりあう紺野さん。
かまぼこ作りなのにヒートアップ。

「私の勝ちですね。」

「そうですね。」

「簡単に諦めるんですね。

 そういうところホントにムカつく!」

越前さんのところにやってきた百合子。

「越前さんの漫画ってさ…。」

「あっ 感想はいいです。」

「別に そんなものは言わないよ。

 自分のために描いてるんでしょ?

 誰かに読んでもらいたくて描いてるんじゃなくて。」

「あっ… はい。」

「そんな野心ないもんね越前さんには。」

「えっ? すみません。」

「別に それが悪いって言ってるわけじゃ ないよ。

 まぁ 褒めてもいないけど。」

「はあ…。」

「矢東薫子。」

「えっ!?」

「…の まねだよね?

 っていうか出て来るキャラは 全部パクり。」

「知ってるんですか?矢東薫子先生の漫画。」

「 うん 昔 読んだことがある。」

「ホントですか? 嬉しいです!」

「好きなんだ… 矢東薫子。」

「はい 大好きです。」

「ふ〜ん。」

「ずっとずっと友達でした。

 親友でした 恋人でした。

 いつもいつも読んでました。

 現実世界の人はあまり好きじゃないけど…。

 私には はらちゃんや マキヒロ

 あっくん 笑いおじさんや 
 
  ユキ姉がいたから生きて来れたんです。」

「へぇ〜。」

「でももう描いてないんだよね 漫画矢東薫子。」

「はい そうなんです。

 消息不明とかで…。」

「ふ〜ん。死んだのかね?」

「そんな…!」

「あぁ…。

 で 矢東薫子のキャラで書いてるんだ 日記を…。

 自分の思ってることを喋らせて不満とか?」

「はい。」

「何で?」

「子供の頃は 私も矢東先生みたいな漫画家になりたいって

 思ったこともありました。

 描いてみたりもしました。

 でも やめました。

 だって 私は漫画が好きなわけじゃないんです。

 矢東先生の漫画だけが好きなんです。

 だから 私が違うものを描いても意味がないんです。

 才能もないですし。」

「諦めたんだ。」

「諦めたって…。

諦めるのって別に 悪いことじゃないと思いますけど 私は。

 嫌な思いもしませんし。

 無責任に 「やってみなきゃ分からない」とか

 「夢は叶う」とかいうの嫌いです。」

「ごもっとも。

夢が叶ったって幸せとは限らないしね。」


「えっ?」

「似てるよね? あの男のコ 漫画のはらちゃんに…。」

「あぁ…。ええ。」

「どうなるんだろうね?彼の片思いは。

 諦めなさそうだね 彼は。」

田中さんの車にのせてもらっているはらちゃん。

「あっ そうだ はらちゃん。」

「はい?」

「これ 読みます?よかったら いいっすよ。」

「これは… 漫画じゃないですか!

  はっは〜1人じゃ もったいないんで

 仲間達と見させてもらいます。」

IKKIをかしてもらって大喜び!

「あっ 僕に話って何ですか?」

「あっ 田中さん 越前さんと両思いになるには

 どうしたらいいですかね?」

「僕に聞きますか?」

「はい。」

「言ったでしょ 越前さんは神なんだって。」

「はい 越前さんは神様です。」

「いや だから僕も越前さんが好きなんですよ。」

「そうなんですか!?」

「そうなんです!」

「で どうしたらいいですか?

 越前さんと両思いになるには。」

「えっ?引っかかりとか なし?」

はらちゃんにはわからない。

そしてはらちゃんがあっと叫んだので
急ブレーキをかけてとまりました。

「何すか? 何すか?どうしたんすか?」

「田中さん。」

「はい。」

「あの小さいものは何ですか?」

「亀です。」

「「亀?」

今度は亀に目が釘付け。

マンガの世界では
はらちゃんがいないのでさびしそう。

「はらちゃん いないと寂しいね。」

「そうですね。」

「そりゃ そうだよ。

 俺達 人間はさ全部で5人なんだ。

 1人いないってことは

 今 世界の5分の1がいないんだからな。」

「マキヒロは別の世界に行きたいんですか?」

「行きたいっすよ そりゃ!行きたくないんすか?

 あっくんも この世界に文句を言ってたじゃないっすか!」

「僕は行かないですよ!

何だかんだいってもここが好きなので!

他の場所と比べたりしたくないんです 

自分の場所を。」


「分かるよ あっくん。」

マキヒロがギターを鳴らし
歌をうたいはじめ
みんなもいっしょに歌いました。

はらちゃんは田中さんと喫茶店へ。

エビピラフがはこばれてきました
はじめて食べるエビピラフのおいしさに
感動するはらちゃん!

「う〜・・まい!」

「あ〜 え〜っと 何でしたっけ?」

「えっと… 「両思いになるには

どうしたらいいか?」って。」

「はい 両思いです。」

「そりゃ あれですよ。

 越前さんに

好きになってもらうってことですね?」

「うん。」

「それは分かってます

 どうしたら好きになってもらえるのか

聞いてるわけですね 」

「はい。」

「その質問に

正しい答えは ありません。」


「ないんですか!?」

「なぜなら 越前さんがどういう人を好きなのか

 それは 越前さんにしか分からないからです。」

「じゃあ 越前さんに聞くしかないですね。」

「それは 最悪です。」

「ん?」

「君 どういう男が好きなの?

俺 そういう男になる」と言って

 「軽過ぎる」と3回フラれました 僕。

 どうやら 女性は嫌いなようです

 そういう質問をする男が。」

「嫌いは困ります 好きじゃないと!」

「助けてもらったりすると

 女性は ポイント高いと思うみたいですよ。」

「助ければいいんですね?

  分かりました!」

とびだしていくはらちゃん。
走りながら

「こんにちは 犬!

 こんにちは 猫!

  こんにちは あの か… 亀!」


と挨拶。

休憩室にとつぜんとびこんできたはらちゃん。

越前さんのかばんをキャッチ。

「はい 越前さん。」

一同拍手。

「どうも。両思いになりましたか?」

「なりません!」

「まだですか そうですか…。」

そばにたっているはらちゃん。

「何ですか?」

「助ける機会を待ってます。」

「結構です。

 向こうに行ってください。

 早く!」

百合子はにっこり。紺野さんはまたにらんでる。

「ほら 1個食うか?」といってくれる玉田さん。

「あっ いや… 先程 田中さんと

 『ジュ・ルビアン』という喫茶店で

 エビピラフを食べました。
 
 おいしかったです。

 営業の特権だそうです 内緒です。」

「ほぉ〜 ふ〜ん へぇ〜そうなんだ なるほどね。」

内緒なのにw

越前さんのお弁当ケースのふたをあけてあげる
はらちゃん。

「両思いになりましたか?」

「なりません!」

「そうですか…。」

はらちゃん、部屋のすみに待機。

越前さんがふりむくと笑顔。

「 はぁ…。何なの? 一体。」

「あの!」

「はい!」

「あなた本当に一体 何なんですか?」

「はらちゃんです。」

「だから 本当は何なんですかって言ってるんです。」

「はらちゃんです。」

「だから それは もういいです!

「はらちゃん」っていうのは私の漫画の

 まぁ 厳密に言うと違うけど…登場人物の名前です。

  あなたは 誰なんですか?」

「えっ? ま… 漫画?

 あっ… これでしょうか?」

とIKKIをみせました。

「違う! とぼけないで!

 私の漫画 読んだんでしょ?あなたは。

 それで? 何が目的なんですか?」

「あ… あの 越前さん

 おっしゃってることの意味が全く分かりません。

 越前さん?

 越前さん?」

「あなたは誰なんですかって聞いてるんです。」

「はらちゃんです。」

「いいかげんにして!

 ばかにしないで!」

「あっ 越前さん…。

 越前さん?」

「ついて来ないでよ!」

越前さんは怒って
でていってしまいました。

はらちゃん・・つらそうな顔。

はらちゃんと百合子。

「難しいですね 好きになってもらうのは。」

「難しいね〜。」

「どうしたらいいですか?

  越前さんには どうしたら好きになってもらえますか?」

「分かんないよ それは。」

「そうですか。」

「越前さん本人にも

 よく分かんないもんなんだよ 

どんな人が好きなのかは。」

「えっ!?そうなんですか?

 神様にも分からないことがあるんですか?」

「人類最大のテーマだからね。

  好きな人に好きになってもらうには

 どうしたらいいか…。」


「そうなんですか そんなに難しいんですか?」

「でも あれだね。

 越前さんに

必要なのはまだ 恋じゃないかもね。」

「ん? といいますと?」

「まずは 自分を

もう少し好きにならないと

 恋には 進めない。」


「そうなんですか。」

「何で あの人はさぁかわいいのに

 自己評価が異常に低いんだろうか?

 すぐ諦めちゃうし…。」

「諦めちゃうのはダメです。」

「あの〜 先程 越前さんが私の名前

  「はらちゃん」は漫画の人の名前だ

 とおっしゃってたんですがどういう意味なんでしょうか?」

「私は 分かんないな〜。」

「そうですか…。

 こちらの世界の方々は何もかも知ってるのかと思ってました。」

ロッカールームでためいきをつき
ノートを手にする越前さん。

ノートをひらいたので
百合子と会話していたはらちゃんが消えました。

ロッカールームへやってきた紺野さん。

「本気で。」

越前さんに近付きました。

「本気で作ってよね。」

「何を?」

「かまぼこです!」

「あぁ…。」

「こんなのの どこがいいんだか。」

とはきすてていってしまいました。

IKKIをみてもりあがるマンガの世界。

「漫画かぁ…。すっごいですね!」

「あ〜 続きが知りたいっすね!」

「知りたい! 知りたい!」

「私達の神様 越前さんも漫画を描くんだそうです。」

「さすが神様!すっげぇ〜。」

「はい。」

「どうした? はらちゃん。」

「気になることがあるんです。

 越前さん…諦めてないといいんですが…。

 う〜ん…。」

上をみあげるはらちゃん。

自宅でかまぼこをかじりながら悩む越前さん。
秀子からどんなのを作るの?ときかれても
わからない。

「あんたさぁ かまぼこはこの町の重大な産業なのよ?

 かまぼこあっての この町なのよ?」

「そんなこと分かってるよ〜。

 別に私だって嫌いなわけじゃないし。

 でも…。」

「でも」 何よ?」

「嫌いなわけじゃないけど

特別 好きなわけでもないの!」

「どっちなのよ〜。」

「だから どっちでもないの!」

「そんなのばっかりだね!あんたは。」

机のうえにおきっぱなしのノートのうえを
猫がとおっていき、机の下にノートが
おちると、はらちゃんがこの世界へ。

はらちゃんは下の部屋におりていきました。

「新しい かまぼこですか?」

「そうですけど。」

「ほぉ〜。」

はらちゃんをみてびっくりの越前さんと秀子。

「 えっ!?」

「あ〜! この間の…!」

「諦めてないんですね 越前さん。」

「何で いるんですか?」

「何で いるんでしょう?」

「えっ? 何? 知り合い?」

「いや 知り合いっていうか…。

 はらちゃんです

 越前さんと両思い目指してます!

 諦めません もう少しです。」

「何が 「もう少し」なんですか?」

「そう… そうだったの〜。

 よろしくね〜 頑張って!」

お母さん、彼氏候補と誤解してる。

「はい ありがとうございます!」

「何で応援してんの?」

「だって あんたが 男 連れて来たの初めてなんだもん。」

「連れて来てない。」

「それに なかなか いい男じゃない。

はらちゃん?」

「はい はらちゃんです!」

「母です!」

「は… 「母」?」

「お母さんね。」

「お… 「お母さん」といいますと?」

「外国の方?」

「さぁ?」

「まぁまぁ… はらちゃんも手伝う?」

「はい!」

「とりあえず 靴から脱ごうか 家の中だから。」

靴はいたままでした。

「靴から 脱ごうか?」

「 これを… 脱ぐの。」

脱がされました。

「おっ!お〜!スッキリします!

 あ〜 あっ! お〜!」

いっしょにかまぼこを考えることに。

はらちゃんも一個もらい
かまぼこをたべるはらちゃん。

「ん〜うまい!」

このままが一番といっても
それでは新作にならない。

「あっ あれよ! こういう時はさ

 かまぼことさ あと何か

 自分の好きなものを組み合わせればいいのよ。

 あんた 好きなものないの?

 ないんだよね〜 あんたはねぇ。

 はらちゃんは?世界で一番好きなもの!」

「越前さんです!」

「はっ?

 あらあら… あら〜!」

「えっ 私以外でお願いします。」

「越前さん以外で この世界でですか?」

「そうよ。」

「う〜ん… あっ猫です!」

「それは無理よね。」

「あっ そうですか。

 猫は とてもかわいらしいのですが。」

「まぁね それは分かるけどね。」

「あっ では あの…犬や亀などは どうでしょうか?」

「同じだよね〜。」

「あ〜 同じですか。」

「どうしたの?」

「何でもない。」

「あっ 越前さん 諦めるのはダメです。」

「余計な お世話です!」

「そうよね 諦めるのはダメよね〜!」

「はい! 越前さんには

諦めてほしくないです。

 諦めることをやめれば

 恋ができるんです。」


「意味が分からないです 全然。」

「自分をもっと好きになってもらえば

 恋ができるようになるんですよ。」


「その通り!」

「ですよね? ねぇ!」

「 あ〜 もう うるさい!

  考えが まとまりそうなんだから ちょっと黙ってて。」

型紙をつくりはじめる越前さん。

かまぼこをつくりはじめました。

あくびをする越前さん。

「 あ… あの…。」

「はい。」

「眠くないんですか?」

「ん?「眠くない」とは 何でしょう?」

「何でも そうやって聞き返す。」

「何でもないです。」

「大丈夫なんですか? ずっと いて。」

「ずっと一緒に いたいです越前さんと。」

距離も接近。

「近いです…。」

「はい 近いです。」

「あぁ…。

 はぁ… 出来た。」

猫のかまぼこ!かわいい。

「 猫 ですか?」

「はい 猫です。」

「すごいです。」

「まっ こんなもんでしょ。」

はらちゃんが涙を!

「嬉しいです。

 私は嬉しいです。」

「えっ? いや そんな…。」

「越前さん 諦めなかったですね。

 それに 越前さんは

 私の大好きな 

猫のかまぼこを作ってくれました。」


「いや それはたまたまっていうか…。」

「嬉しいです。
 
嬉しい…です!!

越前さん これで 恋ができますね。」


「えっ?」

「私達 両思いですよね?」

「あっ…。」

「やった〜! 」

「嬉しいです。」

「いや…。」

「私は 嬉しいです! です! です!

 好きな人に好きになってもらうって

 こんなに嬉しいことなんですね。

 両思いって 素晴らしいです!あ〜!!」


「ちょ! ちょ…!」

「 あ〜!」

「あ… あのもう寝ます。」

「ん?ね… 「寝ます」というと?」

「疲れたので寝ます。

 ありがとうございました。

 帰っていただいていいです。」

「あっ… 自分じゃ帰れないんです。」

「はっ? 何ですか それ。」

「どうしましょう?」

「えっ?」

布団を用意してもらいました。

「ここで寝てください。」

「ん? 「寝てください」とは

ど… どういうことでしょうか?」

「横になって目をつぶってください。

 おやすみなさい。」

「あっ…。

 ん?

 横になって…。

 目をつぶって…。」

布団の上でうつぶせにww

息がくるしくなったらしい。

「うわ!! ハァ ハァ あぁ…。」

着替えようとしていた越前さんの
部屋にはいっていきました。

「 あの 越前さん。」

「うわ!!何なんですか いきなり!」

「横になって目をつぶったんですが

 苦しくて 息ができなくて…

どうしたらいいんでしょうかね。」

「もう 出てってください!」

「あっ ちょっと… 痛いあっ 越前さん 越前さん…。」

部屋から追い出されました。

「ごめんなさい。

 また 越前さんを怒らせてしまったようですね。」

「そんなふうに謝られても…。」

「ホントに ごめんなさい」

「いや… もう いいです。」

「すみません 本当に 

大好きな人に怒られるのは…辛いです。」

「あっ いや あの…怒ってないですから もう。」

「ホントですか?」

「はい。」

「よかったです。」

「で どうしたんですか?」

「あ… あの横になって 目をつぶった…。

 あっ… 越前さん。

  これは 何ですか?」

ノートをみつけたはらちゃん。

「また とぼけて…。

 私が描いてる漫画です。」

「これが 越前さんの漫画ですか?

 見てもいいですか?」

「見たくせに…。

 どうぞ!」

ノートをひらいたらもどりました。

「えっ?」

はらちゃんが突然消えたので
不思議そうに部屋の中をみる越前さん。

翌日。かまぼこ工場で新作かまぼこの審査。

新作かまぼこアイデア募集入選は
パートの長沼さんのレインボーかまぼこ。

拍手する紺野さんと越前さん。
越前さんに

「勝負はもちこしね。」

という紺野さん。

越前さんのかまぼこのタイトルは

「好きなもの」


でした!

ノートをひらいてみる越前さん。

「恋か・・」

マンガの中にもどってきたはらちゃん。

「はらちゃん? どうしたんすか?」

「皆さん どうやら

ここは…漫画の中らしいです。」


「はっ? 何だ? それ。」

「私達のいる この世界は神様…

 越前さんが描いている漫画なんです。」




自分たちをつくっている外の世界の神様というのは
知っていても、自分たちがマンガのキャラだとは
知らなかったのか・・。
はらちゃんはどう受け止めるかな。

マンガキャラじゃなく普通の人間の行動だとしたら
はらちゃんの行動は不審者以外の何者にもみえず
越前さんが怒るのも無理ないですが
あの純朴素朴で素直なはらちゃんでは
つきはなすこともできないですね。
はらちゃんのおかげでちょっとずつ
かわっていけているし。

好きな人に自分を好きになってもらうって
ほんとにすごいこと。
まさに人類最大のテーマです。

百合子は矢東先生なんだろうか。






はらちゃん  長瀬智也
越前さん   麻生久美子
田中くん   丸山隆平
紺野清美   忽那汐里
マキヒロ    賀来賢人
ひろし     菅田将暉
あっくん    清水優
長沼さん    稲川実代子
警官      小松和重
笑いおじさん 甲本雅裕
玉田       光石研
ユキ姉     奥貫薫
秀子      白石加代子
矢口百合子  薬師丸ひろ子





2013.02.02 Saturday 23:15 | comments(0) | trackbacks(6) | 
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