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泣くな、はらちゃん 第6話

 第6話



ついに、はらちゃん(長瀬智也)の事が好きだと告白した
越前さん(麻生久美子)。 そんな中、清美(忽那汐里)が
越前さんのもとへ、「マキヒロ(賀来賢人)に会わせて」と
頼みにくる。夜のかまぼこ工場ではらちゃんとマキヒロを
呼び出すと、清美はマキヒロと、越前さんははらちゃんと、
それぞれにデートへ向かう。そしてそのデート中、
はらちゃんは突然、「結婚しましょう、越前さん」と切り出すが・・・。



マンガの世界にたまちゃんが仲間入り。

工場では工場長の遺影に
みんながお供え物。

田中君は本社と電話中で
工場長のあとがまは越前さんになったと
言われました。

「何 言ってるんですか何で 私なんですか?」

「社員で最年長だからじゃないの?」と紺野さん。

「そりゃ そうかもしれないけど大体 社員 少な過ぎるし…。

 あっ 百合子さんやってくださいよ。」

「何を おっしゃってるんですか?

 私はパートですので フフフ。」

「ずるいです!社員より偉いくせに。」

「ずるくないわよ 何 言ってんのよ。

  責任をとらないってことは

 パートの最大の権利なのよ。」

たしかに!

「だって 無理ですよ 私。」

「一緒に頑張りましょう。」

「よろしくお願いいたしま〜す 工場長代理。

 はらちゃんも喜ぶんじゃない?」

でも工場長代理はみんなからこきつかわれる!!

立腹した越前さんはマンガノートをひらきました。

「何か 久しぶりな気がする。

 なんか描きにくい」

でも描き始めました。

「はぁ… 冗談じゃないわよ何が 工場長代理だ」

怒るのはユキ姉の役。

「そうだ  冗談じゃないぞ」

「まぁまぁまぁ 飲みましょう」

「そうですね!」

「私はね 嫌なんですよ 本当に」

「そういうね 大きな判断をするとか

 責任をとるとかですね本当 嫌なのよ 嫌いなの」

「だから あの工場で 地味に働いてるわけじゃないですか」

「そうでしょう?」

「そうだ そうだ!」

「飲んじゃいましょう ユキ姉」

「そうですよね!」

「どう思う? たまちゃん」

「破壊するしかないな」

「なるほどね…」

「やりますか」

「5・4・3・2・1…」

「ブォン!」

描き終えました。

「はぁ… 癒やされた」

ノートをとじました。
マンガの世界ももとに。

「越前さん なぜでしょう」

「ごめんね はらちゃん何か 主役 取っちゃったみたいで。」

「いや… あっ。

 ユキ姉 何か 嬉しそうですね。」

「そんなこと…あるかな?

  うん 気持良かった〜。」

「どうしてなんでしょう?

 神様は 私のこと嫌いになったんでしょうか?」

「ごめんね はらちゃん でもね

 私が頼んだわけじゃないしさ

 私が悪いわけじゃないんだよね。」

「なら 謝らないでください。」

「あっ… 何 イライラしてんの?」

「おい!」

「お〜。」

「何でだよ!何で 俺が忘れられてこいつが活躍するんだ?」

わらいおじさんは不満そう。

「あら? 俺?」

「 あれじゃないっすか?

 おじさん2人似てるからじゃないですかね。」

「確かに。そうかもしれないですね。」

「ふざけるな〜!

 何で 俺が忘れられて こいつに名前があるんだ?」

「全ては神の意思なんだろ?

 神様の愛は 全てに平等ってわけじゃないんだよ。

  フフフ…。」

「いいかげんにしろよ この…。ちょ… ちょっと!」

「笑いおじさん ちょっと危ない 危ない…。」

「あんたも言い過ぎだよ。」

「こりゃ 失敬。」

「いいか? 問題はな神様なんだよ。」

「ちょっと! 越前さんを悪く言うのは やめてくださいよ!」

「ちょっと待てよ はらちゃん おかしいだろ お前。」

「何がですか?」

「もともとはよ神様の機嫌が いつも悪くて

 この世界が 何だかおかしなことになっててよ

 それを何とかしようって話じゃなかったのかよ?」

「えっ?」

「それがよ 恋だか何だか知らねえけど

 お前さ 自分のことばっかりじゃねえか。

  この世界のことなんて全然

 考えてねえじゃねぇか!」

「そんなことありませんよ 

 私が越前さんを幸せにしたら

 この世界は明るくなるんです。」

「なってない!全然 明るくなってない!」

「それ… それは…。」

「あっ。」

「いいか? 恋とかいってポ〜っとしてるから

 こういうことになるんだよ。」

「恋は 悪いことじゃないですよ!素敵なもんです!」

とマキヒロも言いました。

「何だ? お前まで。

 どいつもこいつも 恋 恋 恋 恋…。

 外の世界に行ってふ抜けになりやがって!」

「僕は ふ抜けになってないですよ 恋なんかしてないですし。」

とあっくん。

「犬しか見てないんだろ?」

「しょうがないじゃないですか…。」

「お前にはな 外の世界は無理だよ臆病だからな。」

「あぁ そうですよ犬 怖いですよ 僕は。」

「ちょっと やめましょうって…。」

「まぁまぁ… 恋とかいってさふ抜けになってる奴よりマシか

 ハハハ…。」

「ふ抜けじゃ ない!」

「マキヒロ…。」と思いだしている紺野さん。

「くだらない世界だ!」

「えっ?」

「あんた ちょっとムカつくわ。」

「こりゃ 失敬 アハハ…。」

「何よ!」

「笑いおじさん ちょっとやめて!

 2人とも… あ〜!」

「この野郎…。」

「やめてください! ちょっと!」

「越前さ〜ん!」

マンガの世界はぐっちゃぐちゃ。

越前さんを紺野さんがたずねてきました。

「工場長代理。」

「えっ!?」

紺野さんを見て驚く越前さん。

「越前さん 助けてください!

 越前さ〜ん!」

助けを求めて叫ぶはらちゃん。

紺野さんと越前さん。

「な・・なんで 紺野さんが ここに?」

「あの… 見せてくれませんか? それ。」

「えっ? これ?

いや これはひとに見せるものじゃないんで。」

「お願いします。」

「いや ですから…。」

「お願いします。」

あの紺野さんが頭をさげました。

「あぁ・・。はい」

「ありがとう」

「あっ… いえ。」

ノートをひらいた紺野さん。

「マキヒロ…。」

「えっ? 何で?

マキヒロに会ったの?

 出て来たってこと? マキヒロも。

 何で?」

「呼び捨てにしないで。」

「いや だって…私が描いたわけだし。」

「ねぇ どういうこと? これ。」

「さぁ? 私には さっぱり…。

 好きになったの?マキヒロ君のこと。」

「なっちゃったわよ。

 どうしてくれるの?」

「あっ あぁ… すいません。」

「会わせてくれない? マキヒロに。」

「えっ?」

「会いたいの… できるんでしょ?」

「あぁ…。」

かまぼこ工場へいったふたり。

「いい?」

「はい。」

「お断りしておきます が必ずしも

 マキヒロが出て来るとは限りませんので

 その点 ご了承ください。」

「えっ?」

「行きます。」

ノートをふる越前さん。

「マキヒロ 出て来て。」

揺れるマンガの世界。

「うわ〜!何なんだ これは!」

「来た〜! 越前さん 今 行きます!」

「清美さ〜ん!」

「マキヒロ〜!

 来た〜!来た〜!

 マキヒロ〜!マキヒロ〜!」

「あっ!」

「あぁ…!」

はらちゃん・・・。

「アハハ…」

「越前さん 会いたかったです。」

でもマキヒロもいました!

「清美さん!」

「あっ マキヒロだ。

  マキヒロ あの…」

「私達の神様の 越前さんです。」

「あっ はじめまして。」

「はじめまして 私が…。」

でもマキヒロはまっすぐ紺野さんのほうへ。

「清美さん。」

「はい。」

「会いたかったです。」

「はい。」

「なるほど マキヒロと悪魔さんは

 両思いだったんですね。」

マキヒロが作者を無視して
紺野さんに夢中なのが
おもしろくなさそうな越前さん。

「ん? 越前さん?」

「えっ?」

「あぁ あの これ…。」

と越前さんにノートを渡すはらちゃん。

「あっ。」

「9時になったらノートを開きますので。」

と紺野さんに言う越前さん。

「シンデレラみたいだね。」

「行こう マキヒロ どこに行きたい?」

「清美さんとだったらどこでもいいっす。」

「だよね〜。」

「さぁ 行きましょ オマケのはらちゃん。」

「ん? 「オマケ」?「オマケ」とは何でしょう?」

「いいから ほら 行きますよ。」

「はい。」

4人が出ていきましたが
たまちゃんもこっちにきていました!

「えっ?何なんだ? ここは。」

たまちゃんに工場長だったときの記憶なし。

越前さんとはらちゃんは居酒屋に。

「うまい!!

 越前さん おいしいです。」

「よかった。」

越前さんのしぼってくれたレモンを
てにとってみるはらちゃん。
すっぱくてびっくり。

「あ〜。楽しいな〜。

 みんなも 連れて来てあげたいな。

 あっ 越前さん。」

「はい 何でしょう?」

「私と チュ〜またの名を キスをしましょう。」

「えっ しません! こういう所では。」

「そうなんですか。」

「そうなんです。」

「では どこでしましょう?どこでしましょうか?」

「いや もう 知りません!」

「あの〜 工場長さんがおっしゃってたんですが

 チュ〜 またの名をキスが成功した次の段階とは

 どういったものなんでしょうか?」

「いや… やめてください知りません! そんなこと。」

「あっ そうなんですか。」

「結婚っておっしゃってたんですけど…。」

「あっ そっち?」

「ん?」

「何でもないです。」

「あれ? なぜ顔が赤くなってるんですか?」

「なってません!」

そこへ百合子もはいってきました。

「こんばんは〜。」

「百合子さん!」

「おっ!おや〜 工場長代理 デートですか?」

「 いや…。」

「へぇ〜 そっか そっかいい感じなのね 2人は。」

「いや あの…。」

「私達 両思いですから。

 チュ〜 またの名を キスもしましたしね ハハハ…。」

「え〜! そうなんだ そうなんだ。」

「はいはい。」

「ごめんね邪魔したくないんだけどさ 狭い店だからさぁ。」

「どうぞ。」

「ウフフ…。

 顔が赤くなってるよ 工場長代理。」

「なってません!」

「なってるよ。ほら」

「越前さん なってるそうです。」

「もういいです! 顔が赤い問題は。」

「で 何の話 してたの?」

「チュ〜 またの名を

 キスをした次の段階の話をしてました。」

「違いますよ! 違います あの 結婚のほうですから。」

「そう思ったけど。」

「あっ そうですか…。」

「あれ 越前さんまた一段と顔が赤くなってます。」

「それは もういいです!」

「そっか 2人の結婚について話し合ってたか。」

「はい。」

「いや そうではなくて…。」

「するつもり?」

「えっ?」

「あの 結婚とは 何なんでしょう?」

「結婚…したことないので 分かりません。」

「ん?」

「私も。」

「そうですか… 私もです。」

「知ってます。」

「そうですよね。はい。」

「面白いね あんた達。」

「越前さん 私と結婚しましょう。」

「お〜!」

「 ハハハ…!」

マキヒロと紺野さんは遊園地。
遊具にのって興奮するマキヒロ。

「 うわ〜 すげぇ! 何だ これは!」

「アハハハ…。」

「笑った顔は もっとキレイっすね。」

「知ってる フフフ…。」

長沼さんが工場長をみかけました。

「工場長・・?!

 きゃーーーーー!!」

悲鳴をあげる長沼さんのほうが怖い!!

はらちゃんと越前さんたち。

「あ〜! あ〜! 何だ〜!あ〜!

 だって 結婚したら幸せになるんですよね?

 工場長さんが言ってました。」

「へぇ〜 そんなこと言ってたんだ。」

「はい だから 結婚しましょう 越前さん。

 私は 越前さんを幸せにしたいんです。」

「越前さん。」

「あっ!」

「ん?」

「ごめんなさい約束の時間なんで 今日は…。

 ごめんなさい。」

「あっ いや いやいや あっ…。」

ノートをとじる時間。
はらちゃんは消え
マキヒロも消え
たまちゃんも消えました。

越前さんと百合子。

「まぁ 飲んで。」

「あっ ありがとうございます。」

「ごめんね 越前さん。」

「何で 百合子さんが謝るんですか?」

「えっ?あっ だよね フフフ… 変だよね。

 楽しいね はらちゃんとの恋は。

 でしょ?」

「はい。」

「うん。」

「でも…。」

「でも その分切ないよね。」

「はい。」

「楽しいことってのはさぁ

 その分 切ないんだよね。

 楽しい分 切ない 切ない分 楽しい。

 そういうもんなんだよねぇ。

 結婚か…。

 プロポーズされちゃったねぇ。

 いいプロポーズだった。」


「はい。

 できるわけないのに。

 結婚なんて。」

「でもちゃんと考えてあげないとね あなたが。

 物語の終わりを。

 でしょ?神様。

 はぁ…。 ごめんね…。」


「だから どうして百合子さんが謝るんですか?」

「さぁ…。」

神社でギターをひいて歌を歌う紺野さん。

♪〜 恋のうたとか
♪〜 嫌いなんだよね
♪〜 どれも 皆 同じ
♪〜 恋のうたとか
♪〜 嫌いなんだよね
♪〜 わからない
♪〜 恋するために生まれてきたとか
♪〜 ありえない
♪〜 そう思っていた
ウソ…。
♪〜 でも 恋をした でも 片思い
♪〜 あなたのことしか歌えない
♪〜 でも 恋をした でも 片思い
♪〜 そんな自分に笑う



またとおりかかってきいていた
田中君がみつかりました。

「あっ あっ いや あの」

「もう 遅い。」

「えっ?」

「全部 あんたのせいだ。」

「すいません。」

マンガの世界に帰り
怖かった体験をかたる玉ちゃん。

「怖い怖い怖い。」

「犬ですか?」

「いや 分からない 口がこう グワ〜っとなってて
 
 すごい声で叫ぶんだよ。」

「犬ですよ それは。」

長沼さんだw

はらちゃんはためいき。

「はらちゃん。」

「はい ユキ姉。」

「諦めたほうがいいと思うよ 神様との恋は。」

「どうしてですか?」

「あまり深入りすると殺されるよ 最後は。」

「あっ…何 言ってるんですか ユキ姉。

 私達は殺されませんよ だって 死なないんですから。」

「神様は 何でもできるんだよ。

 だから 神様なんだ。」

百合子に言われた言葉を思いだしている越前さん。

「ちゃんと考えてあげないとね  あなたが物語の終わりを」

翌日、工場長の幽霊の話で大騒ぎ。

「何か 未練があるのかしらね〜!

 あ〜 ちょっと ちょっと!事件よ!」

「どうしたんですか?」

「玉田工場長の幽霊が出たのよ 何とかしなさい!」

「いや 「何とか」って… 幽霊は警察には どうにもできませんよ。」

「何でよ!使えないわね ホントに!」

家にいる越前さん。
こっそりやってきた紺野さんは
勝手に2階にあがり
マンガのノートを手にし

「マキヒロおねがい」

と頼んで外に投げ捨てると
紺野さんも窓の外に落ち
キャッチされました。

「ありがとう。」

はらちゃんでした。

「いえ!」

「あんただけ?」

「あっ すいません。」

「な〜んだ。」

そこへ田中さんとばったり出会いました。

「あっ ちょうど よかったです 田中さん。」

「はい…。」

「あの… ちょっとご相談があるんですがよろしいですか?」

「はあ。」

田中さんと喫茶店へ。

「田中さん。」

「はい。」

「私が この世界で 最初に出会ったのは 田中さんでした。」

「そうなんですか?」

「はい。」

「田中さんでよかったと心から思い 感謝してます。

 あなたは 本当にいい人だ。」

「あぁ… どうも。」

「何でも教えてくれるし 本当にいい人です。」

「いい人か。」

「はい。」

「でもね… それだけじゃダメみたいなんです。」

「それは おかしいです。」

「えっ?」

「いい人のほうが素晴らしいに決まってます。」

「はあ… そうか。

 そうですよね!」

「そうです。」

「ありがとうございますで 相談って?」

「あっ… あの 実は私

 越前さんと結婚しようと思ってるんですが。」

「えっ!?早っ… 展開 早っ。

 言ったんですか?「結婚しよう」って。」

「はい 言いました。」

「越前さんは?」

「顔がものすごく赤くなってました。」

「終わった…。」

「終わ… 終わった?」

「 あの はらちゃん。」

「はい。」

「結婚の意味とか分かってます?」

「もちろんです。

 結婚とは 両思いの2人が一緒になって

 幸せになることです。

 私は 越前さんと結婚して 越前さんを幸せにします。

 合ってますよね?」

「そうですか。」

「はい。」

「 しますか。」

「はい!」

「あっ…あれは もう済んだんですか?」

「ん? 「あれ」とは?」

「あれですよ 越前さんの親…越前さんの場合

 おかあさんに ほら「お嬢さんをください」って。」

「おかあさん?」

「いるじゃないですか越前さんの家に 女の人。

 こんな こんな…。」

「あっ! はいはい…。」

「その人に 「お嬢さんをください」って頭を下げるんです。」

「「お嬢さんを ください」と「頭を… 下げる」?」

「 いや そうじゃなくて!」

やってみせる田中君。

「お嬢さんをください」

はらちゃんもやってみせました。

「えっ? あっ…。

「お嬢さんをください」。」

「そうそう それでいいです。」

「これをやらなければ 結婚できないんですね?」

「そうです。」

「分かりました ありがとう 田中さん!

 あなたは 本当にいい人です では!」

はらちゃんはとびだしていきました。

「いい人じゃだめじゃん」

はらちゃんは越前さんの家の前に。

「越前さ〜ん!」

「えっ? 何で? いつ出たの?」

「…の お母さん!」

「えっ?私?」

「えっ? 何してるの?」

さっき習ったとおり土下座をしました。

「おかあさん!」

「は… はい?」

「お嬢さんを ください。」

「えっ ちょっと!」

「どうぞ!」

「はっ!?」

「ありがとうございます。」

「いや だから…。」

「ちょうど よかった はらちゃん。」

「はい!」

家に上がってチャーハンをごちそうになるはらちゃん。

「う〜まい! ハハハ…!うん!」

「ありがとう 嬉しいわ。

 そんなことだ〜れも言ってくれないから。」

「うまい!」

「あっ あの質問してもよろしいでしょうか?」

「もちろん どうぞ。」

「あの なぜ 皆さんは

 一緒にいるんでしょうか?」


「えっ?」

「なぜかしら…。」

「それは… 家族だから?」

「ん? か… 「家族」とは何でしょうか?」

「出たわね はらちゃんの基本的な質問。」

「あぁ すいません。いいのよ。

 家族っていうのはね そうね…。」

「はい。」

「人はね 誰かと

 寄り添って生きて行くのよ。

 そのための集まりかな?」


「う〜ん なるほど。

 では なぜこの3人なんでしょうか?」

「もう1人いたけど死んじゃったからね 3人なの。

 その人と私が結婚して
 
 この子と この子が生まれたわけ。」

「ん? う う… 「生まれた」?」

「そうね 私の この中にこの子は いたのよ!」

「えっ!? 越前さんこの中にいたんですか?

いやいや…越前さん この中に入りませんよ。」

「いたのよ! そして私は おかあさんになったわけ。」

「あの そういう話は そのへんで。」

「アルバム見る? アルバム。」

「もう いいから そういうの。」

「アルバム?」

アルバムをみせる母。

「これが… この子。」

「えっ? この小さい人が?

 いやいや… これは越前さんではありませんよ。

 だって 越前さんこんな小さくないですし。うん。」

「最初は みんな これくらいなの。

 それが だんだん…。」

「ん?ん?ん〜?うん!

 うわ ホントだ!越前さんになった!」

「でしょ〜。

人は 生まれて来て

 こういうふうに

 どんどん成長して大きくなって行くの。

  この人も そのうち私みたいになって…。」


「えっ! おかあさんみたいになるんですか?」

「残念ながらね。」

「えっ それで?」

「そして いつかは死んで行く。

考えてみれば 不思議よね。」


「はい。」

「姉ちゃん!」

「何?」

「こいつさ…俺よりバカなんじゃね?」

「えっ?」

「いいの? こんなんで。」

「うるさいな あんたに関係ないでしょ。」

「いやいや あるでしょ 関係。

 越前家にとっては大事な問題でしょうが。

 姉ちゃんの結婚問題は。

 特に 経済問題は!」

「何 言ってんのあんたが何とかしなさいよ。」

「それが何とかできないから言ってんじゃん。」

「はぁ…。」

「なぁ あんた 働いてんの?」

「ん? あっ 「働く」とは 生きるということですよね?」

「はっ?」

「いいこと言うわね。」

「はい 工場長さんに教えていただきました。」

「そう…。」

「そういうことじゃなくてさ。」

「もう やめて。」

「何でだよ!」

「いいから やめて!」

「よくない。」

「あんたに言われたくない。」

「姉ちゃん 俺はさ家族のこと考えてんの 分かる?

 姉ちゃんも もっと考えようよ!」

「何それ。」

「家族のこと考えるの当たり前でしょうよ。

 何で そんなことも分かんねえの?

 ねぇ 俺はさ 言っときますけど

 ちゃ〜んと 考えてんのねぇ おい 聞いてる?」

越前さんとはらちゃんは外へ。

「越前さん。困ってますね 越前さん。

 ごめんなさい私が困らせてるんですよね?」

「はらちゃんのせいじゃないです。」

「越前さんが困った顔を見るのは辛いです。」

「ありがとう。」

「驚きました。

 私のいる世界と越前さんのいる世界は

 全く違うんですね。

 違うんですね…。」

「そうね。」

「はらちゃん。」

「はい。」

「ごめんなさい。」

「えっ?」

「私と あなたとは

 結婚とか できないんです。

 ごめんなさい。

 できないの… ごめんなさい。」


「私が漫画の世界の人間だからですか?」

「そうです。」

「そうなんですね。」

「はい。」

「家族って 面白いですね。」

「えっ?」

「あんなふうにケンカしても 

 一緒にいるんですよね?」


「ええ 家族ですから。」

「はい。」

「それって 何だか素敵ですよね。

 結婚しないと できないものなんですか? 家族って。」

「えっ?

 いや そうとは限らないというか。

 いろんな場合がありますけど。」

「あぁ そうですか。

 じゃあ 私の家族はちゃんと 

 漫画の中にいますね。」


「えっ?」

「時々 ケンカもするんですよ。

 それでも ずっと一緒にいます。

 それって 家族ですよね?」

泣きだす越前さん。

「ごめんなさい。

 また何かいやなこと 言いましたか?

 あっ。抱き締めましょうか?」

「また そんなこと…。」

「すいません。

 では 抱き締めません。」

「抱き締めてください。」

抱きしめるはらちゃん。

「あっ…。

 こ… こうですよね?」

「はい。」

「温かいですね。」

「はい。」

「ずっと こうしていたいです。」

「はい。」

「でも…ダメなんですよね。

 私は 越前さんを困らせたくないです。

 越前さんに幸せになってもらいたいので。」


「えっ?」

ノートをとりだしてにこっとわらってみせるはらちゃん。
目には涙も・・。

ノートをひらいてみずからマンガの世界に
もどっていきました。

ノートをひろいあげて泣きだす越前さん。

マンガの世界に戻ったはらちゃんも
涙をながしていました。

「おう! はらちゃん おか…。」

「あっ!

 ただいま マキヒロ あっくん。

 笑いおじさん たまちゃんただいま!」

「あぁ おかえり。」

「ユキ姉 ただいま。」

「あっ。あっ そうだ!

 みんな 歌いましょ。

 みんなで歌いましょう ねぇ?」

「あっ… うん。」

♪〜 世界じゅうの敵に降参さ
♪〜 戦う意思はない
♪〜 世界じゅうの人の幸せを
♪〜 祈ります
♪〜 世界の誰の邪魔もしません
♪〜 静かにしてます
♪〜 世界の中の小さな場所だけ
♪〜 あればいい
♪〜 おかしいですか?
♪〜 人は それぞれ違うでしょ?
♪〜 でしょ でしょ?
♪〜 だから お願いかかわらないで
♪〜 そっとしといてくださいな
♪〜 だから お願いかかわらないで
♪〜 私のことは ほっといて
♪〜 だから お願いかかわらないで
♪〜 そっとしといてくださいな
♪〜 だから お願いかかわらないで
♪〜 私のことは ほっといて


ノートを引き出しにしまう越前さん。

「大好きよ はらちゃん。」

切ない・・・。

会社で仕事にうちこむ越前さん。

ユキ姉はみんなに話します。

「2つあるんだよ。

 私達が死ぬ可能性は。

 1つは 漫画の中で 殺してしまう場合。」


「えっ?」

「もう1つは 

 漫画を描くのをやめてしまう場合。

 つまり 忘れられて死ぬんだよ。」


ユキ姉の言葉にショックをうけるみんな。

越前さんが留守の間に
ノートをとりだすヒロシ。
小銭を拾って、ノートを新聞の上においてしまい
そのあと母がノートごと古紙回収に出してしまいました。




マンガの中のキャラとの恋。
よんだときだけでてきてくれたら
結婚とかできなくても全然オッケーという人は
世の中にたくさんいそうですが
越前さんはそうはしなかった。

越前さんとはらちゃんだけでも切ないのに
紺野さんとマキヒロまで・・。
マキヒロがまた、はらちゃんなみに純粋で
恋する紺野さんもかわいくて
本当になんとかならないものかと思います。
キャラが現実にでてくるっていうだけで
すでにぶっとんだ設定なんだし。

みずからマンガの世界に戻るはらちゃんに
もはや「泣くな。はらちゃん」じゃなく
「泣くな、視聴者」になってました。

はらちゃんと別れたとしても この先
越前さんが誰かと家族をつくっていけるのかなあ。







はらちゃん  長瀬智也
越前さん   麻生久美子
田中くん   丸山隆平
紺野清美   忽那汐里
マキヒロ    賀来賢人
ひろし     菅田将暉
あっくん    清水優
長沼さん    稲川実代子
警官      小松和重
笑いおじさん 甲本雅裕
玉田       光石研
ユキ姉     奥貫薫
秀子      白石加代子
矢口百合子  薬師丸ひろ子








2013.02.23 Saturday 23:23 | comments(0) | trackbacks(10) | 
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泣くな、はらちゃん #06
『家族になりましょ』
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【泣くな、はらちゃん】 第6話 感想
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海辺のかまぼこ工場に薬師丸ひろ子と、麻生久美子と、忽那汐里がお勤めしている。 それがすでにすげええええええありえない、マンガの世界なわけである。 しかし、ひょっとしたら・・・そういう奇跡もありえるかもしれない・・・と思わせるのがドラマなのである。 そう
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 ( ̄□||||!!ギャーーーー!! 漫画ノートが資源回収にーーーー!! 大変だーーーー!はらちゃんたちはどうなちゃうのーー?!  って、予告見たら、全員無事だったから良か ...
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しあわせになってもらいたい------!!はらちゃんの選んだ道は・・・。今回は文字制限のため色変えなしで、読みにくくてすみません(><)漫画の世界で再び生きることになった玉田。...
| ◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ | 2013/02/24 1:54 PM |
ドラマ「泣くな、はらちゃん」 第6話 あらすじ感想「家族になりましょ」
しあわせになってもらいたい------!! はらちゃんの選んだ道は・・・。 漫画の世界で再び生きることになった玉田。 そのおかげで越前さんの心は少しだけ救われたよう。 でも、現実問題、突然の工場長の死去で、工場は大変な事に。 そこで社員で一番古い
| ★☆TB黒衣の貴婦人の徒然日記☆★ | 2013/02/24 1:54 PM |
泣くな、はらちゃん 第6話:家族になりましょ
忘れられて死ぬ・・・ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!! 「大好きよ、はらちゃん・・・」そう言って机の引き出しにノートをしまった越前さん。 漫画を描くのを封印したかのように、工場長代理として仕事を頑張る越前さん。 なので当分の間、引き出しを開ける事も無いと
| あるがまま・・・ | 2013/02/24 2:20 PM |
泣くな、はらちゃん 第6話
工場長のたまちゃん(光石研)が亡くなったので、越前さん(麻生久美子)がかまぼこ工場で工場長代理を任されてしまいます。 責任が重くなりストレスが溜まるばかりの越前さんは、漫画を描いてストレスを解...
| ぷち丸くんの日常日記 | 2013/02/24 7:41 PM |
「泣くな、はらちゃん」第6話 井上鑑さんの切ない音楽
「泣くな、はらちゃん」第6回、見ているこちら側が試されているかのようなドラマ。 展開がゆっくりで台詞がとろっとしていて、かといって、アクティブなはずの、 漫画ノートからキャラクターが出てくる...
| 今日も何かあたらしいドラマ | 2013/02/24 8:24 PM |