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潜入探偵トカゲ 第8話

第8話



トカゲ(松田翔太)と寺島(松岡昌宏)は、二年前、
捜査の途中で何者かに海に沈められ命を落とした
茂手木(豊原功補)の事件を捜査し直す中で、
クモと呼ばれる人物が黒幕と睨み、それぞれが
その正体を探ることに奔走していた。
ある日、クモとの接触を計る寺島は、
待ち合わせの場所に向かう。ところが、
そこにはトカゲの姿が…。




寺島が指定場所にやってくるとトカゲがいました。

「なぜ お前がここにいるんだ」

そのとき寺島に電話。

「寺島さんですね?」

「ええ あなたは?」

「クモと呼ばれている者です」

「あなたは誰ですか一体どこにいるんです?」

「残念ですが今日はお会いできません」

「どういうことですか?」

「仲間も一緒というのは話が違う

 失礼します」

電話は切れてしまいました。

「誰からだ?」

「お前には関係ない

 前にも篠崎のカジノで お前を見た

 何をしてた?」

「あのカジノにも このバーにも

 よく茂手木さんが来てたんだ」

「知ってたのか」

「篠崎は元々茂手木さんの情報屋だった」

「聞かせてくれないか

 2年前 お前と茂手木さんは

 現金輸送車を襲った犯人グループを追った

  だが お前だけが戻り

 茂手木さんは帰らぬ人となった

 捜査情報を流した警察のスパイがいたからだろう

 そのスパイは一体 誰だ?」

「それを探るためにここにいるんだろ?

 俺も あんたも」

篠崎にあう寺島。

「クモを名乗る男から連絡がきました

 篠崎さんの計らいですよね

 教えてもらえませんか?

 クモの正体」

「さあ 私は小田桐さんに連絡しただけですよ」

「小田桐

 小田桐元総理がクモなんですか?」

「ですから 知らないんですよ」

「発信源を調べてみたら

 ホテル アクシアからの電話でした

 小田桐元総理はホテル アクシアにいるんですね?」

「寺島さん 私は何も知らないんですよ」

篠崎は帰ってしまいました。

林の中で遺体発見。
捜査会議。

「発見された遺体は堀井光治氏 40歳

 経済新聞にも連載を持つ有名な株式トレーダーでした。

 死因は鈍器による頭部の打撲

 死亡推定時刻は6月2日18時前後

 その時刻被害者はホテル アクシアに滞在中でした」

「つまりホテルで殺害された後に

 林に運ばれた可能性があると」

「ホテル アクシアは著名人や政財界要人の利用が多く

 利用客のプライバシー厳守が徹底しています。

 支配人の関口は宿泊客の情報や

 監視カメラの映像の提出を拒否するなど捜査に非協力的です

 部屋には被害者の荷物も残されていなかったと語っており

 ホテル内で殺害があったこと自体否定しています」

「支配人が怪しいということですね」

「そこまで非協力的とはね」

山根と岸森。

「わかりました。トカゲくんを潜入させましょう」

「あの 今回は寺島君に任せてみてはいかがでしょう

 いや 私が見たところ何か期するところがあるようで」

「山根君 私の判断が不服ですか?」

「いえ」

「ところで 失踪中の小田桐元総理の調査は進みましたか?」

「それはもう 岸森部長のお役に立てますよう着々と

 あの それと…

 捜査一課長の後任人事についてなんですが

  いや この話はお忙しいようでしたら また今度で」

「働き次第では 考えますよ」

「ありがとうございます」

「今日は 特に

 胃が 痛いッ」

胃薬を飲む山根。

ヤナギ探偵事務所。

「こちらは  パリのホテル アルベージュから

 ホテル アクシアのロビーマネージャーとして

 着任する予定だった大谷豊さんだ」

「じゃ つまりホテルマンとして潜入し

 株式トレーダー殺人事件を解決するのが…」

「そう 今回のトカゲの使命だ

 ちなみに被害者が泊まっていたのは

 20階にある 2005号室ここは著名人が多く利用する

 高級なフロアだ」

「トカゲ 早くやってよ」

「ええ〜 ほんとにやんのか?

 仕方ないな」

ホテルマンに扮するトカゲ。
どんな格好でも似合う。

「ようこそ お越しくださいました

 お荷物をお預かりいたします

あちらに お連れ様がお待ちです どうぞ

 私 ロビーマネージャーの大谷と申します」

「何 私もつきあうの?」

「何かご要望があれば何なりとお申し付けください」

「今晩 カレーとハンバーグが食べたいな」

「ディナーのご要望ですね 承りました」

「私は お刺身で

 黒アワビと伊勢エビ大間のマグロをつけて

 酒は そうだな新潟直送の越乃寒梅」

「欲張りなんですね」

「悪い?」

「デザートには プリンとアイスとケーキもつけて」

「下痢になっちゃいますよ」

香里もやってきました。

「ダメですよ 織部さん お客様にそんな口の利き方は

 ウェルカムドリンクをご用意させていただきました

失礼しま〜す」

「ねえ これ まだ続けるの?」

「どうかな 蒼太君 似合う?どうですか?」

「興味ないですね

 そして それはあなたの役目じゃありませんよ」

ホテル アクシア

「ようこそ。支配人の支配人の関口です」

「パリのホテル アルベージュからまいりました

 大谷と申します」

トカゲがホテルマンのふりをして潜入。

「当ホテルは各界著名人の利用が多く

お客様のプライバシー保護には

 特別な配慮が必要となります」

「存じ上げております」

「それでは 有名なお客様が廊下で抱き合っています

 大谷さんなら どうしますか?」

「もちろん見なかったことにいたします

 もし 他のお客様が近づいていたなら

 さりげなく他の場所へ誘導いたします」

「では お客様が犯罪行為をしています

 どうしますか?」

「まずは 支配人にご報告を入れます」

「合格です では1週間は研修のつもりで

 私についてください」

「はい」

「まもなくサッカー日本代表城山選手のご到着です」

城山をむかえるトカゲ。

「お待ちしておりました 城山様

 お車は私が駐車場まで

 ご同伴の方は 駐車場からエレベーターにお乗りください

 ロビーに雑誌記者がいるかもしれませんので」

「助かるよ」

「さすがホテル アクシアね」

満足そうにうなづく支配人。

エレベーターで案内。

「どうぞ。」

「いや〜 代表戦での城山様のご活躍

 素晴らしかったですね」

「こちらのお部屋をご用意いたしました」

「ありがと」

被害者が泊まっていたの2005号室

「ちょうど内装を新しくしたばかりで

 気持よくお過ごしいただけると思います」

「きれい」

洋子と寺島。

「多くの政財界要人 著名人が利用するホテル アクシアは

 機密情報の宝庫

 クモにとっては格好の餌だ」

「同感です」

「それに槙原が集めてくれた情報によると

 失踪した小田桐元総理も

 ホテル アクシアで目撃されてる

 あれだけの権勢を誇った小田桐元総理なら

 今でも政財界の様々な情報を集める力はあるだろう」

「寺島さんは小田桐がクモだと考えてるんですか?」

「今は まだ探ってるところだ」

ホテル。
城山を見送り。

「ここでいいや。」

「それでは いってらっしゃいませ」

お客を見送ってからトカゲは部屋をチェック。

香里は清掃係で潜入。

「さあ新人さん 次は20階よ」

「有名人の多いVIPフロアなんですよね」

「そうだ これ あなたの分

  客が持って帰ったってことにしてもらっとけばいいのよ」

「助かります」

「あなたは2001から2003号室までお願いね

 私は2005号室から向こうをやってるから」

「2004号室は やらないんですか」

「お客さんから部屋に入るなと言われてんのよ」

「お疲れさまです」

「お疲れさまです」

「加藤さんっていうちょっと変わったお客様で

 作家さんらしくて1週間も連泊してんだけど

 なんかオドオドしてんのよね」

探偵事務所。

「20階の廊下で見つかった血液は

 被害者のものと一致したよ

 でも 部屋からは何の反応もないな

 まあ内装を変えてるんだ 仕方ない」

「殺害の証拠を消すために

 ホテル側が隠蔽工作を行ったってことなら

 犯行現場は2005号室で決まりですかね」

「犯行当日の防犯カメラの記録を調べてみても

  エントランスカメラのデータは消されていた」

「そんな隠蔽工作ができるのは偉い人ですかね」

「例えば 支配人とかな」

「確かに彼の秘密厳守の姿勢は異常だな

 宿泊客で不審な人間はいないのかな」

「そういえば清掃係の村上さんが

 2004号室の加藤さんの挙動が不審だって

 言ってましたね」

「念のため調べといてくれ」

ホテル

「大谷君 ちょっと出てくるんで後を頼むね」

「はい」

清掃員の村上さんに話しかけられるトカゲ。

「ねえねえ。新しく来た

 ロビーマネージャーの大谷さんよね?」

「はい よろしくお願いします」

「聞いたわよ 城山選手の噂

 大変でしょ?スター気取りで威張ってばかりで

 あッ いけね 急がなくちゃ」

トカゲはまた調査。

「今から支配人室へはいる。」

「私も加藤さんの部屋を調べます。」

加藤はホテルに戻ってきたところ。

PCのデータをうつすトカゲ。

2004号室にはいる香里。

「このにおい・・」

「これって・・」

と胃薬を手にしました。
そこへ加藤が帰ってきたので
あわててベッドの下に隠れる香里。

胃薬のビンを落としてそれを拾う男。
香里はなんとかみつからず。
山根が洗面所にはいったすきに
逃げ出す香里。

「加藤さんの正体が分かりました」

「正体?」

「山根係長です」

「山根さん?」

探偵事務所。

「山根君が被害者の隣の部屋に?」

「公務員がVIPフロアに長期の連泊ですよ

 しかも偽名で作家のふりまでして

 まさか事件に関わってるとか」

「うん…で 支配人の部屋はどうだった?」

「支配人のパソコンから政府や企業の機密情報が出た」

「何?」

「ほうこりゃ すごい情報だぞ

 恐らく VIP客のパソコンデータから盗み取ったものだろう」

「それ 重大な犯罪ですよね」

「やり方次第ではとんでもない儲けになるな」

「しかし これだけの情報を扱いこなすのは

 並の人間じゃ無理だぞ

 背後に とんでもない人間が控えてるのかもな」

「クモか」

いつもの店で話す香里たち。

「関口支配人が

 宿泊客の情報を盗んでいたことは事実です

 しかし肝心の殺された株式トレーダーの堀井さんから

 奪ったと思われる情報は見当たりませんでした

 殺人の証拠になると思って消したとも考えられます

 クモが関係してると思われますがどうしましょうか」

「もし クモと直接つながる人物なら

 捕まえても何も話さないだろう

 そのまま泳がせておいてクモとの接触を待とう

 ごめん 氷なしで水一杯くれる?

 まあ 犯人は関口支配人で決まりだね」

「いえ 疑わしい人間は他にもいます」

「へえ2004号室の加藤さんは

 事件のあった夜挙動が不審だったそうです」

「被害者の隣の部屋の客か」

「部屋を調べてみたところどうも胃腸の弱い方らしくて

 胃薬も置いてあったんですよね」

「ふ〜ん そう ごめん ありがとう

 ちょっと僕は」

胃薬を出そうとしてしまいこみ
かえっていく山根。

「お疲れさまです」

「お疲れ」

「山根さんが何か気になるの?」

「加藤という偽名で隣室に泊まっていたのは山根さんでした」

「山根さんが?」

洋子は岸森さんにきいた

「山根君 槙原君寺島君や茂手木君にだって

 スパイだった可能性はある」

という言葉を思い出しました。

「じゃあ 私も今日はこれで」

「槙原さん もう行っちゃうんですか」

「お疲れさま」

「お疲れさまでした」

「気を利かせたつもりかもしれませんよ」

「えッ?」

「香里さんがお守り渡した話僕がしゃべっちゃったんで」

「ちょっと」

「じゃあ 僕も買い物に出ますんで」

「えッ ちょっ…」

寺島と洋子がふたり残されました。

「何 考えてるんですか。」

「うん?ああ ちょっとな」

「私 寺島さんの役に立てることは探っておきますんで

 何でも言ってください」

「君はトカゲの助手だろ」

「でも織部さんも警察からの依頼で捜査しているわけで」

「僕の目的は クモの正体と

 捜査情報をクモに流す警察のスパイをあぶり出すことだ

 トカゲも容疑者の一人なんだよ」

「でも 私は織部さんを信じてますから

 だから寺島さんにも協力できます

 役に立ちたいんです」

「うん」

トカゲも2004号室をチェック。

名刺をみつけPCもチェックすると
新ゲーム機の情報が。

事務所でソイミルガンのシールを
はっているトカゲ。

「何これ新しいゲーム機が出るの?欲しいな これ」

「子供達が待ち望んでた製品らしいですね」

「新製品発表後にはゲーム会社の株価も上がる

 今のうちに買い占めておけば大儲けだな」

「その新製品情報が山根さんのパソコンから

 殺された株式トレーダーのパソコンデータから

 盗み取ったものに間違いないな

  その被害者の名刺も山根さんの部屋から」

「よし 出たぞ山根の部屋の床と花瓶から出た血液が

 被害者のものと一致した

 凶器は花瓶と見て間違いないだろう」

「つまり 山根さんが殺人犯!?」

山根が寺島をつけていました。
寺島は篠崎に電話。

「どうして何度電話しても出てくれないんです?

 カジノバーは閉鎖されてるし

 このバーまで営業終了だなんて」

「だから言ったじゃありませんか寺島さん

 この件を追うのは 私にとっても

 あなたにとっても危険だって」

「篠崎さん どこかで会えませんかね」

「勘弁してください ほんと まずいことになりますよ」

そこに洋子が。

「槙原」

「山根さんをつけてみたらここにたどり着きました

 寺島さんをつけてたんでしょうか」

「山根係長が?

 どうして…」

「思い当たる理由はないんですね?」

「ああ」

「さっきの電話の篠崎さんって誰ですか?」

寺島は答えずにいってしまいました。

山根はホテルの部屋へ戻り
あかりをつけるとトカゲがいてびっくり。

「山根さん」

「トカゲ君か

 そろそろ 来る頃だと思っていたよ」

「何のために ここに泊まっていた?」

「君に言う必要は ないね」

「この部屋の床と花瓶から

 被害者の血痕反応が出た

 被害者から得たとみられる情報や名刺も見つかった」

「私を疑ってるのかな?」

「まあ いろんな意味でね

 山根さん

 あんたはクモと どういう関係だ」

「こっちが聞きたい質問だね それは

 クモは このホテルにいるんじゃないのかな」

「なぜ そう思う」

「怪しい人物が泊まっているらしいから」

「怪しい人物って何だ」

「ああ まだ たどり着いていないのか

 じゃあ この話は終わりだね」

清掃員のロッカールーム。

「サッカー日本代表の城山選手と

 タレントの亜樹奈さんが親密デートねえ」

「有名人って大変ですね」

「贅沢してんだからこれぐらい仕方ないの」

城山の部屋。

「まだロビーに記者がいるようです」

「 じゃ どうやって出りゃいいんだ」

「城山様 どうぞご安心ください」

支配人が案内。
屋上スペースを通り抜けてまた中にはいり
パスワードのいるエレベーターへ。
地下階。

「どうぞ。」

「城山様のお車は後ほど我々が送り届けます」 どうぞ」

「悪かったな」

「いえ」

「さすがホテル アクシアですね

 さっきの逃走用のエレベーターですか?」

「お客様の信頼がうちの命綱ですからね」

「一つ いいですか?」

「うん?」

「あの 2012号室の次が

 2014号室になっていたんですが

 あれは何かあるんですか?」

「ああ 外国のお客様の中には

 13という数字を嫌う人がいますからね

 それで 2013号室はつくらなかったんです」

「なるほど」

客を案内するトカゲ。

「1914号室をお取りしてございます

 ディナーのご予約は承っておりますので

 それでは ごゆっくり」

「ありがとう よろしく」

1913号室の前に立つトカゲ。

探偵事務所。

「ほう〜裏通路への逃走用エレベーターか

 恐らく遺体もここから運び出したんだろうな」

「ますます山根さんが怪しくなりましたよ」

「清掃係の村上さんが山根さんの部屋からこんなものを

 例のゲーム会社の株価チャートです」

「これも殺されたトレーダーから奪ったもんだな」

「俺が見たときには なかった」

19年前。

「透。俺の財布から金がなくなってるんだ」

「えッ?」

「お前がとったんだな?」

「とってないよ」

「ちょっと こっち来い

 新しい漫画買ったのか?」

「えッ?」

「このお菓子はどうした?」

「知らないよ」

「お前が盗んだんだな?」

「僕じゃないよ」

「じゃ これは何だ?」

「僕じゃない!」

「透 ごめんな 分かってる

 父さんが全部 仕掛けたんだ」

「えッ?」

「覚えとけ こういうふうにして無実の人間が

 犯人に仕立て上げられることもあるってこと

 これが 冤罪だ」

「冤罪?」

「そうだ」

回想おわり。

「どうも気に入らない。

 俺の潜入を知ってる山根さんが犯人なら

 わざわざ部屋に証拠を残さないだろ」

「じゃあ 誰かが罪を押し付けようとしたってことですか?」

「その清掃係が怪しいな

 頼みたいことがある」

「はい」

「もちろん柳田さんもだ」

「また私も?」

「柳田さんには 10歳若返ってほしい」

「えッ?」

「えッ?」

ホテル。

「どうぞ。またお待ちしております どうも」

清掃員 村上さんと話す香里。

「孫が重い病気でね まだまだ治療にお金がかかるのよ

 私が頑張んないと大変ですね

 じゃあ 終わったら備品庫に運んどいてね」

「はい」

柳田さんはホテルへいき村上さんに声をかけました。

「すいません」

「はい」

「警視庁の者なんですが

 ちょっとお話よろしいでしょうか」

「はい」

「6月の2日に宿泊していた株式トレーダーの

 堀井さんという方についてなんですが」

「ああ 私は ちょっと 支配人」

支配人がききつけてやってきました。

「失礼ですが 警察の方ですか?」

「ああ」

「以前にもお話ししましたが

 お客様のプライバシーに関することは

 一切お話しいたしかねますので」

「支配人 これは殺人事件の捜査なんですよ
 
 華やかに活躍している一方で

 堀井さんは男手一つで 

 病気のお子さんを育てていました

 ご子息の無念を晴らしてや りたいんです

 せめて 不審な人物の情報くらい

 お聞かせ願えませんか?」

「強いて申し上げますと…

 2004号室の加藤様でしょうか」

「ほう 2004の

 大いに参考にさせていただきます

  けれども 支配人

 プライバシー厳守という割には

 加藤さんのことは簡単に話していただけるんですね」

「ああ いえ…」

村上さんは被害者が病気の子を育てていたときき動揺。

ホテル。

「それではごゆっくりおくつろぎくださいませ

 失礼いたします」

「どうですか 大谷さん

 もうホテル アクシアには慣れましたか?」

「ええただ 気になることが」

「何です?」

「2004号室の加藤様なんですが

 変な行動をしてるなと思って見ていたら

 警察手帳を落としたんです」

「警察手帳?」

「ええ それで お伺いしたところ

 宿泊中に事件が起きたということで
 
 連泊を続けてるとおっしゃるんですよ

 支配人 何があったんですか?」

「ああ いやこれはもう解決済みだから」

支配人もいってしまいました。

香里に寺島から電話。

「驚きました。どうしたんですか 突然」

「ちょっと個人的な話があるんだが 会えないかな」

「個人的な話って…」

「トカゲにも秘密の話だ」

「分かりました すぐ向かいます

 どこに行けばいいですか?」

香里、洗面所で髪をとかし鏡で
おしゃれチェックしてから地下駐車場へ。

「すまない 忙しいところ」

「私は構いませんよ もちろん秘密も守りますし」

「見てもらいたいものがある」

「あッ はい 失礼します」

「ホテル内でその男を見なかったか?」

「この人って まさか…」

「2年前に失踪した 小田桐元総理だ」

「寺島さんがずっと捜してた人物なんですよね」

「僕は…

 この小田桐が クモだと思ってる」

香里が戻るとトカゲが待っていました。

「持ち場を離れてどこへいってた。」

「ちょっとトイレに はいトイレに…」

「トイレに行くのに 香水をつけて髪形を整えるのか?」

「違うんですよ

 別に個人的な秘密の話をしていたわけではなく」

「寺島刑事にもらったのか?」

「えッ?」

「渡せ」

「これは別に…」

写真を奪われました。

「小田桐元総理

 こいつを捜してるのか?」

「ちょっと私には…」

「このホテルにいるのか?」

「そう考えてるみたいです

 私が言ったって言わないでくださいね」

「インカムつけとけ」

小田桐元総理が男たちに囲まれて登場。

「いましたね。」

トカゲがおっていきました。

「どうしました?」

「見逃した」

「部屋に入ったんじゃないですか?」

「いや 2005号室以外は満室だ」

「じゃあ2005号室を張っときましょうか」

「何かあったら すぐ知らせろ」

「はい」

山根は篠崎と電話。

「だから知らないですよ クモなんて人間のことも

 小田桐さんが どこにいるかも」

「忘れたのか 篠崎

  私は君を逮捕できる証拠をつかんでるんだぞ」

「勘弁してくださいよ何か分かったら連絡しますから」

山根に声をかける洋子。

「篠崎って 誰なんですか

「槙原」

部屋に入って話すふたり。

「篠崎は…私のようなもんだよ」

「はあ?」

「まあ ただの安西組の中間管理職ってことかな

 寺島を追っていたら篠崎にたどり着いた」

「山根さんはなぜ寺島さんをつけたんですか?」

「寺島が 茂手木とトカゲに複雑な感情を抱いていたことは

 君も知っているよね?

 茂手木がトカゲを相棒に選んだときの

 寺島の悔しそうな姿を見ていたんだよ 私は」

「寺島さんがどういう人か分かっていれば

 それだけで怪しむのは無理がありますよ

 何か別の思惑があるんですか?」

「思惑?

 君は私を疑っているのかな」

「この状況で ここに泊まっている人のことを

 疑わずにいられません」

「私よりも怪しい人物がこのホテルにいるよ」

孫の写真をながめていた村上さん。
ロッカーに財布をしまって仕事に。
そのあと部屋にはいってきて
そのロッカーに封筒をいれていく支配人。

「ああ 村上くん 私だ。

 ちょっと話があるんだけどね

 10分後に会えないかな

 ああ そう

  じゃあ 2005号室で」

天井でトカゲがきいていました。

「関口支配人が動いた

 村上さんも合流する

 警察の人間にも連絡しとけ」

「でも じゃあ小田桐元総理は どの部屋に?」

「いずれ分かるはずだ」

村上さんが2005号室へはいっていくと
部屋の中には首つり用の縄が。

支配人があらわれ鍵をかけました。

「やあ」

「あれはなんですか?」

「残念だが 加藤さんのせいにはできないようだ

 私か君か どちらか一人

 殺人の罪をかぶるしかない」

「私 裏切りませんでしたよね」

「ああ そうだとも

 あのときも」

あのとき。
データをうつしていた支配人をみたとき。

「見なかったことにしてくれないか

 君の孫の治療費は面倒を見るから」

殺人をおかしたあとも。

「支配人。何かご用ですか?」

死体を発見。

「ええッ…」

「頼む すべてきれいに掃除しといてくれ」


「ここで 堀井さんを殺したときも

 君は 私を助けてくれた」

「なのに私のせいにするんですか?」

「君は 良心の呵責に耐え切れなくなっているんだろ?」

「殺したのは支配人じゃないですか」

「だが 死体を運んで林に捨てたのは君だ

 その処理が甘かったから事件は発覚してしまったんだ」

「家族のためにも もっと頑張れって

 言ってくれたじゃないですか」

「私が捕まって お孫さんの治療費は

 誰が払うんだ うん?」

椅子を用意する支配人。

「さあ 安心して 死んでいいんだよ」

泣きながら縄に首をかける村上さん。
支配人が椅子をひいたときに
トカゲが上からでてきました。

「そこまでだ」

「大谷君」

「堀井さんから奪ったデータやこの部屋の内装工事の発注書を

 村上さんのロッカーに入れたところも見てた

 関口支配人

 このホテルで得た様々な情報を誰に渡してた?

 クモか?」

「クモ? クモって何なんだ」

「本当に知らないのか?」

「知らない」

「じゃあ あの情報は誰に渡した?

 小田桐か いるんだろ?

 ないはずの2013号室に

 あの部屋にはどうやって入るんだ

 言えよ」

ナイフで脅すトカゲ。

篠崎から寺島に電話。

「篠崎です。小田桐元総理の居場所が分かりました

 ホテル アクシア 2013号室

 開け方はメールで送信しておきました

 これですべては帳消しですよね?」

関口とトカゲ。

「わかった・・ 言うよ。

 暗証番号 1104 6022だ」

「おい あんた

 孫のためにも

 死んじゃダメだ」

「大谷君 君は 警察の人間か?」

「潜入探偵だ」

がっくりと肩をおとす支配人。
泣き出す村上さん。

「小田桐の部屋へ行くぞ」

「はい」

銃声がきこえました。

「山根さん 今の銃声は何だ?」

「分からない この壁の向こうから聞こえた」

「これか」

暗証番号をおすと壁がひらき
2013号室があらわれました。

中にはいると小田桐元総理が
撃たれていました。

「小田桐…」

「これ…」

床に落ちていたお守りを拾う香里。

「それ あなたが寺島さんにあげたっていうお守り?」

「はい」

「寺島はこのために部屋を取っていたのか」

「部屋?」

「君にも言っていなかったんだね

 私も このためにホテルの部屋を取った1913号室

 寺島は この真下の部屋を偽名で取っている」

1913号室へ。
PCをチェックするトカゲ。

封筒をみつける山根。

「出ましたね

 宿泊客からの機密情報です」

「こっちも出た 警察の捜査情報を

 誰かに送った形跡がある

 状況だけ見れば

 寺島はクモにつながるスパイだ」

「でも寺島さんはクモの正体を探ってたのよ」

「スパイがクモの正体を知ってるとは限らない」

電話する山根。

「岸森です。」

「小田桐元総理が 殺害されました 容疑者は…

 寺島です」

「寺島君が?」

「緊急配備をお願いします」


岸森さんの机のひきだしには
リボンのかかった箱。

街をはしりまわる寺島に電話。

「クモと呼ばれているものです。」

「お前は誰だ?

小田桐じゃないのか?」

「ご苦労さまでした」




寺島は冤罪にしかみえないけど
あやしいのは篠崎?
一度裏切り者とみせて実はやっぱりあやしくない?
と思わせておいて速攻で電話した山根がやっぱりあやしい?
胃薬常備してるあたりが小物っぽいんだけど
まさか岸森さんてことは・・。

一流ホテルのはずなのに支配人はクズすぎた。



織部透(トカゲ)…松田翔太   
寺島秀司…松岡昌宏
望月香里…蓮佛美沙子  
槙原洋子…ミムラ
槙原聖人…山本涼介
宮間隼人…君嶋麻耶
茂手木蒼太…君野夢真(子役)
織部道男…光石研   
雨宮麻紀…西田尚美
三雲龍介…岩松了
二宮健吾…笠原秀幸   
山根憲二…吹越満
岸森幹雄…遠藤憲一
柳田雅彦…伊東四朗




2013.06.07 Friday 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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