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ガリレオ 第9話「攪乱す(みだす)

第9話「攪乱す(みだす)




 帝都大学の湯川学(福山雅治)と、岸谷美砂(吉高由里子)を通じて
彼に捜査協力を求めている貝塚北署に、『悪魔の手』を名乗る人物
から犯行予告が届く。その人物は、『悪魔の手』を使って人を自在に
葬ることができるとし、警察の手に負えなければT大学のY准教授に
助けてもらえばいい、これはどちらが真の天才科学者かを決める
勝負でもある、と挑発していた。  ほどなく2通目の手紙が届く。
犯人は上田重之(岡本正仁)を転落死させた、と記していた。
美砂によれば、最初の手紙が届いた日、品川のビル建設現場で
建築作業員の上田が転落死したという。そして、湯川に届いた
手紙には、インターネットのアドレスが記載されていた。
それはある映画のサイトで、書き込み欄には「感動のあまり
落ちないようにしないと。品川の建設中のビルより愛を込めて」と
いう投稿があった。書き込まれたのは事件の前日だった。
 湯川は、美砂とともに事件のあった建設現場を訪れる。
だが、事故に見せかけて人を突き落す方法は存在するものの、
犯人がどんな方法を使ったのかはわからなかった。
 一方、栗林宏美(渡辺いっけい)は、友人の物理学者で、
いまはカルチャーセンターなどで講義をしている高藤英治(生瀬勝久)
と一緒に酒を飲む。その時、湯川が『悪魔の手』の事件に関わって
いることを話していた。
 そんな折、20代の男性会社員が電車に接触して死亡するという
事件が起こり…。




「親愛なる 警察の諸君へ

 私は悪魔の手を持つ者である。
 その手を使えば 自在に人を葬ることができる。

 警察には私を止めることはできない。

 悪魔の手は 人間には見えないからである。

 警察は 被害者の死を事故と判断するしかない。

 愚かな君たちは この警告文を悪戯と 決めつけるだろう。

 そこで まずはデモンストレーションを行う」

 それによって 君たちは私の力を 思い知ることになる」

「何だ? それ。」

「犯行声明。」

「いや。 悪魔の手ってお前。 いたずらじゃねえか?」

「自分たちでは手に負えないと 思うなら

 例によって T大学のY准教授に 助けてもらえばいい」

「えっ?」

「「これは どちらが真の天才科学者かを決める勝負でもある。

 では 准教授に よろしく。悪魔の手」

T大学のY准教授。
そこへその湯川から電話。

湯川先生にも手紙が届いたらしい。

そして男性がビルから落下しました。

「差出人は 悪魔の手」

ポストに二通目を投函する犯人。

湯川先生の研究室にやってきた美砂。
湯川先生にも警察にも2通目の手紙が。

「予告どおり 悪魔の手のデモンストレーションを行った。

 上田 重之なる男を転落死させた」

「うちに来たのと同じ内容ですね。」

「実は 最初の手紙が 届いた日に

 上田 重之さんという方が

 転落死されていることが分かりました。」

「上田さんは ガラス窓清掃員で品川の パチンコ店の
 ガラスを清掃中に 転落したんです。

 私たちは その死亡事故との関連を調べていますが

 今のところ まだ何も分かっていません。」

事件のあとに届いたのでいたずらというみかたもあるけど
警察に届いた一通目にはに
湯川先生にも「どっちが 本物の天才科学者か勝負する」
という文章が。

「君のせいだ。」

「えっ?」

新聞記事になっていた湯川先生。

「こんな記事が 出たのは警察の誰かが

 僕のことを週刊誌に 漏らしたからだ。」

「漏らしたのは私じゃありません。」

「僕は 警察に協力しているわけじゃない。

 不可思議な現象の正体が知りたいだけだ。」

「ああ。 知ってます。でも 私じゃないんです。」

「先生は こんな形で マスコミに出るのは 嫌いなんだよ。」

「だから 謝ってんでしょ?」

「いや。 謝ってないよね?」

「ああ。 この記事の件はすいませんでした。

 でも 悪魔の手が これを見て思い付いた いたずらなら

 事件性は ありませんよね?」

「僕に届いた2通目の 手紙の裏を見ろ。」

2通目の手紙にはインターネットの アドレスが
かいてありそのサイトに アクセスすると
「小さな祈り」という映画のサイト。

「こんな 書き込みがあった。

 『私は 3日に 見に行きます。

 感動のあまり落ちないようにしないと。

 品川の パチンコ店より愛をこめて。 窓拭き清掃員』

 これが 書き込まれたのは6月2日。」

「えっ?6月2日!?」

「上田さんが 転落死する前日。

 これを 犯人からの犯行予告と 読めなくもない。」

「悪魔の手は本物ってことですか?」

「何をもってして 本物と言えるかどうかは分かりませんが。

 事件前日に 犯行予告が書き込まれて

  そのとおりに人が死んだとなったら

 もう いたずらとは言えないじゃない。

 湯川先生の 知り合いの科学者で

 そういうことをしそうな人は いますか?」

「誰だ?」

「分からない。僕が知ってるのは彼らの実績だけであって

 人間性についてはほとんど 何も知らない。思い付かない。

 ただ 手紙の差出人が科学者を 名乗るのであれば

 悪魔の手は オカルトではなく何らかの 根拠のある

 科学的な方法である可能性は高い。」

「そうですよね。あっ。 じゃあ科学者の中で

 湯川先生を 嫌いな人は?」

「もちろん いるだろう。 だが僕は そういうのは 気にしない。」

「気にしないんだよな あの人は。」

「湯川先生のことを 知っていて嫌っている人。

 一応 科学者。」

栗林さんを疑いだす美砂。

「ちょっ。 助けてください。 先生!」

「栗林さんに そんな ひどいことができるわけないだろ。」

「先生。」

「栗林さんがそんな ひどいことできるわけないだろ?

 湯川先生にしては 何の根拠もない非論理的な ご意見ですね。」

「お前な!」

「私は 冗談を言っているんじゃないの!

  悪魔の手は 実際に 人を殺してるかもしれないんです。」

「だからといって僕たちを 巻き込まないでくれ。」

「そうだ。 巻き込むな!」

「もう 巻き込まれてるでしょ?

 悪魔の手は 先生に挑戦してるんです。

 先生は もう事件の渦中にいるの。」

「僕に挑戦して何の意味があるんだ?

 犯人ならば警察に挑戦すればいい。

 僕に勝ったところで何の名誉も 得られなければ

 何の賞品も 出ないんだ。」

「そうだ。 出ない 出ない。」

「駄目です!

 先生には絶対に 勝ってもらわないと駄目なんです!

 また 人が死ぬかもしれないんです。」

とまた強引にまきこみました。

窓ふきの男性の落下現場で検証。

誰かに突き落とされたわけではない
建物を揺らすような 衝撃も
突風のようなものがあったという事実もなし。

「まさか 目に見えない力があるとか?」

「目に見えない力ならいくらでも 存在している。

 例えば 磁力。さらには 万有引力。

 こうやって 今 話してる僕と 君との間にも

 引力は 存在してるんだ。
 
 しかし今回 犯人が使った 見えない力は

 その どちらでもない。

 磁力ならば 作業員以外のものが

 落下していないと 不自然だ。

 さらに 引力だとしても。

 仮に ブラックホールのようなものをつくったとしても

 それは 同じことだ。

  実に 面白い。」

脅迫状がまた警察に届きました。

「さて 悪魔の手の存在を証明したところで私から 要求がある。

 警察が 記者会見を開き

 私の存在を広く 世間に知らせることだ。

 ただ そうなれば 悪魔の手をかたる 偽者が現れるだろう。

 偽者を見分ける 方法を教える。

 それが 同封した 乱数表だ。悪魔の手 さ行 G列 96」

「乱数表。」

「これが そのコピーです。」

「なるほど。 暗号の一種か。

 さ行の G列は 96。

 これがあれば 今後の手紙が本物か 偽物か

 君たちはすぐに 判別できる。実に 親切な犯人だ。」

6月7日

踏切の前で止まった自転車の男性が
突然苦しみだし線路の中へ・・。
近くでみて笑う犯人。

カルチャースクール
「生活の中の科学」というタイトルで
講義をする高藤。

数人の老人たちを前に
まともにきいている人も少ない。

そこへやってきた栗林。
ふたりは高藤の家に。

「ピエゾ素子なんて言ったって分かんないよ。 高藤君。

 老人相手なんだからさ。」

「いいんですよ。あんなの どうせ 8,000円ですし。」

「1回で 8,000円!?結構 いいバイトじゃない。」

「バイト? 本職ですよ。」

会社はやめたのだそう。

「僕の研究は 商品化できる見込みはないって。

 どいつも こいつも何にも 分かっちゃいないんだ。」

看護師の奥さんは仕方ないといってくれたそうで
今は夜勤で留守。

「やけになっちゃ 駄目だぜ。高藤君。 フフッ。食っていけない
 
科学者はたくさん いるんだから。」

「世の中どうかしてますよね。だって 栗林さんなんて

  もうとっくに 教授になっててもおかしくないわけでしょ。」

「いやいや。湯川先生がまだ 准教授だからね。」

「相変わらず 警察に協力してるんですか? あの先生。」

「困ったもんだよ。実は 最近もさ悪魔の手とかいうやつから

 挑戦状が 来ちゃって。」

「あ… 悪魔の手?」

「迷惑してんのは僕なんだよね。

 生意気な 小娘刑事から容疑者 呼ばわりされちゃって。」

「湯川先生も 振り回されてんだ。」

「どうかなぁ?

 あの人は ホントは興味ないんじゃないの?

 悪魔の手なんて。」


興味ないという言葉に反応・・。

「えっ?」

「警察だってホントは相手にしてないのかもね。

  犯人は 自分のことを世間に 公表しろとか

 言ってるらしいけど無視してっから。」

「へえー。」

「ハァー。この部屋にはさ 本とか ないの?」

「専門書は そっちの部屋に。」

「ちょっと 見せてよ。」とあけようとした栗林さんを
とめる高藤。

「そっちは 寝室ですから。」

太田川と美砂はここ 数カ月の間に都内で起こった
死亡事故をみなおし。
今まで 事故として処理されたものが悪魔の手の
仕業かもということで再調査。

すっかり酔っ払った栗林さん。
携帯を忘れたのを高藤に渡されました。

栗林さんが帰った後寝室に入る高藤。
壁やふすまにはってある湯川の記事には
ピンが刺してあり
怒りをこめて小さいドライバー?で突き刺す高藤。

美砂はまた湯川のところへ。

「6月7日 夜。石塚 清司という人物が電車にひかれて 死んだ。

 私の 悪魔の手の力だ。

 Y准教授に よろしく。悪魔の手 て行 O列 88」

4日前の 7日、大田区で男性が 電車と接触し死亡。

「踏切で転んで そのまま 電車に。」

「あっ。今度は 転落死じゃない。」

乱数表の数字も合致し本物。
そして回 警察に届いた手紙の裏に アドレスがあり
プロ野球チーム アースリーズの公式サイトの
掲示板に

「今日の試合は ボロ負け。もう 今年の優勝は 絶望。

 あー もう 生きる気力 ゼロ。

 明日 電車に飛び込んじゃうかも。by 2人目のファン」

という投稿あり。

「投稿時間は 6月6日 23時8分。事故の前夜です。」

「またしても 犯行予告が存在していたわけか。」

「亡くなった 石塚さんは秋には 結婚も控えていて

 人生に 悲観するようなことは何もなかったそうです。

 それに 熱烈な サッカーファン。

 悪魔の手の仕業ですよ。」

「悪魔の手は私たちには想像もつかないような 方法で

 高所に 一人でいるベテラン作業員を 転落させ

 自殺する 理由なんてないサラリーマンを

 電車に飛び込ませた。」

「なぜだ?」

「なぜ?」

「なぜ 犯人は ネットを使う?

 身元を悟られる可能性が あるというのに。」

「ああ。 でも 実際には 送信元はまだ 突き止められていません。

 たぶん 海外のサーバーを経由してるんですよ。」

「そんな 面倒なことをしなくても

 犯行予告は 郵便で行えばいい。

 犯行前に 手紙を出し

 犯行後に 届くようにすればその方が

 ずっと 犯人にとっては安全なはずだ。」

そこへ美砂に電話。
悪魔の手がマスコミに声明文を送りつけてきたそうで
警察は大騒ぎ。
警察の記者会見を街頭ビジョンで笑いながらみてる高藤。
同じくニュースをみた湯川。

そして犯人から湯川先生に直接電話。

「もしもし。湯川ですが。」

「さ行 G列 て行 O列 88番。」

「君の目的は 何だ?」

「く行 N列 20番。 ハハハ。」

「用があるなら直接 僕に言えばいい。」

「ね行 F列 61番。」

「それが 科学者を名乗る人間のやることか?」

「う行 P列 17番。ハハハ。」

湯川と美砂。
学校や企業に悪魔の手を名乗る 犯行予告が次々と届いてたいへん

なのだそう。
乱数表の存在を知らないから偽物だとわかるけど
それでも営業を停止する遊園地は 出てきているらしい。

湯川先生が気になるのは、犯人が
予告は ネットで行い犯行声明は手紙で 送りつけること。

「さらに 疑問は事故が起きたのは 7日。

 犯人が 石塚さんを殺したという犯行声明文を

 ポストに 投函したのは 10日。

 つまり 犯行から3日も たっている。

 この間 犯人は 何をしていた?」

「何って。」

「疑問は まだ ある。普通は 犯行予告があって

 犯行声明文が 出てくるのにこれじゃ まったく 逆だ。」

「殺すことにこだわってたからじゃ?

 ああ いや。 さっき先生が言ってた この3日間です。

 実は 石塚さんは意識不明の 重体が続き3日後。

 つまり6月10日に 亡くなったんです。

 それを ニュースで 確認してから

 犯行声明を 出したからじゃ?」

「なるほど。」

「悪魔の手なんて名乗るからには

 犯人は 殺さないと気が済まないんですよ。」

「違う。」

「犯人が コントロールできない何かが存在している。

 少なくとも犯人は 意のままに 事故を起こし

 人を殺せるというのは嘘だということだ。」


自室で過去のことを思い出している高藤。
研究の成果を発表したときに
湯川が発言し欠点を指摘していました。

「湯川。」と今も怒りをおぼえる高藤。

そこへ栗林さんから電話。
また高藤のところに飲みにきて
湯川先生の愚痴もこぼしつつ
高藤も不満をぶちまけました。

「科学者の世界も結局は 運と 政治力でしょ。

 実力は 僕らも 湯川先生も変わりゃしないんだ。」

メディアセンターをのぞく美砂。
一斉にPCに向かう学生たち。

「 何させてるんですか? これ。」

「悪魔の手の痕跡を 捜している。」

「痕跡?」

「犯人は ニュースで被害者の死亡と 名前を確認して

 犯行声明文を送っているとするなら。

 つまり こういうことだ。」

「あっ。 文系の私に分かるように 説明してください。」

「犯人は 犯行予告をネットの掲示板に 書き込み

 翌日 そのとおりに 実行した。

 しかし 必ずしも 全てが成功しているわけではないんだ。」

「うまくいかなかった場合は犯行声明文を 警察には送らず

 犯行予告の存在を知らせることもない。」

「事故を起こせなかったら犯人にとっては 当然 失敗だ。

 しかし 事故を起こせたとしても被害者が 死亡しなかったら

 それも また 失敗なんだ。」

「おそらく 被害者の死亡を確認しないと

 犯人にとっては 何か都合の悪いことが あるんだろう。」

「死亡しなかった 被害者は悪魔の手について

 何かを知っている可能性が あるということだ。」

そして学生がみつけた
さくら学院の堀内まり菜の 応援サイトの書き込み。

「毎日 車で聴いてます。

 明日は 高速を走って銀座に 買い物。

 音楽に 夢中になって事故らないよう

 気をつけないと。2人目のファン」

石塚さんが 亡くなったときの犯行予告と同じハンドルネームだ。

「この書き込みが 悪魔の手による

 犯行が失敗したときのものだったとするなら

 2人目の犠牲者となる 候補者が

 他にも いたということになる。

 岸谷君。 調べてくれ。

 6月5日に 銀座につながる高速道路で起こった事故 全てを。」

「死亡事故 全てを?」

「違う。死亡しなかった事故 全てだ。」

それは事故ではないけど
首都高 5号線の 側道で停車している 乗用車を
通り掛かった パトカーが発見し運転していた
女性を保護したという報告があったそうで
さっそく女性に話をききにいきました。

「はい。道路が 波打ったんです。」

「波打った?」

「ええ。 昔の映像で地震の揺れで 大きな橋が

 波を打つ映像が あったでしょう?」

「ああ。 あんなふうに高速道路が

 波打ったように見えたんですよ 運転してたら。」

「それで?」

「他の車は 普通に走ってて

 これは 目まいだなって気が付きました。」

「目まい?」

「ええ。 それから耳鳴りもして。」

「っていうか 頭の中でものすごい 音が響いて。

 がーんって。 それで 何とか側道に 車を止めたんです。」

「メニエール病の症状に 似ている。」

「病院にも 行きましたが

 何の異常もないって言われました。
 
 どこも悪くないって。」

「目まい。 耳鳴り。道路が 波打った。」

「まずい まずい まずい。あっ。 ちょっと 待って。

 これに 書いて。」

とノートをさしだすものの
湯川は口紅でそこにあった鏡に数式を
かきはじめました。

湯川先生は謎がとけ
美砂は

「消します。」w

特ダネでおぐらさんとLIVE中継で話す湯川先生!

「湯川先生。これは いったいどういうことなんですか?」

「脅迫に 従わなかったとしても

 犯人からの報復を受ける心配は ないということです。」

「今回の事件でわれわれが最も恐れているのは

 そこなんですが。」

「犯人は 特定の場所で

事故を起こすことは できても

 特定の人物を 事故死させることは

できないということです。

 犯行声明文に 書かれてある被害者の名前は

 報道によって 知り得たものです。

つまり 犯人は

 どこの 誰かも分からずに殺害しているんです。

 後から 辻褄だけを合わせてるんです。

 まあ ただの後出しじゃんけんとでも

言いましょうか。

 そして 犯人が使った手段は

単純な 従来科学です。」


「従来科学というのは?」

「昔からあるありふれた 技術ということです。」

「なるほど。かなり 次元の低い事件ということですね?」

テレビをみて湯川にせめられた過去を思い出す高藤。

「高藤さんの研究は一つ 欠点があるのでは?」

「欠点?」

「はい ヘリカルギアだとごく限られた 条件下でしか

 有効に 機能しないのではないでしょうか?」

「条件管理は将来的には困難ではなくなるはずです。

 条件管理が困難でなくなるのであれば

 僕が考案した磁界歯車方式の方が効率的

 かつ経済的だと思います」

「僕は 経済性だけを追求しているわけではありません」

「だとすれば

それは従来科学の域を 出ていないと

 言えるのではないでしょうか?


 もちろん 高藤さんのご研究の全てを

 否定しているわけではありません。

 アプローチ そのものは大変 面白いと思いました。

 どうも ありがとうございます」

茫然とする高藤。

テレビの続き。

「悪魔の手という ネーミングはその犯行に 用いる方法の

 不確実性から くる。そして それを補うための

 誇張された表現でしか ないのでしょう。

 とにかく悪魔の手などというものは存在しません。」

テレビを消す高藤。
リモコンを壁に投げつけました。

湯川のところにきた美砂。

「どうしてあんなこと したんですか?

 勝手に テレビに出て 捜査内容に 関わることを

 メディアに 明かすなんて。
 
 そもそも 湯川先生は

マスコミを嫌がってたじゃないですか?」

「これを 見てくれ。」

「えっ?「磁性物理と」」

「違う。ポイントは ここだ。」

「葉山キャンパス?」

「そこで 実験を行う。」

「実験?」

「テレビでの 僕の発言で

 犯人は プライドを傷つけられたはずだ。

 次は 特定の個人を狙う。つまり 僕を。」


葉山に実験にでかける湯川たち。
栗林さんが運転。
左車線をそのまま走り高藤の車を誘います。
右車線を走る高藤の車。

「死ね!」

とスイッチをいれました。

栗林さんの様子がおかしくなり
ハンドルをとられ危険走行。
栗林さんにヘッドホンをかぶせる湯川。
すると平常に戻りました。

高藤と目があう湯川先生。

「今の 白い ワンボックスカーだ。
 
 ナンバーは 品川 6425。」

まわりにいた車は覆面パトカーで
高藤をおいつめました。
犯人の車の中には大掛かりな装置が。

高藤の取り調べ。

「加藤由美さんとと連絡が取れません。

 あなたの 同居人ですよね?」

「妻です。」

「ハァー。籍は入っていませんよね?

 指輪をしているのもあなただけ。

 加藤 由美さんはどこにいるの?」

「奥多摩の山の中に 埋まってます。」

「えっ?」

「由美は半年前に 殺されました。」

「殺された?あなたが?」

「僕じゃない。

 由美は…。

 僕の妻を 殺したのは湯川 学だ!

 あいつさえ いなけりゃこんなことに ならなかったんだ!」

湯川先生のところへやってきた美砂。
栗林さんはショック。

「高藤英治 47歳。自称 物理学者。

 もともと 東京工業化学大学で物理の講師をしていましたが

 10年前に 退職。

 それから 転職を繰り返し

 今は カルチャーセンターなどで一般人に

 科学の講義をしていますが

 ほぼ 無職といってもいいでしょう。」

「高藤君!」

「高藤が使ったのはロング レンジアコースティック デバイス。

 イラクや アフガンなどの 紛争地域で使われたものと

 同じものでLRADと 呼ばれる非殺傷型の 音響兵器だ。

 23キロヘルツ程度の特殊な超音波を以前 君に見せた

 超指向性のスピーカーで 照射し 

 相手の平衡感覚を狂わせるというものだ。」

「亡くなった人たちは栗林さんと同じ目まいや

  耳鳴りに襲われたってわけね。」

「高藤君。 何で?」

「あっ。でも このヘッドホンで元に戻るっていうのは?」

「これで 微弱な電流を内耳に流し

 栗林さんの 平衡感覚を元に戻したんだ。」

「ああ。 つまり この程度で防げる現象だったってわけ?」

「どうして 高藤君が 湯川先生を?」

「高藤は 取り調べでこう言っています。

 自分は 優秀な物理学者だった。

 でも 10年前に湯川に つぶされたって。」

「つぶされた!?10年前?」

「何かの学会で 画期的な研究成果を 発表したのに

 湯川先生が余計なことを 言ったって。」

「ええー?」

「まったく 覚えていない。

 だいたい そんなことでいちいち 恨まれたら

 こっちの身が持たない。」

「私は 想像できますけどね。

  湯川先生に 煮え湯を飲まされた人間の気持ちは。」

「そもそも なぜ 高藤が今ごろになって

 僕に 復讐しようなどと考えたんだ?」

「理解できない!」

「同棲相手と口論になったそうです。 半年前。

 あなたは 自分の境遇を他人のせいにしか してないって。

 もう 別れるって言われてかっとなって 殺したんです。」

「殺した!?」

「高藤はそれすらも 湯川先生のせいにしてますけどね。

 結局 今回の事件はそれが 引き金になったってわけ。」

「ああ。実に 残念な話だ。」

「ところで 栗林さん。」

「はい。」

「高藤は 栗林さんが湯川先生の助手だと 分かって

 近づいたそうです。」

「えっ!?」

「つまり それは…。」

「そんなことは 知らなかった。」

「栗林さんは 共犯者?」

「違います! 私は 彼に何の協力もしてません!」

「ああ。 それは ホントです。

 高藤も 栗林さんからは有益な情報は

  何も得られなかったって 言ってます。

 ただの愚痴り合いだけだったって。」

どこまでも気の毒な栗林さん。

先生の愚痴を言っていたことまでばれてしまいました。
あんなに先生が好きだと公言してたのに。




今回の犯人、物理学者なのに
物理学者同士の高度な争いには程遠く
逆恨みのうえに中二病みたいなかんじでした。
あの一度の研究発表にケチがついただけで
すべておわりになってしまったんですかね。
そこで粘れないような人だから
湯川先生に言われなくても
同じ結果になったような気もしますが。

あの装置、危険ですが
一般的には手にはいらないのですよね?
 




湯川 学  福山雅治 
岸谷美砂  吉高由里子






2013.06.10 Monday 23:02 | comments(0) | trackbacks(13) | 
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第9章 攪乱す-MIDASU- 公式サイトから 帝都大学の湯川学(福山雅治)と、岸谷美砂(吉高由里子)を通じて彼に捜査協力を求めている貝塚北署に、『悪魔の手』を名乗る人物から犯行予告が届く。その人物は、“悪魔の手”を使って人を自在に葬ることができるとし、警察の
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ドラマ「ガリレオ2」 第9話 あらすじ感...
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【ガリレオ2】第9話視聴率と感想「攪乱す(...
「攪乱す(みだす)」第9話の視聴率は、前回の19.5%より下がって、18.4%でした。第5話に次ぐ低視聴率でした(汗)このところ、少しずつ落ち気味ですが、平均視聴率は20.2%で、まだ20...
| ショコラの日記帳 | 2013/06/12 11:57 AM |
ガリレオ2 第9話
貝塚北署の美砂(吉高由里子)のところと、帝都大学の湯川先生(福山雅治)のところに「悪魔の手」を名乗る人物から手紙が届きます。 それは「悪魔の手」を使って人を自在に葬ることが出来ると言う犯行予告...
| ぷち丸くんの日常日記 | 2013/06/12 3:44 PM |
《ガリレオ2》☆09
『悪魔の手』と名乗る手紙が警察と、湯川に届いた。 その『手』を使えば自在に人が殺せるというものだった。 警察に私を止めることはできない。悪魔の手は人間には見えないからとあった。自分たちで手におえないと思ったら、例によってT大学のY准教授に助けてもらえばい
| まぁ、お茶でも | 2013/06/13 1:08 AM |