<< November 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
amazon
楽天ブックス他
楽天ほか

SUMMER NUDE 第4話

第4話



波奈江の写真を撮る朝日。
波奈江緊張気味で表情も硬い。

「ハァー。 お前さ顔にも 肩にも 力 入り過ぎ。

 もうちょっと 自然にしろよ。」

「自然?」

「俺 思うんだけど。

 服も 場所もいつもどおりの方がいい写真 撮れるんじゃない?」

普段着に着替えていつもの光景をとることに。

かき氷を食べているところや
学校のグラウンドでバットをかまえてみたり。
波奈江かわいい。

海の家にきているあおい。

「夏希さんは いいなぁ。充実してて。」

「若いのに何 言ってんの?

 っていうか まだモデル事務所 決まんないの?」

「全然 駄目ですね。いい男も 全然 見つかんないし。」

「だからって何も動かないのは よくないなぁ。」

「じゃあ ここで雇ってくれます?」

「ここ? いや。ここは他の人 雇う余裕 ないし。

 あっ。 隣は?」

波奈江撮影中。
光の家の魚屋さんなので帰ってきた光にも
「一緒に 写真 撮ろう。」と誘ってもあっさり拒否。

家で波奈江の写真をチェックしていると
孝至がやってきました。

「お前 ノックぐらい しろよ。」

「何 そんな 怒ってんだよ?あっ。 さては

  青少年が見てはいけない DVD 見てたな。」

「見てねえよ。」

「嘘 つくなよ。 直前まで女の裸 見てた顔 してるもの。」

「出禁にするぞ?」

「あっ。 なあ なあ なあ。 今この町 大変なことになってんの気付いてた?」

「大変なこと?」

「いい女が選び放題だってことだよ。」

「勝手に 選んでください。」

「まずは 心の大本命夏希ちゃんだろ。

 躍進 著しい帰国子女の あおいちゃん。

 そんで まあ押さえの押さえで 波奈江。」

「波奈江?」

「いや。 あいつも 薄目。もう 薄目で見るとね

 最近 なかなかカワイイってことに 気付いた。」

「お前 どの面 下げて言ってんだよ?」

「いや。 お前だって 散々 波奈江に興味がないって 言ってたくせに

 何 いまさら いい人ぶってんだよ?」

「それ 昔の話な。」

「ごめん。 今 何つった?」

「だから 昔の話…。」

「えーっ!?」

「うるさいよ!」

「えっ? お前 ついに波奈江に 目覚めたのか?

 決して動くことのなかった
 山がついに 動き始めたんですか?」

「2cmぐらい。」

「2cmも? 今まで 1mmも。

1mmたりとも 動かなかった 山が2cmも 動いたのか?

 お前の気持ちは手に取るように 分かるぞ。

 香澄を諦めて波奈江を目指すってことは

 つまり メジャーリーグを 諦めて草野球チームで

 妥協してもいいのかって 話な。」

「お前 いいかげんにしろよ。」

波奈江、あんなにかわいいのに
草野球チームってことはないでしょ。

勢津子に写真をみせている波奈江。

「あんた いいかげんにしなさいよ。

 写真 もらっただけで満足して どうすんのよ?」

「いや。 満足ってわけじゃないけど。

 これ以上 望んだら 何か 罰が当たるような気がするんだもん。」

「あのね。 朝日はね 

 長い間 香澄っていう おりに閉じこもってた ライオンなの。」

「ライオン?」

「おりの鍵を 開けたのは波奈江かもしれないよ?

 でも 一度 野に放たれたらカワイイ 獲物を求めて

 狩りに 出掛けちゃうわよ?」

「えー? それは 困ります。」

「追い風が吹いてる 今さがんがん 攻めないでどうすんのよ? ねえ?

 鉄は 熱いうちに打てって いうでしょ?」

「熱いうちにねぇ。」

海の家で焼きそばを食べている朝日。

「ねえ? 波奈江の写真やっと 撮ってあげたんだって?

 んで? どうなの?

 波奈江のこと何とも 思ってないわけ?

 じゃあ ちょっとはいいと思った?

 あのさ。 黙ってないでちゃんと しゃべんなさいよ!

「でもね この10年間何とも思ってなかった 女なわけ。」

「ああ。 何も分かってないわ。

 あのね。 何とも思ってなかった期間なんて どうだっていいわけ。

 大事なのは今 どう思ってるかでしょ?」

「これが そんな簡単じゃないんだって。」

「あんたは 難しく 考え過ぎなの。 

 話したくなったら連絡すればいいし会いたくなったら 会う。

 ただ それだけのことでしょ?」

「だからね この10年間会いたくないときも 会ってたし

 話したくないときも話してたんだよ。」

「それって 反抗期の高校生が母親に言う 言葉だよ。」

「それだ。 あいつ もう身内みたいなもんなんだよ。」

「じゃあ もう あれだよ。

 もう2人で 思いっ切り 酔っぱらって寝るしかないわ。」

「よく そんな 品のないことすっと 言えるよね。」

「だって そうでもしなきゃ関係性 変わんないんでしょ?

 それとも 何?

 また 何年も 何十年もかけて

 この恋愛を進めようとでも 思ってるわけ?」

「そうは思ってないけど。」

「ハァ。 あんたに 任せてたら波奈江の寿命が 持たないわ。」

「大丈夫っしょ?あいつ 相当 長生きするから。」

「あーあ。」

「ごちそうさまでした。

幾ら?」

「650円です。」

「はい。 ちょうど。」

「毎度。」

「俺さ。」

「うん?」

「せっちゃんの作るここの焼きそばが

 世界で一番 うまいと 思ってたんだよ。」

「で? 何が言いたいわけ?」

「あんたの 焼きそばのが うまいわ。」

「えっ?」

「これ 絶対 秘密だかんな。じゃあね。」

さらっとこういうことを言ってしまう朝日。

「やった フフ」

夏希嬉しそう。動揺して小銭落とした。

孝至と光。

「なあなあ なあなあなあなあ。

 今 この町 大変なことになってんの 気付いてた?」

「ワカメの 大量発生。」

「バカか?そんなんじゃねえよ。

 ついに 山が動きだしたんだよ。山が。」

「山って?」

「これまで 1mmも波奈江に 興味を示さなかった朝日の心が

 2cmも 動いたって いうんだよ。」

「そのこと 波奈江知ってるんですか?」

「いや。そんなの 時間の問題じゃね?

 だって あいつらの場合 朝日さえ 動きだせば

 成功が約束されてる 2人だろ?

 セイコウって お前。あっちの意味じゃねえぞ。 」

朝日はスマホをとりだし波奈江に電話。
弟とゲームしていた波奈江は朝日からと知って
弟に音を消すよう大騒ぎ。

「もしもし?」

「うん。」

「今 どこ?」

「今? 家にいる。リビング。 アハハ。 あっ。

 えーとね。冷蔵庫の前に 立ってる。」

「そんな細かく聞いてないんだけど。」

「ウフッ。 朝日から電話してくるなんて 珍しいじゃん。

 どうかしたの?」

「いや。港区にいたら 飲みに行こうかなと思って。」

「今から 行く。今から 行こうと思ってたんだよ。

 あと 10分ぐらいで 行く。」

「そんな無理しなくていいんだけど。」
[
「いや。 無理なんか してないよ。本当に 行こうと思ってたんだもん。」

「いや。 別に 俺も どうしても飲みたいってわけじゃないからさ。」

「ああ。 そっか。」

「また 誘うよ。」

「ホント?」

「うん。 また 連絡する。」

「分かった。 じゃあね。」

波奈江嬉しそう。

『香澄と出会ってから 4年がたとうとしていた。

 どんなに 忘れようと思っても

 忘れられなかった 香澄を

 こんなにも 遠くに感じたのは初めてだった。

 それが ずっと そばに居続けてくれた

 波奈江という存在によるものなのか?』


朝日にとってもらった写真を眺めている波奈江。
会計をつけている夏希。

『それとも 力強く背中を押してくれた

 夏希によるものなのか?

 まだ このときは分からないでいた』


砂浜に寝そべって夏希とあおいを眺める孝至。
あおいもとなりのお店でバイトをはじめました。

写真館では家族写真を頼むお客さん。

「実は 海で 写真を撮っていただきたいんですけど。

 そういったお願いの方は?」

「ああ。もちろん 構いませんよ。おーい。 朝日君。 お客さん」

子どもは雄大くん。

「この子 海に連れてくるの今回が 初めてなんです。」

「あっ。 そうなんですか。じゃあ 責任重大だね。」

海の家でご飯を食べる孝至。
あいかわらず適当にあしらわれてる。

「俺 夏希ちゃんに 前からずっと

 言いたかったことがあるんだけどさ。」

「えっ? 何ですか?」

「どうして 俺と話すときだけ敬語になるの?

 朝日にも 波奈江にも光にだって タメ口なのに俺だけ 敬語?

 俺の周りに 何か 頑丈な バリケード張られてる気分って いうの?」

「えっ? そうでしたっけ?

 すいません。 そんなつもり全然 なかったんです。

 ごめんなさい。」

「ほら。 今 敬語。

4回も 敬語じゃん? ハァ。何だろ?

 こっちが どんだけ近づこうって 頑張ってみてもさ

 敬語 一言 言われるたんびに 1mずつ 後ろに

 すっ すって下げられてるような気分になるわけさ。」

「ああ。 ごめんなさい。 あの。これから 気を付けますんで。」

「いつかタメ口になってくれる日を心待ちにしてるからさ。」

「頑張ります。

 あっ。 そういえば昨日 あいつと会った?」

「えー!? このタイミングでいきなりの タメ口ですか?」

「フフッ。 だってタメ口が いいんでしょ?」

「まあ 念願の夢をかなえていただきまして

ありがとうございます!」

「そっちが 敬語で どうすんのよ?」

恋には発展しそうにない。

賢二の店にきている光と波奈江。

「最近 光 よく 店に来るな。」

「バイト なくなったんで。」

「えっ? バイト 辞めたの!?」

「あの店 つぶれるんだ。」

「えっ!?」

「朝日の延滞料金で持ってるって 噂は本当だったんだ。」

「そんなわけ ないでしょ。」

「んで?辞めて どうすんだよ?

 次の仕事 探してまた 今までどおりか?」

「うーん。まだ 決めてません。」

「光。 夏なんだしさ どうせだったら お前

 仕事なんかしないで 恋をしろ 恋を。」

「確かに。 光は あまりにも女っ気 なさ過ぎだよね。」

「お前に言われたくないけどね。」

「一緒にしないでくれる?だって 私はさ

 今 結構 いい感じっていうの?ねえ?」

「っつっても お前 別に進展はしてないだろ? 何も。」

「だから これから 頑張るんだもん。」

「それ 先週も聞いたけどね。」

「光は どうして 人のテンション下げるようなこと 言うかなぁ?

 トイレ 行ってくる。」

「光。夏が 誰にでも あつい季節だと思ったら 大間違いだぞ。

 じっとしてるやつには冷たい季節だ。 覚えとけ。」

「いつまでも じっとしてるって思ったら

大間違いですよ。」


「あれ? ああ。 いいね。熱いじゃん。」

浜辺にきた春夫は写真館にあった写真の
あおいを発見しそちらの海の家へにはいり
あおいから誘われますがそこを清子に
目撃され・・・。

砂浜で撮影する朝日。

オムライスを食べたいという雄太のために
夏希にビールおごる約束をしてつくってもらいました。

「はーい お待たせしました〜。

 子供向けじゃない オムライスです。」

「うわー。 おいしそうだな。」

「そんなの 食べてみないと分かんないし。」

「そんなこと 言っちゃ駄目でしょ?」

「いただきます」

「うまいっしょ?」

「うーん。 まあまあかな。」

「えっ?」

「せっかく作っていただいたのに申し訳ありません。

 この子にとってはまあまあっていうのが

 最上級の 褒め言葉なんです。

 駄目なものは手も付けませんから。 すいません。」

ほんとにおいしそうに食べている雄太。

「実は あの子 大きい手術を 控えてるんです。」

「えっ?そうなんですか?」

「成功が 100% 保証された手術じゃないもので

 どんな結果になろうと 

 少しでも いい思い出を残してあげたいと 思いまして。

 ただ 海に入らせてあげられないのがかわいそうなんですけど。

 雄太! 走っちゃ 駄目でしょ!」

「分かってるよ。

 朝日も 夏希も 何してんの?早く 手伝ってよ。」

いっしょに砂で遊びながらも海に入りたそうな雄太。

「雄太。海での楽しみ方は海に入るだけじゃないぞ。」

「えっ? そうなの?」

「俺が 海に入るより もっと楽しいこと 教えてやるよ。

 ヤバいやつ。」

夜。

「と、宣言してしまいまして 

 皆さんにお力を貸していただけないかなと。」

「ホント 調子だけは いいんですね。」

「つまり いいカッコして名乗り出てみたものの

 プランは 何もないってことだな?」

「でも 何とかしてやりたいと思ったんだから

しょうがねえじゃん。

 せっかく この町に来たんだから

また 来たいと思ってもらいたいし。」

「みんなもさ朝日の心意気に 応えて何か 協力してあげたら?

 光は 何か 知ってんじゃないの?」

「日陰で 読書か日なたで 読書。」

「えー?」

「お前 この夏 一番無意味な発言 したな。」

「俺に 聞く方が 悪いでしょ?」

みんなが今まで遊んだ花火、バーベキュー、スイカ割り、
落とし穴。、ビーチバレー、ビーチサッカー、 ビーチ野球。
あと ビーチ眼鏡捜し。
そこから夏希の指輪の話になったけどもう平気そう。

波奈江の家でジャグジーをかりた夏希。

「しかしさ宿題なんて 何年ぶりだろうね?」

「まあ 大丈夫だよ。

 言い出しっぺの 朝日が何かしら 思い付くと思うからさ。」

「でも 何か うらやましいな。」

「 あんなにも 思い出の詰まったさ 場所と 仲間がいて。」

「まあ 仲間っていうか。

 私が ただ 朝日のそばにいたかっただけなんだけどね。」

「っていうかさ あの人最近 吹っ切れた感じ しない?」

「あれ? そう?」

「うん。 波奈江が10年 ほれてきた理由が

 ちょっと 分かった気がする。」

「えっ? ちょっと 勘弁してよ?

 夏希と ライバル関係になるのだけは ごめんだからね。」

「バッカじゃないの?私はね

 波奈江の助っ人外国人に 徹するんです。フフフ。」

そこへ朝日から電話で足をバタバタさせてかわいい波奈江。

「道具がさお前んちの物置に 入ってると思うんだよね。」

「知り合い 集めてさ4対4で やったの 覚えてない?」

「思い出した!」

翌日。
水鉄砲を手に2チームにわかれました。

「水鉄砲を使って 敵の陣地にあるペットボトルを

 先に発射させた方が 勝ち。

 水で 的を射抜くと発射するようになってるから。」

麻美をみて孝至また反応。

「この町の 女偏差値どうなってんだよ!」

かわいい子ばっかり!

「隊長。 われわれはどうすればいいでしょうか?」

「的は 俺が守るからみんなは 攻撃に集中してくれ。」

「了解。よーし。 雄太のためにも絶対 勝つぞ!」

「おおー!」

春男にほら貝を渡す孝至。

「え?」

うなづく孝至。

ホラ貝の音で戦闘開始!

雄太も楽しそう!!
やっぱり自分も攻めたいと言う雄太を
母がとめますが朝日がひきうけました。

「いいか いくぞ!」

朝日が雄太を肩車して攻めにいき雄太楽しそう!
ロケット花火も打ち上げました。

仲のいい波奈江と朝日をみている夏希。

写真ができあがりました。

「いい写真ですね。」

「うん。」

「でしょう?これね ことしの彼のね

ベストショットかもしれない。」

帰ろうといわれた雄太は

「今日は朝日と一緒に 寝るの!」

とわがまま。
また今度といわれても

「今度なんて本当に あんのかよ!?」

と言われると返す言葉がない両親。
朝日はこころよく受け入れました。

光と帰る波奈江。

「雄太 楽しそうで よかったね。」

「お前の方がはしゃいでるように 見えたけど?」

「アハハ。これまで 朝日が やろうって言いだした 遊びって

 一度も 外したことないよね。

 何か 私たちってさ10年後もこうやって

 同じようなことやって 遊んでんだろうね。

 どうしたの?」

「レンタルビデオ屋がつぶれるってあれ 嘘なんだ。」

「はあ?どうして そんな 嘘 つくの?

 じゃあ バイトは?辞めてないの?」

「辞めた。」

「どうして?分かった。

  毎週延滞料金 払いに来てた 朝日が来なくなって

 寂しくなったからだ。」

「お前だよ。」

「えっ?」

「毎日 来てた お前が

来なくなったからに決まってんだろ。

 もうさ…。

 あいつのこと 追い掛けんのやめてくんないかな?

 俺…。

 お前のこと 好きだから。」


「嘘でしょ?

 光は ずっと 私のことなんてバカにしてると 思ってたよ?」

「そんなわけ ないだろ。」

「だって 光は 頭 いいしさ冷静だしさ。

 私みたいな女一番 興味ないと 思ってたよ。

 だから そんなふうに思ってくれてるなんて

 全然 気付かなかった。

 ありがとう。」

「何だよ?

何だよ? ありがとうって。」

「ごめんなさい。」

と帰っていく波奈江。

夏希と賢二。
勢津子がそろそろ青山に復帰できそうだけど
できたらこのまま夏希に残ってもらいたいと申し出ました。

「もう これ以上引き留める

権利なんかないことは 重々 分かってる。」

「いや そんな。 すっごい 楽しく働かせていただいてます。」

「もう少し この町に残ってもいいかなと思ってもらえたら

 うれしいんだけどね。

 まあ ゆっくり考えといてくれないかな?」

夏希に朝日から電話があり
でてみると雄太でした。

「出前 頼みたいんだけど。」

朝日の家にきてオムライスを作ってくれた夏希。

「何度 食っても うまいだろ?」

「うん。 まあまあ。」

「フフフ。はい。 お待たせしました。」

朝日に焼きそばも。

「どう? まあまあでしょ?」

「うん。 まあまあ。」

「ちょっ ちょっ ちょっ…。」

「うん。 まあまあ。痛い。」

「あんたは 素直に おいしいって言いなさいよね。加減。」

みんなとうつった写真をみつめる波奈江。
朝日に電話をかけますが朝日は気づかず。

帰ろうとする夏希の手を握る雄太。

「お願い。 帰らないで。

俺 怖いんだ。 手術。

怖くて 怖くて 仕方ないんだ。」

「そりゃ 怖いよな。

俺なんてさ 雄太と同じぐらいのときは

 注射だけでも ビビってたし。

 今だって 歯医者 行くだけでもすげえ 緊張するしさ。

 だから 俺 分かるんだ。

 怖いことに 勇敢に立ち向かってる人は

 ただ それだけでカッコイイってことがさ。

雄太さ 英語で 勇敢ってどうやって 書くか 知ってる?」

「フッ。 それって 勇敢じゃなくてYOU CANでしょ?」

「YOU CANって どういう意味?」

「あのね。 君なら できる。」

「そう。 だから

 雄太が勇敢に 立ち向かえば不可能なんてないの。

 人は 勇敢であるかぎり

YOU CANである。」


「何だ? その駄じゃれ。」

「レベルの低い 駄じゃれだね。」

「そうですね。」

「次 会うときまでに駄じゃれのレベル 上げとくから。」

「駄じゃれのレベル上げられてもねぇ?」

「ねえ?変な人だね。」

「でも いいこと 言ったよね。YOU CAN 覚えた?」

「覚えた。何ていうの?」

「YOU CAN。」

「イエス。」

眠った雄太。
絵日記に

「いままでたべたオムライスで

 1ばんおいしかったです」

とかいてあるのを夏希にみせる朝日。

川の字で寝る3人。

「やっぱ 俺の選択は間違ってなかったわ。」

「うん?」

「あなたを この町に 呼んだこと。

 いや。 ホントに来てくれて

よかったと思ってる。」


「ふーん。 オムライスと焼きそば 作ったぐらいで

 そんなに 褒めてもらえるんだ。」

「今日のことだけじゃなくてさ。

看板の人のこと。

 あなたが いなかったらずっと

引きずってたと思うし。」


「いや。 それは どうかな?」

「もう 大丈夫だから。」

「ホント?」

「いや。 ホントに。」

「ふーん。

 まあ 私も この町に来てよかったなぁって 思ってるよ。」

「そう?」

「おやすみなさーい。フフッ。」

「おやすみ。」

翌日。
雄太の見送りに波奈江もきました。
朝日はまだ。

「朝日は?」

「ああ。 昨日の夜も電話したんだけど出なかったんだよね。」

「えっ? 今日の朝まで俺たち 一緒だったよね?」

と夏希もとまったことを話す雄太。

「あっ。 うん。 うん。」

「えっ?」

「あのさ。 昨日の夜に雄太に 呼び出されて
 
 オムライス 作らされたんだよ。」

「ああ。それで 朝日の家に朝まで いたんだ?」

「そうそう そうそう。」

「俺たち 3人で 寝たんだよ。」

「いや。 別に 何もないよ。

何もないからね。 何もないって。」


「いや。

そんなとこ疑うわけないじゃん。

 信頼してる助っ人外国人なんだから。」


「でしょ?アハハ。」

そこへ朝日が自転車で到着。

「ごめん。 遅くなって。」

「もう 来ないかと思ってたよ。

 雄太に 渡すもん あってさ。はい。」

神社のおみくじ。

「うわっ! 何? これ。大大吉だって。 こんなん あんの?」

「いや。 私 ここの神社よく知ってるけど 初めて 見たよ。」

「うわー。すごっ。」

「大大吉って 何?」

「大吉の 何倍も幸運が訪れる おみくじ。」

「あっ。 見て ここ。病は 全て よくなり

 心身ともに 健康にだって。よかったじゃん。」

「ここの おみくじさ

すげえ効果 あるって 有名なんだよ。

 だから これをお守り代わりに 持っとけば

 絶対 手術 うまくいくから。」


「ありがとう。」

雄太はバスで帰っていきました。
夏希も仕込みがあるので帰る事に。

波奈江と朝日がふたりに。

「なあ?」

「うん?」

「お前にも お土産。」

とおみくじをわたしました。

「何? これ。大吉 5本で大大吉

 1本分の幸運が 訪れるでしょ。」

「何? それ。聞いたことないよ。」

「だって 銀のエンゼル 5枚で

金のエンゼル 1枚分じゃん。」

「あのね。 そもそもおみくじっていうのは

 一人 1回しか引いちゃいけないんだよ?」

「だから ちゃんとおみくじ 引くたびに1回 神社 出て

 新鮮な気持ちで 引き直したから。」

「嘘でしょ!?

あの石段 いちいち上ったり 下りたりしたの?」

「途中で 心 折れそうだったけどね。」

朝日、いいやつ・・。

「雄太 すっごいうれしそうだったね。」

バスの中でえにっきノートをひらくと

「来年 また一緒に

ロケット花火打ち上げてやろうぜ」


と写真の裏にメッセージが書いてありました。
水鉄砲を抱えている雄太の写真。

「いい写真ね」

「まあまあかな」

雄太、ごきげん。

朝日と波奈江。

「ねえ ねえ ねえ。 ここ 見て。恋愛んとこ。

古い縁を 大事にせよって書いてる。」

「俺のは 新しい出会いに良縁 ありって 書いてあったな。」

「あっ! これ 見て。 ほら。

 近くに 運命の人 ありって書いてる。」

「俺の おみくじには 遠方に縁 ありって 書いてあったな。」

意地悪・・。

「何 ふてくされてんだよ?」

「だって こんなの全然 大吉じゃないもん。」

「あのさ。」

「うん?」

「お前に頼みたいことがあるんだけど。」

「ああ。もう どうせ あれでしょ?

 先に帰れとか 黙ってろとか言うんでしょ?」

「一緒に ついてきてほしいところがあるんだ。」

浜辺に座っている光に声をかけるあおい。

「何たそがれてるんですか。

 今から飲みに行きませんか?

 私 この前思ったんですけど。

 光さんは 眼鏡 外した方が絶対 カッコイイですよ。」

メガネをはずすあおい。

「ほら。絶対 こっちの方がいい。」

光、いきなりあおいを抱きしめました。

「えっ?」

看板のところにやってきた朝日。

「頼みって 何?」

「親父さんにあの看板
 
 外してくれってお願いしてほしいんだ。」


「えっ?いいの?」

「うん。」

「本当に いいの?」

「俺には もう必要ないもんだからさ。」

朝日に抱きつく波奈江。

看板の中の香澄。

一人考え込んでいる夏希。

朝日も遠慮がちに背中に手をまわし
抱きしめかえしてくれますますしっかり抱きつく波奈江。




光が熱い男になったのに失恋・・。
でもちゃんと正面からむきあってくれる
波奈江はいいよね。
しっかりごめんなさいってことわってるし。
でもそのもやもやであおいに手出していいの?

夏希もなんだかもやもやしてるみたいだけど
助っ人外人なのにだんだん朝日に魅かれてるとか。
まだ今なら町からでていくくらいでおわりそうだけど。

朝日も香澄を忘れる気になったのはいいけど
いまいち波奈江を好きになろうとがんばってるようにしか。
ずっとつきあう覚悟もないのに受け入れて
やっぱダメだったじゃかわいそうすぎるから!




三厨朝日: 山下智久 
千代原夏希: 香里奈 
谷山波奈江: 戸田恵梨香 
矢井野孝至: 勝地涼 
桐畑光: 窪田正孝 
谷山駿: 佐藤勝利(Sexy Zone)
堀切あおい: 山本美月 
米田春夫: 千葉雄大 
石狩清子: 橋本奈々未(乃木坂46) 
一瀬麻美: 中条あやみ  
一倉香澄: 長澤まさみ  
下嶋勢津子: 板谷由夏 
下嶋賢二: 高橋克典




2013.07.30 Tuesday 08:23 | comments(0) | trackbacks(6) | 
<< 宇宙戦艦ヤマト2199  第17話 「記憶の森から」 | main | ガラスの仮面ですが Z 第14話(最終話)「ODEN」 >>









SUMMER NUDE (第4話・7/29) 感想
フジ・『SUMMER NUDE』(公式) 第4話『好きになってるじゃん、私』の感想。 別のドラマになって再起動か! この馬鹿馬鹿しさと能天気との紙一重の明るさと乗りの良さ、トントン拍子の...
| ディレクターの目線blog@FC2 | 2013/07/30 9:27 AM |
半沢直樹三話&SUMMER NUDE四話感想
■半沢直樹三話 上戸彩の妻っぷりがよい。あれは元気でるよな。。 しかし、かなり面白いけど、国税監査とか裁量臨店とか、監査シーンが多いな。しかもここぞとばかり悪い奴ばかり出てくるドラマも最近では珍しいよ(笑)しかも同じ会社内でな(苦笑)
| NelsonTouchBlog | 2013/07/30 9:51 AM |
SUMMER NUDE 第4話:好きになってるじゃん、私
看板撤去!?&#65533;ヾ( ̄0 ̄;ノ オーット! 朝日が凄い勢いで未練を断ち切ってるぞ! 波奈江に対する態度もめっちゃ優しい・・・だけど、あのおみじく! 朝日の方は、夏希との縁が・・・そして波奈江は光との縁を示してるんじゃ・・・ その光!バイト辞めちゃう
| あるがまま・・・ | 2013/07/30 10:02 AM |
SUMMER NUDE #04
『好きになってるじゃん、私』
| ぐ〜たらにっき | 2013/07/30 12:36 PM |
SUMMER NUDE「好きになってるじゃん、私」
やっとこさ、朝日(山下智久)が未練の海から浮上。夏物語が始まりましたね。 (先週までは、じれじれのあまり、梅雨物語みたいで、リタイア寸前だった (^^;)) ついに、波奈江(戸田恵梨香)の写真を撮ってあげることができたし、お客さんとしてやってきたファミリ
| のほほん便り | 2013/07/30 2:13 PM |
SUMMER NUDE 第4話
朝日(山下智久)はやっと波奈江(戸田恵梨香)の写真を撮ることが出来るようになりました。 気取る波奈江に、朝日は普段通りで良いと言って、波奈江を撮りまくり。 光(窪田正孝)の家の売り物の魚と一...
| ぷち丸くんの日常日記 | 2013/07/30 2:22 PM |